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あなたがくれた、たくさんの「初めて」
「約束」が凄〜く好きなので、関連作品のこちらも読んでみる事にしたんだけど、途中からほぼ流し読み状態に…
というのも、まんま少女漫画なんですよ。
受けは男だけど、ヒロインといったほうがしっくりくる。
ノロマだけど頑張り屋さん☆で周囲からは何かと手助けされる愛されキャラ。
おまけに何かとやたら泣く。
で、お相手は、アイツだけは絶対にやめとけ!と言われる生徒会副会長。
そんな彼に一目惚れして、身近にいたいが為に、生徒会のお手伝いをする事になるも、彼は何かと受けに辛くあたり……
この攻めときたら、とても高校生には思えない貫禄で、そこが一昔前って感じ。
おまけに吐く言葉、吐く言葉、きっっっっい。
心にグサっどころか、ミジン切りになるレベル。
受けがキモい先輩に触られてフリーズ状態なのを見て、他の生徒にも聞こえるように
「ここは場末の盛り場じゃない」
とか、
「事務処理より男とイチャつくほうがよっぽど得意に見える」
だの
「ここへは男漁りに来てるのか?」
だの受けにだけ非があるように責める。
お約束のようなキモい先輩からのレイプ展開があり、傷だらけ&制服ボロボロで茫然自失の受けを攻めは抱こうとするんだけど(そこも酷い)、抵抗しない受けの様子に
「あの男の前でも、こんな風にされるがままだったんじゃないか?」
と、からかう。
この瞬間、攻めの舌を引っこ抜きたくなりました。
「大丈夫か?怖かっただろ」みたいな優しい言葉一つかけられないくせに、口を開けばそれ??
未遂とはいえ、レイプの被害者にかける言葉じゃないよね。
無神経すぎる……
「しゅみじゃない」にしようか迷いましたが、10年前の作品を、今の感覚で評価するのは酷かなとも思うので、中立です。
クールで辛辣な攻めに小さくて可愛くて少女のような受けの学園ものでした。寮のある閉鎖された学園内のお話は好きですが、そこまで寮ものという感じはしなかったかも。
王道・寮もの・健気な主人公も好きな設定ですが、それを差し引いても読み始めてからどうにも自分には合わない…と思いました。
ストーリーは割愛しますが、合わないと思った理由は分析したら色々あると思います。
主人公のは攻めに一目惚れするのですが、攻めの態度は最初はかなり厳しいです。意地悪と言ってもいいくらい。この意地悪さがどこから来るのか少々不明でした。主人公は慣れない生徒会業務のお手伝いをけっこう頑張ってると思ったので、何をしても意地悪な言葉を吐かれると何がそんなに気に入らないのか不思議で不思議で…
「かっこいい攻め」像からは程遠く「性格がよくない攻め」だなぁという印象でした。
それと、攻めの意地悪な台詞なのですが、いくらなんでも高校生らしくないような。
「ここは場末の盛り場じゃない」とか、「生徒会に男あさりに来てる」とか。(「場末の盛り場」って学生があんまりぱっと浮かばない台詞だと思うのですが^^;)
生徒会がもちろんゲイだらけ…ってわけではないと思うので、何だか不自然な台詞なぁと。
それでも受けが本当は好きなのですよね。この、「本当は好き」「いつの間にか好き」「いつの間にか気になる」という感情が都合がよく、心情変化が分かりにくかったように思います。
もう一つ、主人公が他の男性に襲われ、攻めが助けてくれるシーンがありますが、「お前が一人になったら何が起こるか自覚しろ」とか「襲われてきましたみたいな格好で寮を徘徊したらまた同じ目に遭う」などという攻め台詞があるんですが…いくら男子校だとしても「一人になったら即襲われる子」というのもちょっと古い印象が…。
王道は良いのですが、ちょっと始終チープな感じが否めませんでした。
イラストはとても可愛らしくて素敵だったと思います。
完璧な姫の受と完璧な王子様の攻が学園&学生寮という閉じた世界で恋に落ちるというだけのお話でした。周囲の登場人物が多彩で、サイドストーリー的なものが存在しそうな雰囲気は楽しかったです。
2009年の作品か~。女の子に置き換えても違和感がない受って、読んでいるとBL作品と思えなくて途中でしんどくなっちゃうんですよね…。
物語が破綻しているということはないので、二人の設定自体が好きな方は楽しめると思います。
ネタバレなしで、書きます。
『左隣にいる人』が良かったですし、寮物大好きなので読んでみたのですが…
うーん…
受けは名門・鷹ノ峰学園へ入学した寮生の彼方。
チマチマしたいかにも男受けしてしまう容姿を持つ、一途な少年。
攻めの寒河江は、生徒会副会長と同時に寮長も努める高校二年。
口も態度も横柄で皆に恐れられています。
彼方が寒河江に入学直後、桜の中で一目惚れして、その時はふられるも結局……という。
あまりに内容が薄くないでしょうか(汗
一応ふたりを接近させるべく強度なセクハラ事件があったりはするのですが、同様な事件が起こる他作品に比べてなにかご都合主義な感じで、空々しいです。
主人公の設定もあまりに『彼方は良い子で寮生の中でもアイドル的』という架空すぎ、現実味薄すぎキャラで、言葉が悪くて申し訳ないのですがわざとらしい。
昔のBLは『やおい』というように、『山なし落ちなし意味なし』が多数ありましたが、今はえっちだけでない読ませる作品が多いため、もっと王道と言えどひねりやキャラ設定の工夫が欲しかったです。