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表題作囚われの寵愛

シーヴァー・マギア・レウカデウス,29歳,海賊 
エルファーシュ・アルメリア,19歳,幽閉の王子 

あらすじ

困窮した国を救うため、『黒狼』の異名を持つ孤高の海賊・シーヴァーの船に遣わされた王子・エル。十年前、シーヴァーと人目を偲び一緒に暮らしたエルにとって、再会は心密かに待ちわびたもので…v けれど銀髪隻眼に黒衣を纏うシーヴァーの態度は氷のように冷たく、エルは船上で傷つくばかり…。さらにシーヴァーの褥で、エルは無垢な身体を彼に捧げ、傲慢な愛撫と甘い官能で泣くまで喘がされて!? 海賊ラブv待望のオール書き下ろし!!
(出版社より)

作品情報

作品名
囚われの寵愛
著者
水戸泉 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862636966
2.8

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萌々

(1)

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中立

(2)

趣味じゃない

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レビュー数
3
得点
15
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

女王の海賊改め、王の海賊へ

以前、水戸泉さんによる海賊モノを読んでどっぷりハマり、繰り返し読んでいたことがあるので、新しい海賊モノということで遅まきながら購入。

無口な攻め― でも、身体は饒舌(*><*)
言葉攻めを使う攻めが多い中、無口というのは珍しいと思いました。

受けも、幼い頃の初恋相手であった攻めを長年胸に抱き続けて来たのに、再会出来たかと思ったら、凌辱まがいの行為。
そんなふうに扱ったのは、攻めがある誤解をしていたからなのですが。

代々女王が治めてきた国を王が治めることになるのですが、果たしてその王とは誰か?

ロイル医師とノースの今後も気になるところです。

受けの実父の顔もタカツキ先生の筆で見てみたかったです。


1

むっつりスケベ

 元皇太子で今は海賊のシーヴァー(攻)×不義の子として幽閉された王子エルファーシュ(受)。

 海賊ものです。落ちぶれた国を救うため、海賊への交渉に差し出されたエルファーシュ。
 シーヴァーは、滅ぼされた国の元皇太子で、海賊になる前に、エルファーシュが幽閉されていた場所に囚われており、2人は短いながらも一緒の時を過ごします。
 幼いころ一緒に過ごしたシーヴァーが大好きで、逢ことを喜びとして再会を果たしますが、なぜかシーヴァーの態度は冷たく・・・。
 ストーリー的には海賊ものの王道かなと思いますが、エルファーシュがシーヴァーを一途に慕う姿はいじらしい限りです。
 シーヴァーもエルファーシュが好きなことはモロ分かりなのに、冷たい態度をとります。
 なのに、エッチになるともう好き放題。何にも知らないエルファーシュにあれやこれやと仕掛けます。
 つたなく幼い言葉で、あえぐエルファーシュがなんともかわいらしいです。
 それに比べシーヴァーの言葉の少なさったら!もっとしゃべらんかいっ!と思わず、突っ込みを入れたくなりました。
 最後にはお互いの気持ちが通じ合い、ハッピーエンドとなります。

 ストーリー的には普通なのですが、タカツキノボルさんのイラストがとてもかわいらしくエロさたっぷりなので、萌えにしました。

1

ミルクティー猫

はじめまして、SNOOPY様

この小説、今月、スピンオフ作品が発売されますよっ!
伝説の海賊ザカライアスが攻だそうな(笑)
ついに…親子でゲイになってしまうのね...

そのまなざしは、ブラックホール級の引力…

これは幽閉の王子様と、海賊のラブロマンス…という、
大航海時代のヒストリカル(?)ロマンスで、まさにグランドロマンの王道!
…というべきお話です…ただし、かなりエロいですが…。
先の女王の不義の子との噂あるアルメリアの王子・エルファーシュは、幼い頃より幽閉の身で、
運命の男・シーヴァーに出会ったのは9歳のときです。
シーヴァー=19歳、滅ぼされたレウカデウス皇国の皇太子で、彼もまた虜囚の身で…。
そして…悲しい別れの後の再会は、大海賊の首領と故国の使者という立場でした。
憐れ、生贄同然の使者として差し出された王子・エルファーシュ!
なのにシーヴァーは氷のように冷たく、情婦のようにエルファーシュを抱くだけで…!!
体は熱いのに、心は冷たい…過酷な船上のこと、失われた時間を取り戻すのは、
並大抵のことではなかったのです!(←それはもう、命がけ!)
寡黙でつけ入る隙がないシーヴァーもシーヴァーですが、
エルファーシュ王子もなかなかやる…。(←本当に、王子様なの?級の苦労人ですが…。)
この王子様の場合、いかにもその引力が凄まじい!
船の上にはそれこそ、数え切れないくらいの人間がいて、それが揃いも揃って皇国の生き残りで…
なのに首領の心を捕えて放さない…どころか、溺れさせちゃう…。
もはや王子様の眸には、ブラックホール級の引力があるとしか説明のしようがないのですが…?!
いやこれは、強いていえば集中力の賜物かしらねぇ…?
ええ、ことシーヴァーに関して、エルファーシュの集中力たるや…並みじゃありませんからっ。
シーヴァーの言ったコトは全て(まるごと)覚えてるっていうレベルを越えて、
彼自信の中に入りこんじゃうくらいの心意気でもって…
…要するに、全神経でシーヴァーに集中しちゃってる!
だから、集中されてる側だって、イヤでもそっちに眼がいっちゃう☆
で、結果…恋しちゃうという…恐ろしく単純な図式です。
(↑いえ、決して珍しい話ではないんですよ。
  例えば30人の前でプレゼンをするときに、何故かあるひとりに引きつけられる…みたいな☆
  恋が生まれるのは、今も昔もこういう瞬間ですからねぇ。)
餌は自分自身…ってコレを計算じゃなくやってるから、天然引力は恐ろしいんです☆ そして魅力的☆
とはいえ…このお話、そうとうにエロティックです。
あの場面など…微に入り際に入り、それなりのページをさいて描かれていますから、
それなりの覚悟で読むべしっ☆

3

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