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このお話はタイトルにあるようにバス停がカギになってます。
所々でバス停が登場。そしてバス停で進展したり後退したり。
みんなに恐れられ、偉そうな物言いから女王様というあだ名がついた受けと、
そんな受けの強烈さに惹かれた誰にでもニコニコといい顔をする一つ年下の攻めのお話。
学校を出たら兄弟にベタ甘なところを見られ弱みを握られた受は、兄弟が出したなぞなそのゴールに一緒に行きたいという攻めの申し出を断れずそのまま一緒に行く事になってしまいました。
その間に逆に弱みを握ろうとする受け。
一方女王様と恐れられる受けと一緒にいることが多くなった攻めはなぜそんなあだ名がついてしまったのか知ることになります。
そんな中、一緒にゴールを目指す二人。
ゴールをすればきっとそれまでの関係だとお互いがお互いを気にし始めていました。
そして別れのバス停で、攻めは受けにキスを!!?
どういう気持ちでキスをしたのかと悩む受けは次の日、同じバス停で攻めを待つのですが、下校時刻が当に過ぎても攻めは姿を現しませんでした。
攻めの事で頭がいっぱいだった一日の中で、受けは自分の気持ちに気づくのでした。。
次の日、二人の気持ちが同じだと分かります。
そして1話終了。
しかし私はここからがむしろ本編だと思います。
次のお話では受けの寮の同室者と攻めが部活の先輩後輩の仲、そして仲が悪い!
そんな二人の間に挟まれ受けは、決して自分には見せない顔を同室者に見せるので不安になり、攻めは攻めで自分の握られている弱みを受けに言われるのでは?と焦っていました。
同室者も何だかワケ有りな人間で・・・。
1話で恋人同士になった二人ですが、まだ恋愛は初歩。
お互いどうやって恋愛していくのか、と言うのが分かる前後編でした。
そして読みきりの うしろむきに、愛。
このお話はすっごくネガティブ志向の受けとそんなメンドクサそうな恋人を持つ攻めのお話です。
とってもキュンキュンして可愛いお話でした。
ネガティブさが超ド級!そしてドジな子でした(笑
どのお話も可愛い話でしたし、コミカルな部分もあって笑える所も多かったです。
絵の動きがあまりなく少し固い感じも受けます。だからこそこういうお話が合うのかも。
夏乃先生にはこういうお話をもっと描いて欲しいなと思いました。
久しぶりのオリジナルな一冊という事で、次回作もオリジナルで描いて欲しいなと思いました。
ふとしたことがきっかけで、周囲から距離を置かれてしまっている幾島。
表情が乏しく歯に衣着せぬ物言いではあるものの、自分自身はそれなりに悩んでいて・・・
そんな彼のいい部分をたまたま(実はたまたまではないのですが、)見かけた後輩の有家が、まとわり着いてくるようになって・・・
大抵は、二人がまとまったらめでたしめでたしになるものが多いですが、このお話はさらに追加があります。
周囲とギクシャクしていた幾島をみんなに認めさせるまでが語られているのです。
それも、有家がアピールするのではなく幾島自身が自ら行動するというやり方で。
(残念ながら、その関係で出てくる寮で幾島と同室の、習志野のエピソードがちょっとわかりづらかったんですが。)
私ってこういった、もともと“いい子”が周囲に認められずに悩んでいて、その子のいいところに誰かが気付いて、認められるとともに自己反省をするっていう、道徳的なお話って結構好きなんですよね。
同時収録のお話は、残念ながら私には難解すぎました。
最後の5~6ページだけならちゃんとわかるんですけど・・・
そこまでが・・・
表題作の習志野のエピソードしかり、流し読んじゃうと時々意味不明になるので、そこんところは繰り返しチェックが必要かもしれません。
それなりの長さの連載を、ちゃんとまとめてあるし、
こういう、線が細くてシャープな白っぽい絵は好みなので、
これはこれで、いいと思います。
ストーリーも、ちゃんと、編集の目が入って、ネームを何度も見直しながら、ここに落ち着いたんだなって思える展開で、
わかりやすさが、陳腐さになるところを、何とか納めた感じもありますが、
よっぽどのパッションがない限り、雰囲気だけで押してこられるよりは、
こんな風な、ちゃんと編集のチェックが入った商業作品の方がわかりやすくていいと思います。
同録の「うしろむき~」の日の膳くんは、、、さすがに、好きになれない、、、、
梅雨時に、丁度いい感じのタイトルに惹かれ。
絵は可愛らしくも素敵なんだけれど……
物語は、薄くてライト。
可愛いと言えば可愛いけれど、どうでしょ。
表題作はバス停がモチーフになった話。
本当は弟妹思いの優しい人間なのに、入学式のとある出来事から
怖い女王様と思われている先輩の、素の姿に触れた明るい後輩。
懐いてくる後輩に、段々ほだされて……という話。
リアリティはないが、雰囲気は可愛い……かな?
同時収録の『うしろむきに、愛』は、
ネガティブな主人公にイライラして、
こんなアホ捨ててしまえ〜〜っ!と言いたくなりました。
(暴言すいません……;)
夏乃さんは大好きな小説の挿し絵をいくつか描かれてたので、以来コミックスもチェックするようにしてます。でもオリジナルの方はあまり萌えれる作品に出会えてなくて今回もほぼ惰性で購入したのですが…いや~買っといて良かった!!(o^∀^o)
私的には満足出来る一冊でした。
□雨宿りはバス停で□
女王様というからどんなツンツン高飛車受けなんだと想像してたんだけど、実は単に人付き合いが下手で根は真面目(むしろ苦労人?つか天然か?)という予想外の展開。
でも不器用なりにもこう一本筋の通った男前な性格の受けちゃんはすごく好きなんで結果的にはこっちの方が私は萌えたかな。攻めの有家も下僕志願した割にはあまりヘタれたタイプでなかったのも◎
話は軽すぎない程度のコミカル調で間延びせずテンポ良く読めたと思います^^
あと本編にはあまり関わってこないのですが、脇キャラの習志野クン(×叔父?)の恋愛模様も超気になりました~o(≧∇≦)o
もし彼のサイドストーリーがあるなら是非読んでみたいす!(笑
□うしろむきに、愛□
超ネガティブ受け子ちゃんのお話。
でもこのお話は私が予想してた内容とはちょっと違う展開だったですね。受けがネガ思考で悪い方に物事を勘ぐっちゃう行動パターンはまんまだったのですが、それによって攻めも苦悩しているという流れは全く想像してませんでした(笑
別れを切り出した日ノ善(受)に「信頼してくれ。お前が不安がってると俺まで自信なくす」と吐露した鬼武(攻)の言葉はまさに目から鱗。スマートに思えた鬼武の意外な本心が聞けて日ノ善だけじゃなく私までが胸きゅんさせられました(笑
鬼武の気持ちを知り、この人が好きだという自信が相手の自信にも繋がっていくのだとようやく理解した日ノ善。まだ道程は遠そうだけど彼なりに前向きになろうと頑張ってるラストが可愛いかったです~^^
うん、いいお話でした。
以前まではおとなしめな印象の強かった夏乃さんの作品。でも今回の本でかなりイメージが変わりました(勿論、いい意味で)
次回はあまり間をあけず新作が読めるのを期待したいですね~^^;