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表題作小説リンクス2010年6月号(雑誌著者等複数)

複数/ホスト・陶芸家・学生・会社員・彫師他
複数/役者・喫茶店オーナー・学生・男娼・医師他

その他の収録作品

  • 水壬楓子「レッド ドア クラブ」
  • 神楽日夏「境界線上の恋」
  • 和泉桂「バロックの裔~偽りの花~」
  • 可南さらさ「その目で見るな」前編
  • 中嶋ジロウ「ラブサイト」
  • きたざわ尋子「指先は夜を奏でる」前編
  • 火崎勇「理不尽な誘惑」
  • 桃井ジョン「じれったい恋のあしおと」前編
  • 御園えりい「コルセーア~盈月~」Act.3 

あらすじ

表紙:円陣闇丸
特集:「ヒゲ」 洗練された、男の嗜み

作品情報

作品名
小説リンクス2010年6月号(雑誌著者等複数)
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

早くソレが読みたいッ!!

読みたい作家さんのお話が載ってたとリンクスminiの応募があったので買ってきました。

「バロックの裔~偽りの花~」和泉桂
彫り師×美肌の少年
以前一度書かれたシリーズの仕切り直しだそうです。
ミラクルジパングだそうで。
花街というか色街というか、そこにそれを束ねる長みたいなのがいて…。
桃華異聞の世界観に通じる部分がちょっとあるかも。
ま、今回はミラクルジパングなので日本調なんですが。

彫り師の真神は自分の気に入った者にしか彫らないこだわりのある彫り師。
そんな中、あるお屋敷から依頼があり行ってみると彫る相手は男で。
しかし、今まで見たこともないほどキレイな肌をしていて。
真神はその少年・椿に彫ることになるのだが…。
この2人の話としてはまっすぐな健気受の印象。
ある意味、敵対関係にあって椿は真神を取り込むための道具として真神に差し出されているのだが、自分の身よりも真神の身を案じて。

それよりも。
気になったのが桐谷と侑生の関係。
侑生はいわゆるクールビューティ系で真神と対する時も怜悧な物言いをする。
桐谷のことを話題にすると嫌な顔をする。
けれど、確かに2人は関係していて。
それも侑生が桐谷に隷属しているような。
そんな歪んだ関係が垣間見えるシーンがあって、かなり萌えましたv
私、つくづく歪んだ関係が好きみたいです。
作者コメントの欄にそのうち、この2人の話も。と書かれていたので、早くその日が来ることを祈りたいと思います。

「レッドドアクラブ」水壬楓子
『若頭』×しがない劇団員?
水壬さんの新シリーズ。

直十が以前から気になっていた洋館。
きっと妖しい大人の秘密クラブに違いないと潜入を試みるが見つかってしまい。
そこは『レッドドアクラブ』と呼ばれる健全な大人の社交場だったのだが、直十は賭けの対象にされてしまい…。

フツーに面白かったです。
文字通りに「面白かった」のです。
萌えとかそういうのではないの。
サラッと読める感じというか。
賭けの内容は『若頭』廿楽が直十を1カ月で紳士に仕立て上げられるかというマイフェアレディゲームのようなものなのだが。
なかなか廿楽がスパルタのようでいて最初っから直十に甘い部分もあったり。
廿楽の正体については途中でこうかな?と思ったんだけども、更にその上だった。
それはちょっと気付かなかったよ。
廿楽と直十の言葉のやりとりが面白いんだな、やっぱり。

ここからこのシリーズが始まるということは別の人たちのお話もあるってことでしょうか。
『ご隠居』とか『ドクター』とかの話もあるんでしょうか。
オーナーにはやはりスタッフの高埜がいいかな、なんて。
意外な組み合わせとかだったらそれはそれで面白いかも。

「コルセーア~盈月~」御園えりい
セサームを陥れようとした者たちを逆にヤーニは陥れて。
セサームを掬い、2人の仲は深まる。
そんな中、師弟の儀式が2人にも訪れ…。

ヤーニがはっきりと恋心を自覚するのがこの頃でしょうか。
この儀式がなんとも…とつい思ってしまうのですが。
ヤーニも「事故だと思って…」とか言われちゃって(笑)
事故で抱ける師もどうかと思うが(ま、手解きだからね)ちょっとヤーニが抱かれてるとこ見てみたかったな(爆)

ちなみに。
今月号のリンクスmini参加者は和泉桂さん、火崎勇さん、あすかさんです。

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