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表題作ケイ×ヤク -あぶない相棒- 2

国下一狼,警視庁公安捜査官
英 獅郎,ヤクザ若頭

その他の収録作品

  • おまけ⑥〜⑫
  • 描き下ろし:熱海の朝

あらすじ

莉音(りおん)が残したノートに記した数字の謎を解いた一狼(いちろう)と獅郎(しろう)。2人は温泉デートを装い、事件の手掛かりとなる人物に会いに行く。しかし、事件の真相へと進む2人に刺客の影が…

作品情報

作品名
ケイ×ヤク -あぶない相棒- 2
著者
薫原好江 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
KCデラックス【非BL】
発売日
ISBN
9784065192757
4.3

(22)

(11)

萌々

(8)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
94
評価数
22
平均
4.3 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

No Title

私は第一巻を男同士のラブコメと思って読みました。
二巻ではラブコメ度がやや下がり、メインストーリーが進むことでサスペンス部分のツッコミどころが気になるようになってしまいました。
しかしテンポは良いので最後までサラッと読むことが出来ました。

コメディ要素としては温泉旅行に遊園地にと定番スポットに行っては恋人のフリという名のすったもんだを繰り広げます。
温泉旅行での一郎が面白かったです。恋人のフリをした末に泡を吹いて倒れるのですが、そんなに嫌だったのでしょうか(笑)

一巻ではお互いを信頼しておらずケンカップルらしさを感じましたが、二巻ではそういったシーンがほぼありませんでした。
お互いを不審者と勘違いして攻撃しそうになるシーンが王道で良かったです。

二人が打ち解けてしまったことで、全体的に笑いが減ったと思います。
打ち解けるまでが早く、もう少し日常的な様子も見せて欲しかったなと思いました(巻数が多いのでもっと時間がかかると思っていた)。
打ち解けてはいますが、二人の距離が更に近づく描写はあります。獅郎が一郎の言葉に心を動かされるシーンが特に際立っていました。
オマケや巻末描き下ろしを含めてBL的な萌要素はわりとあると思います。

サスペンス部分のツッコミどころは本当に多いです。
ストーリー展開で一番残念だったのは、一郎の協力者の存在。かなりフワッとした存在なのですが、事件捜査を協力者によってサラッと処理してしまうので、色々と物足りなさを感じました。
主人公たちが活動する分にはツッコミどころがあっても楽しめるのですが、協力者の存在で処理された部分に気になるところがあるとめちゃくちゃ気になるということが分かりました(笑)

1

真相に近づくほど迫る危険と深まる2人の絆

『ケイ×ヤク -あぶない相棒-(1)』の続編になります。
薫原好江先生は絵が綺麗で、コマ割りがスッキリしているので読みやすいです。

警視庁公安捜査官 国下一狼と峰上組若頭 英 獅郎のお話。

前作では、「ジョーカー事案」の真相を突き止めるため、手を組んだ一狼と獅郎が動き出します。
莉音のノートに綴られた意味深な単語は「峰上組」「4人の政治家の名前」「5つの謎の文字列」。
一狼は「5つの謎の文字列」の意味に気が付きました。
今作は、その続きになります。
「5つの謎の文字列」は、20年前の東永大学付属中学の学籍番号で「4人の政治家の名前」の子供でもあったのです。
しかし、5つ目の学籍番号だけは調べても不明でした。
2人は温泉旅行を装い、5つの学籍番号のうち1人に接触を試みましたが…。

2巻では、「ジョーカー事案」の真相に迫るのと同時にそれぞれの生い立ちや一狼と獅郎の信頼関係にもスポットを当てています。
見どころは、温泉旅行、2人の誕生日、遊園地デートと2人の仲が深まるイベントがテンコ盛り!
でも、一狼のカーチェイスや獅郎と総理の密会、最後は狙撃手の出現もあり、中だるみすることなく最後まで楽しめます。
その中でも、おすすめは…温泉旅行のリンクコーデと遊園地デートのネコミミも可愛いですが、やはり誕生日でしょう。
一狼が仕事のために手放したいろいろな願望を叶えてくれた獅郎への感謝の気持ち。
それは、相手がこの世に生まれ、自分と共に歩んでくれた時間があるからこそです。
派手な演出はありませんが、こちらまでジーンとしました。

残念ながら、今作もBL要素はありません。
でも、2人の信頼に比例して距離も近づいていると思いたい(願望)
自分の傷の手当てをしてくれる獅郎に「見えない所にだって傷はできる」と優しい言葉を掛ける一狼。
総理との密会で心も身体も傷ついた獅郎はその言葉にどれだけ救われたか…。
2人の眼差しが柔らかくなっていると思ったのは私だけではないはず!
全てが異なる2人なのにとてもしっくりする。
あぁ、リビングの壁になりたい (〃艸〃)♡

描き下ろし『熱海の朝』
温泉旅行でもいろいろあり、疲れて寝落ちしてしまった2人。
翌朝、目を覚ました一狼は自分の浴衣がはだけ、隣で眠る獅郎が裸なのに動揺して…。
獅郎の背中の入れ墨「獅子と牡丹」
その綺麗な入れ墨と一狼の眼差しは必見です。

「4人の政治家の名前」と「5つの謎の文字列」が判明したことで、2人の身の危険が増しています。
遊園地では謎の狙撃手に敵が殺され、もうただの失踪事件ではないことは確かですね。
そして、一狼の両親が亡くなった「新宿テトラビル爆破事件」も関係しているのでしょうか?
前作よりもハラハラする展開になっていて目が離せません!
事件の真相が気になりつつ、一狼と獅郎の関係も同じくらい気になる(笑)
続編も楽しみにしています。

1

微妙な距離感に萌えを感じる

面白くなってきたー!
相変わらず、付かず離れずの一狼と獅郎なのですが、
ふたりの微妙な関係性にすごく萌える♡
お互いを信頼してるのも、好ましく思っているのもバシバシ伝わってくる。
コミカルとシリアスのバランスも好きです。

央莉音の失踪事件をそれぞれ追っていた一狼と獅郎が、
協力し合って共に事件を追うことになった前回からの続きです。

上司の目を欺くために恋人のフリを続ける二人。
熱海旅行、誕生日、遊園地デートーーと、捜査という名目で心底楽しんでるよね?というイベント続き^^
タイトルは『ケイ×ヤク』だけど、実際は『相思×相愛』でしょ!と突っ込みたくなる程ラブラブ^^;
特に進展はしないんだけど、仲が深まっているのがよく伝わってくる。

一狼が警察官になったキッカケは、両親がテロで殺されたこと。
正義感のためじゃないという一狼に、「それでも、おかげで今日も日本は平和だ」と言う獅郎。
こういうやり取りにグッとくるんです。
慰めるでもなく、諭すでもなく、ただただ感じていることを伝える。
欲しい言葉を欲しいタイミングで言ってくれる関係が、とても好きです。

そして失踪事件に迫るため、ある4人に目星をつけます。
このうち一人は、獅郎の愛人で現総理である大須の息子。
嗅ぎ回っていることで狙われる二人ですが、あと一歩というところまで迫ります。
そこに現れた女スナイパー……これって?もしかして?

莉音が生きてるのか?と思わせるラスト。
テロ事件が関係している?と思わせる伏線。
そして、次巻は獅郎がピンチに?
二人の関係性だけでなく、事件の真相もかなり気になります。

4コマや描き下ろしは萌えの宝庫♡
Hを期待する方にはガッカリする作品だろうし、多分、今後もそういう展開はないんじゃないかな?
勝手な予想ですけど。
ちょっとツッコミどころはあるんだけど、それでもワクワクするバディものです。
次巻も絶対に買います!

4

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