僕と彼女の×××(2)

色褪せない

ふと、発行年月日を見ると2004年。今読んでも絵柄ストーリー共に古くない。何度読み返しても楽しい作品。

2巻は、端折ると、沖縄旅行とバレンタインデー・球技大会がメイン。

まだ入れ替わって期間が短いためか、色々不慣れなあきらと、短い期間で男を満喫する菜
々子の正反対な日常が楽しい。

沖縄旅行は千本木が当てた懸賞で、太っ腹にも4名様2泊3日の旅！
千本木の下心見え見え。あきら（心は菜々子）が千本木の股間に興味を持ち、見せろ！と迫るシーンに萌えた。あと、眠っている椎名の乱れた浴衣を直そうとした菜々子（心はあきら）をベランダから物凄い顔で見ていたあきら（心は菜々子）が、千本木の唇を奪う場面は千本木が憐れでならない。けど、やっぱり楽しい。貞操は守れたけどホテルの女性スタッフからは誤解されたままの二人！お疲れさま（笑）

菜々子の身体入ったあきらが、随所で自身（菜々子）の裸体を目にしては鼻血を吹き出す場面、心は可憐でも、やっぱり男の子なんだね！と改めて思ってしまう。

バレンタインの回は、あきら（心は菜々子）が椎名以外からチョコは貰わないと言っている場面や、あきら（心は菜々子）と椎名が初めて手を握る場面に遭遇する菜々子（心はあきら）なのですが、その光景をただ切なそうに見つめる姿には泣けてきます。心のあきらはまだ菜々子を好きなのに、その菜々子は椎名が好きで・・・。そんな菜々子（心はあきら）は、千本木に迫られ唇を奪われ、不覚にも気持ち良いと思ってしまい複雑な心境。もう笑いあり涙ありで忙しいです。

そののち、椎名のお兄さんが登場してひと騒動。菜々子嫌いなお兄さんが、菜々子（心はあきら）にトキメキ、意地悪するさまはまさに小学生男児。教員採用試験をよく突破したなと感心しました。

球技大会では、あきら（心は菜々子）が勢い余って飛ばした、卓球のラケットを顔面で受け取ってしまい眼鏡を破損した千本木が目の見えない状況下で、心配の声をかけてきた菜々子（心はあきら）に対し、「あきら」と言うシーン。あきらだと無意識で察知する千本木の言葉にキュンときた。

今後、二人の状況がバレてしまうのか続きが気になる所で2巻終了。

番外編の菜々子。お腹がすいているときと、食糧を見つけて豹変し飛び掛かる姿のギャップが激しすぎる！

こんなに激変した二人を誰も疑わないのが不思議でならないけど、面白いから良いか！