• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作発情アニマル

野獣・千葉雅也。不良高校生
千葉の獲物・佐野恭一。優秀な高校生

その他の収録作品

  • 暴走アニマル
  • 闘争アニマル
  • 激情アニマル
  • 劣情アニマル
  • 描き下ろし マーキング

あらすじ

佐野恭一が通う進学校の緑ヶ丘学園と、野獣と呼ばれる男・千葉雅也が通うワルの巣窟東高は、フェンスを挟んで隣り合っている。千葉は鋼鉄の拳でしか会話をしない獣のような男だが、ケガをしている千葉を恭一が助けたことで、千葉はすっかり恭一に懐いてしまう。フェンス越しに恭一を愛する千葉…しかし、交流を禁止している二つの学園が二人の仲を引き裂こうとして…!?
野獣と少年のロミジュリ的デンジャー・ラブ。
描き下ろし後日談も収録!!

作品情報

作品名
発情アニマル
著者
佳門サエコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784048544122
3.1

(36)

(3)

萌々

(10)

(16)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
16
得点
107
評価数
36
平均
3.1 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数16

シリアス?コメディ?

なかなか激しい話でしたよ。
その激しさをどう受け取ったらいいのか悩む作品でした。

フェンスを隔てて隣に建つ緑ヶ丘高校と東高校。
緑ヶ丘は寮生活で生徒を徹底管理する有数の進学校。
一方、東高はヤンキーだらけの落ちこぼれ学校。
緑ヶ丘に通う恭一は、ふとしたことから東高一危険と言われる野獣・千葉と知り合って…。

千葉は口数が少なくて、話す言葉も片言。
恭一はおっとりしておとなしそう。
たまたま恭一がお弁当を食べる場所の向こう側にいた千葉に、絆創膏をあげたことから急激に懐かれて、毎日そこで会うようになると言う流れ。
ただ緑ヶ丘高校は、柄の悪い東高の生徒との交流を校則で禁じているので、2人が親しくなるのは好ましくないという、まさにロミオとジュリエットか、愛と誠か。

懐いたら、雨が降ろうが夜になろうが、恭一が来るまでフェンスの前で立ち尽くす千葉は本能のみのひと。
緑ヶ丘の生徒の反応や2人の距離の詰め方から、このフェンスが動物園の檻に見えてきます。いや、サファリパークの方が近いな。
おとなしそうな恭一も、千葉の姿が見えないだけで東高に会いに行くような度胸があって、どんどん芯の強さが増していくのですが…。

本当にどういうスタンスで読むべきか。
札付きの不良と深窓のお坊っちゃまの身分違いの恋に、学校運営側からの過剰なまでの妨害は、シリアスに受け取ればどこまでも切ない。
だけどフェンス越しでえろす展開とか集団リンチとか、結構ツッコミどころ満載なんです。
2人が会っているのは物陰というわけではなくて、ふつうに教室からも見えるオープンな場所。
ここで行われるえろすは、もはや公開えろす。
さらに暗躍する創立者一族の生徒会長?のやり方が、エグいんだけど回りくどい。
素肌に学ランという千葉スタイルは、裏地が寒くないのかなあと心配になる。
コメディとして受け取れば、コメディにも読めてしまう。

手に負えない野獣がたったひとり、心を許した相手に懐いていく様子は楽しいし、本能のみの激情派イケメンの一途な想いは見ていて気持ちの良いものだけど、どっちに振り切っていいか悩むツッコミの余地があるせいで、読者も別のフェンス越しから眺めているスタンスになってしまう作品でした。

1

野獣

1冊丸ごと表題作シリーズです。
序盤は普通に読んでいたのですが、途中から「え、これギャグ?ギャグなの?!」と思うくらいの濡れ場があって、それからは細かい事は考えず、そういう気持ちで読んでました(笑)。
なかなかマニアックな拘りで面白かったです。
タイトルに「アニマル」とついてますが、アニマルでも大型の猛獣です。
檻の中のライオンと飼育員のイメージです。飼育員はとっても優しくて可愛いですけどね。^^
ヤンキー、学ラン、大胆なHがお好きならお薦めです。
私も他の皆さんがレビューされているように、気になる所はほんと色々あったんですが、「BLファンタジーだから!」と思って楽しみました。

0

いやはや!ツッコミどころ満載なんだけど!それを凌駕しちゃうエロ‼︎

ロミジュリって⁈ 隣接しながらも対立する進学校と不良の巣窟学園。互いに関わることを禁じられた生徒の恋‼︎
両校を隔てるフェンス越しに愛を囁き合う恋人たち…などという生易しいものであるはずは無く。そこは佳門先生‼︎フェンス越しに致しております。もどかしい、なんてことありません。しっかりと致しております。フェンスの網目?にアレを抜き挿し。って、それはもぅ!そういうプレイですよね!ガシャガシャしながら、金属の網目が当たって気持ちいい!みたいな。よもや彼等、楽しんでますよ!っていう。しかも常に青姦。すぐに風紀委員に報告が行くあたり、まぁまぁ人前プレイでもあります。マニアック過ぎる!
進学校の体面を守りたい筈の椿さんには当て馬くんになって欲しかったです。イケメンですし。
本当に親の期待に応えたいだけの椿さんはアッサリ2人の愛(獣欲ですけどね!)に負けて、許しちゃいますしね。両校の対立云々よりも、きっとフェンス・プレイを描きたかっただけ♡なんだろうと思います。なんだろう?フェンス・フェチ?これも佳門先生のフェティッシュシリーズに加えられそうです♡

0

フェンス越しの恋

色々と突っ込みどころ満載ですが、気にせず楽しく読みました。
攻めはまさしく野獣です。素肌に学ランで喧嘩が強い不良が集まる高校の生徒です。
対して受けの恭一は隣り合った進学校に通う優しくて可愛い優等生です。

この二人がフェンス越しに出会い恋に落ちるわけですが、すごいです!
両校の校舎から丸見えなのにフェンス越しに何度もエッチしているし、恭一の友達もそれを知っているはずなのに何も突っ込まなくて態度を変えないからいいクラスメイトだなと思いました。

ちょっと心配なのがこの二人はあまり会話らしい会話をしていない事ですね。 思い合っているのは伝わってきますが、これから先はエッチだけじゃなくて普通のデートをしたりして理解を深め合ってほしいです。
千葉には頑張ってテストに合格して恭一と胸張って一緒にいられるようになってほしいです。

1

とんだ野獣!

素肌に学ランで雄!って感じの不良な肉食系攻めと
お坊っちゃまっぽい気弱に見せかけた肝の据わった受けの話でした。
タイトルを裏切らないえろっぷりにくらくらしました。
サエコさんらしい突き抜けたえろ描写がたまらなくいやらしくて萌えました。

内容はあまり深くないです。
ですので、考えなくても読めてしまえます。

フェンス越しの関係が二人の大きな障害になっているんですが、
それを利用してまでのプレイが新しかったです。
二人で抜け出して、肌を合わせたまま行為に及ぶ場面よりも
フェンス越しのマニアックなプレイの方がたぎりました。
書き下ろしの話で、マーキングし合うんですが、
それがとてつもなくえろかったです。
本編ではあえぎ声がソフトなのですが、書き下ろしでは
すっごく激しいので、サエコさんのえろ描写が好きなわたしにとっては
ごちそうでした!おいしかったです!

個人的に好きなところは、攻めが受けのご飯を待っているところと
餌付けされているところです。
受けに食べさせられている様は、見掛けは怖いんですが、何だか可愛くて
これがギャップというやつかな?と思いました。

えろについてしか語っていませんが、激しいプレイや
マニアックプレイに興味があるかたにはおすすめです。
当然えろ目的で買われた人は絶対に幸せになれますので、是非!

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP