• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作北の情炎

伝説の漁師 秋山
新米漁師 エン

あらすじ

伝説のマグロ漁師・秋山に師事し、私生活では彼の恋人として蜜月を過ごす新米漁師のエン。情熱的なセックスで抱かれる悦びを教えられ、溢れんばかりの愛情を注いでくれる秋山に、エンはこの上ない幸せを感じていた。しかしそんなエンの前に、かつて薬で縛り愛人生活を強いたヤクザの井上が現れる。いまだ強い執着を見せる井上から愛する秋山を守るため、エンは秋山のもとを去る決意を固めるのだが……。恋とマグロの大波乱、オール書き下ろしで再登場!!
出版社より

作品情報

作品名
北の情炎
著者
愁堂れな 
イラスト
山田ユギ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
北の漁場
発売日
ISBN
9784576091396
3

(7)

(0)

萌々

(1)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
20
評価数
7
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

愛しあの子とョ朝寝する…海の男の深すぎる愛

マグロ漁師BL「北の漁場」の続編!
これはぜひ順序通りに読んでいただきたいです。
海の男・男の中の男・祐二と、消し去りたいほどの惨めな過去を持つエンの恋。この2人の続編となれば、見えてくる展開はただ一つ…
そう。エンの過去が追いかけてくる!
エンの過去の亡霊が幸せな2人が暮らす大間に現れて、2人を引き裂くのです。
エンの初めての男、エンを犯罪の道に引き込みシャブ中にしたヤクザ、井上がやってくる…!
またこの「井上」のイラストがすごい。ユギ先生にひれ伏したい。
井上の「色悪」がほんの少し上げた眉と口元に出てる。その視線でサディストの本性が見える。
ただ、井上が姿を現す前からエンは祐二に対して元ヤクザのオンナ、元シャブ中、元ムショ帰りの自分なんて釣り合わない、こんな幸せでいいんだろうかという自己を卑下する気持ちや不安感のようなもの、また神聖なマグロ釣りの漁場に自分だけが色恋を持ち込んでいるような引け目を感じていて、言いたいことは言えない、聞きたいことは聞けないという状況にある。
そこに、序盤に登場する弟子志願の沢田というもう1人のマグロ漁師からの敵意や、中盤の井上の登場につい「俺なんか」という状況に陥って…
ですが、そこは2時間ドラマばりのエンタメ志向の愁堂れな先生ですから、もうエンの危機一髪!どうなる⁈という所でカタルシスがあるわけです。
普段口下手の祐二が語るエンへの愛の言葉は、本当に鳥肌モノです。いや〜祐二かっこよすぎ。
2人の濡れ場、エンの心情描写、恐ろしい井上、エンの危機、そして勿論マグロ釣りの臨場感、本作は全てにおいて読み応え満点です。おすすめ。

2

絶倫マグロ漁師

まずはじめに、エロメロシーンがあるのは、お約束。
愁堂さんの攻め様って、相変わらずの、おさかんぶり。
で、エンちゃんも、思いっきり声出して。
こんな幸せが続くのは、夢のようだと思っていると、、、

秋山に憧れてやってきた、沢田の登場で、エンは不安になってしまいます。
秋山自身は、エンへの気持ちに、微塵も揺るぎないのですが、、、

そこにさらに、エンの昔の男、やくざの井上は現れるし、
秋山は何者かに襲われて、ICUに入るほどの怪我するしで、

それにしても、秋山って、いったいどうなっているのか?って位な絶倫&不死身のスーパーマン。

井上に売り飛ばされた、最底辺の店へ、すっごい、良いタイミングで飛び込んできて、
札束、ボンボンって!!
あきれるほど、かっこいい!!

で、この秋山、普段は、不必要な事はいっさいいわないけど、
必要な事はしっかり言う。
だから、よけいにかっこいい。

これ、当然のように、また続編が出そう。
井上が、割とあっさりとつまんない感じでフェイドアウトしちゃったのがちょっと残念だけど、沢田には、もうちょっといろいろあって欲しいかな。
 

4

「雌豚!雌豚!雌豚!」

愁堂れなさんの本は、どこまでもBLファンタジー☆
設定がいかにも!だし、絶対攻めが助けてくれるのがわかってる安心感。
肩の力を抜いて楽しめるところが魅力だと思います。

大間のマグロ漁師同士のボーイズラブv
「北の漁場」の続編!

秋山とエンは、厳しいマグロ漁生活を送りながらも
毎日互いをむさぼり尽くす日々www元気だねー。
でもでも、ラブラブだけでは続編は成り立ちませんので・・・

・秋山に弟子入りしたいという若者登場☆
・ヤクザの井上登場☆

この二人の投入で続編を盛り上げてあります。

私は、前作「北の漁場」をCDでも聴いているのですが
このヤクザの井上の声をあてているのが安元洋貴さんなんですよー。
本当に脇って感じの酷いヤクザなんですけどねw
今回、続編で井上の登場場面が多く

「雌豚!雌豚!雌豚!」

と、エンを殴るシーンがとても印象的でした。
CD化になったらいいなv

3

朝も夜も肉体労働お疲れ様

大間のマグロ漁師「北の漁場」の続編です。
愁堂さんだけありまして、いきなり濡れ場から始まります。
ということで、相変わらずのラブラブぶりでありますよ。
秋山は男は黙って。。な人なのでエンの語りで進んでいきます。

秋山と一緒に生活し、仕事も一緒にというすっかり夫婦な生活のところへ弘前から沢田という男があらわれるところから展開していきます。
最初は秋山と勝負!と言っていたのですが、その神業を見て次は弟子入りにとしつこく追い回します。
「弟子は取らない」という秋山と一緒にいるエンに嫌味を言う沢田。
そのおかげでエンは失敗して落ち込むばかり。
そこへ、秋山の実家のアコギな商売をする小柳津水産の問題、エンをひどい目にあわせた昔のヤクザ井上が出てきて、あげく秋山は大けがを。
井上のせいだと思い込んだエンは、秋山を救うため井上のもとへ戻るのですが・・・

秋山、寡黙な男なのはいいのですがエンが一人でキリキリマイしちゃって、突っ走っちゃうんですね。
無口もほどほどがいいと思うんですがぁ~
ま、井上に売られたエンを秋山が救出してハッピーエンドなんですが、
愁堂さん、謎とき風にしたかったのか、井上を出したのはいいのですが、小柳津水産も沢田も途中でほったらかし。
最後の解決の糸口は強引に沢田にこじつけてます。
こうも上手く事が進むのか?
ICUに入ってるほどの怪我の秋山が、東京まで駆けつけて間一髪って。
ちょっと愁堂さんのご都合なストーリー展開が出てしまいました。

エチは十分堪能させていただきましたよ☆
しかし、朝3時からマグロの餌のイカ漁をして、それからさらにマグロ漁、そしてさらにさらに、ほぼ毎夜のお勤めって・・・すごい体力ですっ!!
エンは23歳だが秋山は40歳近いはず。
そこに脱帽。さすが伝説の漁師だわぁ。

2

1ページ目からエロエロ!でもそう簡単にはいかない。。。

BLとしては斬新な「マグロ漁師モノ」だった前作「北の漁場」の続編です。
実は続編が出るとは全く知らずに書店に行ったら
ちょうど発売日だったらしく「これは買えという運命だw」と買っちゃいましたw

前作でさまざまな事を乗り越えて一緒に住む事になった2人。
当然、しょっぱなからやりまくっててエロエロw
相変わらず口数の少ない秋山が
言葉にならない分、態度で愛情をあらわして渋くてかっこいい(*´ェ`*)
エンもさらにエロ度が増してて、かなりラブラブ~!

しかし、あれだけ苦難を乗り越えてきた2人なのに
愁堂さん、それだけじゃ物足りなかったのか
1作目なんか目じゃない位、きっつい試練を用意しちゃってくれてました。
そう。前作で名前と回想シーンでのみ登場してた
エンの昔の情夫でヤクザの井上の再登場です。

それまでのふたりがすごく幸せそうだったので
この井上の登場に伴って
ガラガラと音をたててささやかなしあわせが崩れていくのはかなり痛くて
読み続けるのをやめたくなるほどでした。

でも、そこはBL。
この八方塞りの状況をどうやって救ってくれるのか
それに一縷の望みをつないで読み進めて
意外な人物の登場、しかしあとから考えると王道なラストに
拍子抜けする事もなく、結構素直にホッとしましたw

そして、今回も大活躍のケンちゃん!に是非酒を奢りたいw

読み終わってみると
まだまだすっきりしない部分が残ってますが
(秋山の実家の水産会社のアコギなやり方など)
その辺は、そのままうやむやなのか、それとも持ち越しなのか。。。

さらに続編が出るのか?との予想も立てつつ
とりあえずは丸く収まってよかったよかった!

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP