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表題作蒼炎 secret order

ラウル
33歳,シュタイン大公国公爵
貴嶋尚人
28歳,米警備会社所属ボディガード

あらすじ

何者かに狙われる公爵・ラウルのボディガードとして、尚人はシュタイン大公国に降り立った。傲慢な為政者という態度で、尚人を冷たくあしらうラウル。だが、プライベートでは、尚人は情熱的に掻き口説かれて…!?
(出版社より)

作品情報

作品名
蒼炎 secret order
著者
橘かおる 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796400466
2.3

(6)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
11
評価数
6
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

No Title

グイグイ迫る攻めと絆され(?)受けです。
攻めのラウルにもっと頑張って欲しいストーリーでした。

一応ネタバレになるのですが、過去に一瞬だけ会話したことのある二人の再会ものになります。
物語冒頭、旅行中にテロ事件に巻き込まれ怪我を負った主人公と、そんな主人公を助けた謎の男(ラウル)。
主人公は顔も名前も覚えていない男を心の支えにしており、恋愛感情のほとんどがその感謝の心でした。
刷り込みに近いというか……助けられた感謝の気持ちを恋愛感情と勘違いしてるとしか思えませんでした。
そう感じてしまったのもラウルの言動に魅力を感じなかったからだと思います。

ラウルは物語終盤、再会したての自分を覚えていない主人公について、「これからまっさらな立場で口説けばいい」と語っているのですが、口説けていなかったと思います。
ストーリーの色々なツッコミどころよりも、その事実がとても残念でした。
とにかく強引なキャラクターで、主人公に過去のことが判明したあとのエロなどは、今やるの……? と思ってしまいました(笑)

個人的に冒頭(八年前の回想)が一番ワクワクしました。
劇的な再会が味わえたらまた違ったかなと思います。

0

お坊ちゃま攻め

イラストレーターが小山田さんだったので購入した作品です。
絵師目的で、あらすじを読んだところ攻めもどうやら好みではない…と、最初からあまり期待はしていませんでした。
実際読んでみて。うーん、盛り上がりません。淡々と文字を追ってたような。

このラウルという攻めは事件の時に助けた尚人に一目惚れしたんですよね。そしてそれからもずっと忘れずにいた…。
「ああ、そんなに好みの容姿だったのか」
というのが正直な感想。それ以外で何年も経った後も尚人を口説こうとする理由が見つかりません。
心理描写が足りない…。体か、結局は体や顔なのか!みたいな。
元々こういう情熱的(?)なタイプの攻めは苦手だというのもあって余計にそう思ったのだと思います。

受けの尚人もまた然りなんですよね~。
『私がついている』という言葉に助けられ、恩を感じるのは普通のことですが、それは果たして同性という壁も乗り越えるような愛とイコールなのだろうか?イコールではなくとも、恩は簡単に愛に変わるものなのだろうか?と…。
いきなりすぎるような気がします。
他にも、ラウルが事件の時の“彼”であるかもしれないと気付いた途端に急に態度が変化したのにもついて行けませんでした。どうしてそこでエッチにいくんだ。私だけ一人ぽかーんです。
そして最後の方の『愛しています』。またまたぽかーんです。
助けてもらったことを除いたら、いったいラウルのどこを好きになったのかさっぱり…。

最初のお互いを見極めているところは結構良かったんですが、ラウルが突然キスをしたあたりから頭をひねるところが多々ありましたねー。
しかし途中で放棄するほど苦手でもないということもあり、中立。

2

なんか、足りない

主人公の尚人がテロに巻き込まれて、もう少し遅かったら死んでたかもしれないんだけど。

尚人の証言でテロの一味が捕まったり、えっ!そんなに簡単で良いのか……と思ってしまった。
そのせいで、日本帰国後もテロ残党に狙われたりとか、ボディガードに守られたりとかして、PTSDを発症しながらも克服してボディガードになることにした尚人。

んで、テロのとき助けてくれた王子さまと再開。でも、尚人は爆風で吹き飛ばされた影響でその時、視界が不調で王子さまの顔は覚えていない。わかるのは声だけ。

爆風から病院までのシーンをよんで、この先も面白そうと思ったけど……。
読めなくはないけど、なんか、物足りない。
細かい部分が足りない。

ラウルのことも、あの時助けてくれた人だし……流されて好きになったかも知れない感がある。



2

待っていた男?

小山田さんの男臭いイラストにフラフラ~と惹かれて予定外の読書でした。
ボディガードだけど、ひょっとしてケビン・コスナーとHヒューストンの「ボディガード」路線か?と、危ぶみもしましたが、そうでなかったのがよかった←そこか!?

単身学生旅行中の大学生・尚人が、テロに巻き込まれてPTSDを負い、自分を守ってくれたボディガードにあこがれて、PTSDを何とか克服して自分もボディガードになる。
派遣先は某公国の王位継承者の公爵ラウル。
継承争いから身を守るのが役目らしいが・・・

要点は、尚人がテロに逢った時に助けて、声を掛けてくれた男性の声にラウルの声が似ているけど、それを確認できないってこと。
尚人が爆音など、急激な大きな破裂音に硬直してしまうPTSDをまだ持っていること。
これですね。
ラウルは、尚人にキスをしかけてきたり「お前は俺のものだ」みたいな不遜な態度が当たり前。
「もう、セクハラやんなっちゃう!仕事なのに、プンプン!でも本当はちょっと気になるんだよね」っていうのが尚人。
な感じでお話が進みます。↑かなり要約してます(汗、)
そんな尚人のPTSDがきっかけで、エチはするは、結局結ばれるのです。

何かー萌えないんです。
ボディガードっておいしい、好きな職業設定だと思うんですが、いつもはずれちゃう。
何かにたようなので、「不条理な接吻」っていうのもあったけど(作者別)あれも設定はおいしかったけど、全然だったし~
ラウルはテロの時助けた男子だって尚人の事を知っていて、まだ少年だと思ったから、さらってもよかったけど、犯罪になるからって見守ってたという・・・おい!8年もまってたんかよ!!
気が長くないか?
という部分も取って付けた見たいな理由で受け入れられなかったのかもしれません。
尚人も、助けてくれた男性が気になっていたというのはあったのですが、ラウルにとても惹かれて好きになるという決定的部分には弱過ぎて。
こういうメインカプが残念な時、サイドの人間が気になってくるのですが、今回はあまりいませんでしたね~
ラウルの従兄の尚人にちょっかいを出すフランツもいいキャラではあったんですが今一つ、尚人の上司のアンリも、尚人の同僚のエミールトジムがちょっとwくらいだったかな、な感じですんでしまったのです。
そんなで、自分荷は惜しい作品になってしまいました。

2

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