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エキスパートレビューアー2023

女性CRダメ人間さん

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クソガキ襲来

未成年の美少年を美少年好きのゲイが強制的に自宅に保護(完全にアウト)。
状況にツッコミどころがありすぎますが、面白かったです。

攻めが謎の美少年を保護。玄関で押し問答する二人を受けが目撃。この時の物凄い形相で近づいて来る受けが面白かったです。
あまりにも怒りを露わにしているところがケンカップルらしくて良かった(付き合ってない)。一応嫉妬で落ち込むシーンもありますが(可愛かった)、シュンとしているのは二ページくらいで、直ぐに持ち直してくれました。

付き合っていない二人ですが、嫉妬や好意を一切隠せておらず、相手にまでバレバレなところが良かったです。
素直になれず名前さえ呼ばずにいた二人でしたが、最後には名前を呼び合いしっかりハッピーエンド。

新キャラのクソガキは確かにクソガキでしたが悪人ではありません。掻き回しはしましたが当て馬にはならず、最終的に二人が面倒を見る近所のチビッ子みたいな立ち位置で良かったです。
結局このクソガキは大家さんの親戚で、前回同様に実質大家さんのアシストで付き合い始めた二人でした(笑)

No Title

サスペンス要素は相変わらずフワッとしています。

前二巻に比べて二人の絡みが少なめ。
少ないぶん絡みのあるシーンは王道で分かりやすくて良かったです。
風邪引き獅郎、看病する一郎、寝言で好きな女の名前を呟く一郎、手を繋いだまま寝る二人。十ページくらいに怒涛の詰め込みでした。
そして終盤では拉致され拷問を受け、死に際に一郎を思い出す獅郎。ここぞと言うタイミングで助けに来る一郎。
あとはオマケで栄養を摂取してね〜という感じでした。

コメディ要素がかなり薄れ、前回よりも更にサスペンス色が強くなっています。気になるところの多い内容ですが、ツッコミを入れながら楽しく読みました。
サスペンス的には拉致された獅郎が姉の名前を出した際、犯人に詰め寄られたシーンが一番盛り上がったかなと思います。

No Title

私は第一巻を男同士のラブコメと思って読みました。
二巻ではラブコメ度がやや下がり、メインストーリーが進むことでサスペンス部分のツッコミどころが気になるようになってしまいました。
しかしテンポは良いので最後までサラッと読むことが出来ました。

コメディ要素としては温泉旅行に遊園地にと定番スポットに行っては恋人のフリという名のすったもんだを繰り広げます。
温泉旅行での一郎が面白かったです。恋人のフリをした末に泡を吹いて倒れるのですが、そんなに嫌だったのでしょうか(笑)

一巻ではお互いを信頼しておらずケンカップルらしさを感じましたが、二巻ではそういったシーンがほぼありませんでした。
お互いを不審者と勘違いして攻撃しそうになるシーンが王道で良かったです。

二人が打ち解けてしまったことで、全体的に笑いが減ったと思います。
打ち解けるまでが早く、もう少し日常的な様子も見せて欲しかったなと思いました(巻数が多いのでもっと時間がかかると思っていた)。
打ち解けてはいますが、二人の距離が更に近づく描写はあります。獅郎が一郎の言葉に心を動かされるシーンが特に際立っていました。
オマケや巻末描き下ろしを含めてBL的な萌要素はわりとあると思います。

サスペンス部分のツッコミどころは本当に多いです。
ストーリー展開で一番残念だったのは、一郎の協力者の存在。かなりフワッとした存在なのですが、事件捜査を協力者によってサラッと処理してしまうので、色々と物足りなさを感じました。
主人公たちが活動する分にはツッコミどころがあっても楽しめるのですが、協力者の存在で処理された部分に気になるところがあるとめちゃくちゃ気になるということが分かりました(笑)

俳優×マネージャー(スパイ)

ツッコミどころ多め。設定にかなり無理があるのですが、それを軸にしてストーリーが進みます。俳優要素は薄いです。
全体的にもっと頭を空っぽにして読みたいストーリーでした。

恋愛に関しては攻めがかなり強引。それに応える受けにもかなり無理があると思います。
部屋でうろついていたマネージャーを押し倒し無理矢理キスして自慰する俳優と、所属俳優の過去を知るために肉体関係を許すマネージャー。
頭を空っぽにして読みたい展開なのに、スパイ関連の話がラストまで続くので、設定の粗さや強引な展開が気になってしまいました。

そして攻めより当て馬の方が応援できるキャラでした。
攻めより受けのことをよく知っていて、今まで無理矢理手を出すこともなかった相手が現れてしまうと……。
かなり強引な展開で肉体関係を持った二人なので、当て馬は出て来ない方が良かったです。
それかいっそ3Pして欲しかった(笑)

受けは完全に絆され受けでした。

めちゃくちゃどうでもいいですが、初エッチで生で中出しして二時間放置する攻め。寝てる間に綺麗にしてあげなよ……! と思いました。

バディコメディ

立場上敵対関係の二人が同じ目的を元に契約恋人になって事件を捜査するストーリー。
ミステリー要素は大きな事件を追いかける方式で、この巻だけでは解決しません。

全体的にコミカルでライトな読み心地でした。
ヤクザも公安もツッコミどろが多く、チープさを感じてしまったのですが、とにかくテンポ良く進んで行くので詰まることなく最後まで読むことが出来ました。

残念ながら本筋の事件部分で今後の展開にあまり期待出来ず、この設定ならもっと全力でコメディな内容の方が楽しめたかなと思います。

私はコメディ部分にラブコメらしさを感じてしまったので、そういう意味で面白かったです。
これが男女であれば、最終的に恋愛感情が生まれなくても、ラブコメミステリーとして紹介されるだろうなと思う内容でした。
目的の為に渋々恋人のフリをしているので、ケンカップルらしさもあると思います。
ヤクザの愛人設定もBL様式美だなと思ってしまいました(笑)

恋心策略【タテヨミ】 R18電子 コミック

Ma jeung ji 

同級生の再会もの

本編十話、外伝三話。タテヨミの短編作品です。

同窓会で八年ぶりに再会した高校の同級生、シオンとジェウ。ジェウはシオンに声をかけるも、シオンはジェウを覚えていなかった。恥ずかしさに泥酔したジェウは酔った勢いでシオンと一夜を過ごしてしてしまい……というお話。

シオンもジェウも可愛かったです。
同作家さんの『夜明け、雲、そして河』の二人がキャラクター属性的に好きな方は、こちらの二人も好きだと思います(ストーリーは全く異なります)。

攻めのシオンが結構癖のあるキャラで、わりとダメ人間です。ジェウを好きすぎて社会生活を放棄しているので、好き嫌いは別れるキャラクターだと思います。
想像以上に長期間の執着愛で、公式で腹黒タグもついていますが、致命的な行為はしていません。

受けのジェウは包容力のある苦労人。過去の行動でシオンを傷付けてしまいますが、基本的に善人。過去のことも理解出来る範囲だったかなと思います。
シオンの言動について同級生から指摘を受けた際に、速攻でシオン本人を問いただしたところが良かったです。変にウジウジし過ぎないのでノンストレスで読むことが出来ました。

結果的に両片想いだったところもハッピーで良かったです。
とはいえ二人の生活スタイルがかなり異なるので、本編完結時点ではやや心配が残る二人でした。
しかし、外伝でその後の甘々な様子を見られたので、まあ大丈夫そうかなと思うことが出来ました。
もしシオンが暴走してもジェウを傷付けることが無いとわかって良かったです。
シオンの監禁発言がめちゃくちゃ可愛かったです。

エロも濃厚で、即落ち二コマしているシーンがありました(笑)
色々と怒涛の展開……? で、終盤いきなり攻めの童貞が判明したりと、エロコメ的な面白さもある作品でした。

ヤクザの異世界転移コメディ

ヤクザの鬼柳とその舎弟信夫は、十年前に失踪した若頭佐和の捜索中に異世界に転移してしまう。転移先で勇者と勘違いされた鬼柳は魔王と対峙するも、魔王は佐和とそっくりで……? というお話。

サラッと手軽に読めますが、全体的にごちゃごちゃとした印象のお話でした。
キャラもエロもインパクトはありますが、ストーリーとしては薄味。
メイン二人がシンプルに可愛かったので、二人の過去をもっと知りたかったなと思いました。
十年間探し続けている相手との再会(相手は記憶喪失)と言うだけで萌える設定だったので、しっかり味わえず残念。

かなりギャグに寄せた作品で、メイン二人以外のキャラがとにかく濃いです。キャラの濃さで笑いを取りに来るタイプのコメディでした。
このギャグのノリがイマイチ合わず……不快では無いので最後まで問題なく読めましたが、作家さんと笑いの好みが根本的に合わないのだろうなと思いました(笑)

二度目は正直 コミック

喃喃 

可愛いけど想像とは違った

期待していたキャラクターとは異なりましたが、可愛かったです。
しかしストーリーとしては物足りない内容でした。

キャラクターは二人ともそういう属性の萌えキャラ(特に受け)と言った感じで、掘り下げはあまりされません。
そしてタチ同士、攻×攻、ワイルドVS王子様、を期待すると肩透かしを食らうと思います。

ワイルドなタチ専の仁と、同じくタチ専でさわやか王子様の大和……と思いきや、この大和というキャラクター、スマートな王子様は演技で素は子どもっぽくて泣き虫、という設定でした。

そのうえ仁相手に今夜だけネコになると誘っておきながら、ちょっと後ろを触られただけで泣き出してしまう大和。王子様の仮面が剥がれ、泣きながら暴言を吐くようになります。
この切り替わりがかなり唐突なので最初は置いてけぼりにされてしまいました。

しかし一話目で素が露呈してからはほぼ素の状態。
素の状態は「酔い潰したら見れるレア大和」と言われていましたが、酒にも弱いのでレア感は薄め。
仁以外とのセックス描写(タチ)もありますが、スマート王子様な様子は見られず、ひたすら可愛い男でした。

大和はキャラの掘り下げがほぼされず、可愛さだけで最後まで突き進んだと思います。とても可愛かったのですが、もう少し深く知りたかったなと思いました。
仁との最中、突如泣き出したことに深い理由が無く、平和で良かったとは思いますが、何も無いのかよとツッコミたくはなりました(笑)
スマートなタチを演じる理由はアホで可愛かったです。

対する仁はトラウマの話がありましたが、過去のトラブルの原因である性欲強すぎ設定(恋人相手だけでは満足出来ない)は、大和と絡んだせいで霞んでいたかなと思います。
気の合う友人(でもないが)と居ることである程度抑えられる性欲なら、今までの何か満たされない様子を描写して欲しかったなと思いました。

二人ともいつ相手に落ちたのか、かなりフワッとしています。
仁は"おもしれー女"パターンで大和に興味を持った様子でした。それは良いのですが、そこから距離を詰める過程がほとんど描写されていません。
大和が酔って仁とお泊まりをした時の(映画見たり酒飲んだりした)話をもっと詳しく読みたかったです。サラッと回想で説明されてしまい非常に残念。
読みながら、ここ一番重要じゃないのか……? と思ってしまいました(笑)

セックスしなくても楽しい、お互いに気の合う友人のような瞬間がこの二ページの回想だけに詰め込まれていた気がするんですよね……。私はそこが読みたかった。
これに関しては作家さんの描きたいところと、私の読みたいところが違ったのだろうなと思いました。

モリモリ

一作目の時点でかなりモリモリな設定でしたが、二作目の本作は犬山の謎が判明し更に大変なことになっていました(笑)

本筋の妖精ハンターのお話は、対象を女体化させる悪徳妖精が標的。
阿久津の女体化を想像した犬山の妄想が爆発しかなり鬱陶しかったです。
前作から立て続けに読んだこともあり、犬山の騒がしさが凄すぎて、話を聞き流している阿久津はこんな感覚だったのか……としみじみ思いながら読みました。

敵が女体化魔法を使うと言うことで、主要キャラの女体化描写があります。
女体化してのエロシーンもありますが、男体×女体のエロ描写は無し。攻め受けの逆転もありません。攻めが女体化し、玩具を使って受けとエロいことをする、逆アナル展開でした。
受けが女体化するより個人的には読みやすかったです。どうせならもっとやって欲しかった(笑)

そして妖精とは別で犬山獣化の謎が判明。犬山の血筋(お犬様)を崇める謎の宗教団体が登場して阿久津と別れの危機になるも愛のパワーで解決。想像以上に相思相愛な二人でした。
今回獣化した犬山による獣姦のようなシーン(舐めるだけ)もあって一度で三度美味しい内容だったと思います(笑)

前作同様コメディにかなり振った作品ですが、ギャグのノリが合わず、特に謎の宗教団体がチープで多分笑うところなのですが、個人的にあまり笑えませんでした。
しかし相変わらず不快なノリでは無いので最後まで楽しく読むことが出来ました。

主人公は非童貞

童貞主人公かと思いましたが違いました。
主人公の阿久津は元ヤンのサラリーマンで三十七歳。非童貞です。

妖精となった兄(童貞)から"男にモテる魔法"をかけられた阿久津が、自分に惚れてしまった職場の後輩犬山と妖精退治をするドタバタラブコメディ。
兄を捕まえる筈が、より凶悪な妖精を追いかけることになり、話が殺人事件にまで発展。
しかし基本はコメディ。サラッとお気楽に読めました。

概ね楽しく読めましたが、ギャグのノリはイマイチ合いませんでした。
全く笑えないという程では無いのですが、設定やキャラの癖、ストーリーの勢いの割には笑えなかったなと思います。
とはいえ不快感はなく、最後までテンポよく読むことが出来ました。

色々と説明されていない部分もありますが、続編で判明するのだろうと思います。
サブキャラ含めてキャラの濃い作品でした。