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表題作きっと欲張りな瞳

久藤航 養子の兄・写真家(25歳)
久藤亮輔 弟・高校生(17歳)

その他の収録作品

  • キスより言葉より
  • あとがき(きたざわ尋子)
  • あとがき(赤坂RAM)

あらすじ

ある日、高校生の久藤亮輔の家に義兄の航から絵ハガキが届く。5年前に家を出てから国際的なカメラマンとして成功した航が帰国したという。亮輔は血の繋がっていない8歳上の兄との再会を待ちわびるが、なかなか叶わない。そんなある日、友人たちと来た鎌倉で航に似た人物を見掛けた亮輔は…。湘南の潮風の中で育まれる、マリンラブストーリー。

作品情報

作品名
きっと欲張りな瞳
著者
きたざわ尋子 
イラスト
赤坂RAM 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592870401
3.2

(4)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
13
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

義兄弟の再会もの。

もう15年も前の作品なんですね。

でも、そういう意味では(そこまで)古さは感じません。やっぱり『きたざわさん』でした。

年の差(年上攻)・義兄弟ものです。

5年前に家を出て、カメラマンとして世界を放浪する養子である兄・航(攻)と、そんな兄を慕う弟・亮輔(受)が再会。

実は、航が家を出たのも亮輔への『弟へ』ではない気持ちからで・・・

イヤもう、年の差のある(義)兄弟ものとしてはまさに王道でしょうか。
お互い想い合っていることも、読み手にはもう丸わかりなわけですが、それはもういいんです。

航が、これは執着攻なんでしょうね。
でも、その度合いも行き過ぎてないというか、(個人的に『病んでる執着』が苦手なので)読んでてイヤな気分になるというわけでもない。『執着』より『メロメロ・溺愛』というイメージかも。
あっさり気味ですが、その分安心して読めます。

とにかく、すべてにおいて『きたざわさんの王道』だな~って感じでした。ありがちなお約束で先読みできますが、安定感もすごいです。

そして、古いからか(?)きたざわさんにしては攻キャラクターがわりと普通のいい男です。『大人げない(幼稚な)俺様』でも『強引・傲慢』でもない。『セレブ』でもないけど、有名カメラマンだからまだしもこちらの方が近いか。

とにかく、もう 『こういうもの』と分かって読めば、決して悪くはないですね。

そしてイラストがとてもよかったです。

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