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表題作ふしだらな密室

メンズサロンのオーナー兼逃がし屋・御堂(27)
元・政策秘書・斉木和士(26)

あらすじ

尊敬する議員の代わりに逃亡者となった接触恐怖症の議員秘書・和士。逃がし屋・御堂の店に潜伏するが、そこは男が男にHなマッサージをする店だった!! 風俗業へと転身するべく、御堂から受けるエロマッサージ訓練。涙がでるほど拒否を示していた和士の身体は、御堂のいやらしい手で快楽の渦に堕とされて……。嫌だったはずなのに激しく感じまくり、悶え喘いで乱れてしまい!? エロボディ開発ラブ、H満載のオール書き下ろしで登場vv
出版社より

作品情報

作品名
ふしだらな密室
著者
ななおあきら 
イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784862636164
3.1

(7)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
22
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

門地さんのイラストの破壊力ときたら!!

ななおあきらさん、初読みさせていただきました。
門地さんの表紙と、タイトルでエロさを期待してしまいましてw

代議士・奈良橋の秘書を務めていた斉木和士は
26歳という若さながらも優秀な男でしたが
奈良橋のインサイダー取引の罪を被って逃亡者になります。
必ず逃げ切ってくれという、誰より尊敬する奈良橋の言葉をうけて。
“逃がし屋”へ連絡をすると、
顎鬚を生やし不遜な態度の男は御堂といい、
怪しげな雰囲気の歓楽街の中にある建物へ連れて行かれますが
『puerta de cielo(天国の扉)』と看板のあるそこは
男性が男性へ性的なマッサージを施す店です。
匿う代わりにそこで雑務をする事となりますが…。

見ず知らずで、タイプが全く違う二人ですから
最初からお互いを信用出来るはずもなく、
和士は匿ってもらう代償として言われたことをこなさなければならない為
嫌々ながらも頑張るわけです。
更に、実は和士は接触恐怖症とも言える症状があり、
他人に触れられたりする事が気持ち悪いと思ってしまうのですが
無理やり始められた御堂のマッサージレッスンでは
心と裏腹な反応を……エロい!!!

御堂は高飛車なエリートを最初快く思っていませんでしたが
いちいち突っかかってくる反応と、和士の童顔のギャップが楽しくて
つい苛めるようなマネをしてしまうんです。
真面目でまっさらで意地っ張りな和士が傾倒する代議士が
自分の政治家嫌いを決定的とした奈良橋と知り、
面白くなくてまたちょっと意地悪したりしても
護ってやりたい気持ちと愛しさが募ります。

わかりやすい優しさではないけれど気遣ってくれたりする御堂に
心を許し始め、毎夜のレッスンでは屈辱的な姿をさらしても
今まで感じた事の無い快楽に溺れそうになるのです!
徐々に縮まる距離と、いやらしいオイルマッサージの描写。
ドキドキします!
なんといっても門地さんのイラストがエロ過ぎ!!
特に、和士がうつぶせて腰を高く上げたアングル!!!
オイルが垂らされて、臀部から腿に流れ落ちる様子と
腿の間から覗くぷくんと立ったてぃくび……っ!!
恥ずかしいけど感じ過ぎて涙目になっている和士が
エロかわ過ぎて「ここ凄いっすよね!?ね!!??」と
見せてまわりたいくらいです!!!(しませんよ、できません…)
あとは明らかに抵抗しているけど御堂にアレを扱きたてられて
てぃくびも舐められて腰が浮いちゃってるシーンとかね。
ものっそいエロい……としか言ってなくてすみません…。
腰にタオル一枚で、袋と会陰をオイルのぬめりで滑らせてとか
いいいいいいいやらしい!!ww
顎髭プレイもちょっとだけあって気持ち良さそうでした…!

お話自体は心配していたような小難しい感じはないし、
いやらしさとは無縁で生きてきた26歳の男が
認めたくないのに気持ち良さに抗えない様子が素敵!
両視点なので、心の動きも分かりやすかったので
安心して読み進められます。

ちなみに、繋がっているシーンで「尻には草むらの感触」とあったのですが
「…アオカン…じゃないよね…?ってアンダーヘアか!!」になり、
改めて自分の馬鹿さ加減にがっかりしましたが
とにもかくにも門地さんのイラストが素晴らしいので
手放せない作品となりましたw
萌×2寄りの萌です!!

5

高学歴ゆえのおバカ受・接触恐怖症もえの方はぜひ

以下の項目に当てはまる方は楽しめると思います。


・頭がよすぎる故の弊害(コミュニケーション不足・実地でものを考えられない)が現れるカタブツおばかキャラが好きな方
・そんな高慢なキャラをいじめたおしたい方
・接触嫌悪症にもえられる方
・そこはかとなく漂うあまい雰囲気がおすきな方(ハードな凌辱ものではないです)



表紙がクールな受だったのでもっとハードでえろえろな話かと思いきや、結構かわいいカタブツ受でした。どまじめで頭がよすぎるくらいいいのでいいところも悪いところもあってかわいいです。
攻めも飄々系ですが、しっかりしているところはちゃんと書かれているので好感がもてます^^


「エロエロが読みたいけど話の構成もそれなりにしっかりしていてほしい」という方で、上記の項目に一つでも当てはまる方は楽しめるかと。
逆に「絶対ストーリー重視! 読んだ後に読み手に何かが残らなくちゃ意味がない!」という方はやめといた方がいいかも…と思います。
もえの嗜好が合致すれば、ある程度ストーリーもしっかりしていて楽しめる作品だと思いました。
あたしは合致していたので、もんち先生のイラストの相乗効果もあって楽しませていただきました(^^)
キャラの心情描写も自然だと思うので、すんなり読めます!

2

ガマンガマンのおバカな子。

門地さんの挿絵がエロくて撃沈!
お話を読む前にまずパラパラと挿絵めくってクラッときてしまいました。

お話は、ある代議士先生の罪を被った和士がどうにか逃げのびようと街の噂を頼りに「逃がし屋」に交渉することになるわけだが。
逃がし屋の御堂の評判がいいのは絶対に上手くいく人物しか逃がさないからで。
そういう意味では、おぼっちゃん育ちで世間知らずの和士なんかはどう考えてもうまくいくはずがなくて。
御堂は断ろうとするんだが、あることがあって結局、和士は御堂のところに居候しつつ働くことに。

御堂の店はエロマッサージ店。
しかも、メンズサロン。
最初は御堂も脅しのつもりで店に出るなら的なレッスンと称して和士に触れる。
和士は実は接触恐怖症で他人に触れられるのは相当なストレスで。
でも、根が真面目なので、御堂にほかにできることがあるかとか諭されてしまった和士は生きてくためには仕方がないと一生懸命レクチャーを覚えようとする。
脅しのつもりだったレッスンに和士が挑んでくるものだから、どんどんレッスンは加速していって…。

はっきりいって和士ってば真面目すぎてバカだよね。
いくら生きてくためとはいえ、必死でそんなこと覚えようとするんだから。
いや、それはきっと御堂にとっては段々かわいく見えてきたんじゃないかと思うけども。
でも、絶対に予想外の行動だったに違いない。
和士は今まで挫折とかないような人生送って来てるから、それなりにプライドもあるし、経験がないからどういう反応が正しいのかわからないけど乱れちゃいけないと思って必死で歯を食いしばって耐えたりとか、そういうのも見方によってはかわいく映ります。
御堂のさりげない優しさも好き。
「怖がってたなんて、気付いてやれなくてごめんな」ってセリフがなんか好き。

難しい話じゃないし切ない話でもない。
サクサクと読めるお話でした。

2

高学歴なアホっ子の生真面目さにくすぐられる~♪

可愛いアホっ子のいじましさに惚れてしまいました!
アホって言ってごめんねな、高学歴で議員秘書で気が強い美人さんなんだけど、世間知らずで接触恐怖症だから、自分の狭い価値観が邪魔をして何かとずれています^^
ななお先生ならではのHで優しい話が大好物な自分にまたもや良い話を頂きました!

ストーリーは他の方の説明で(エヘ♪)
和志は、心酔する先輩で代議士の罪を被ってほとぼりが冷めるまでと逃げるのだけど、その逃げた先が御堂の男が男にマッサージする店!
ここの背景に直ぐに「エロっぽくなりそう~」と思いますが、いえいえ、ななお先生はここで人生訓(?)を入れるんですね~!
世間知らずさんに一般常識や怖さを、御堂に語らせます。
純粋培養な和志は“郷に入っては~”と、頑張ってマッサージ指南を受けるのですが、その頑張りが御堂に火を付ける!
普通のマッサージからエロタッチマッサージ、前立腺刺激の挿入マッサージへ~!
接触恐怖症を、歯を食いしばって耐えてた和士が悶えれば、こなくそ!(御堂・心のつぶやき)な展開に萌えます!
和士の危険にドッキリするも、御堂のフォローも心地良い~♪

門地先生の絵から入ったななお先生の3冊目。
好きです、作家買いです。
肩の凝らない読み易さと優しいエロさがお好きな方にお勧めです♪

2

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