ぼくの一生を、直人にあげる

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表題作新婚さんは甘くない!?

バイトを辞め専業主夫を希望する受様の恋人・迫田直人
社会人三年目の会社員で攻様の恋人・北川日南

その他の収録作品

  • お・し・お・き

あらすじ

大好きな年上の恋人・直人と幸せな結婚生活を夢見ていた日南。
なのに愛する直人が、日南を悩ます元凶になるなんて…!?

「俺と、結婚して。日南の一生を、俺にちょうだい」
――かっこよくて大人で優しくて、大好きな直人と結婚した日南。男同士だから同じ籍に入るなんて諦めていたけれど、養子縁組をして、これからは幸せな新婚生活が待っている、そう思っていたのに。俺、主夫になろうかな、だなんて一体どういうつもり…!? すっかり“だめんず”になってしまった直人に、日南の不安は増すばかり。その上直人の隠し事が発覚し、ついに日南は――。

作品情報

作品名
新婚さんは甘くない!?
著者
森本あき 
イラスト
天王寺ミオ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576101187
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
6
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

告げない事が嘘になり

今回はバイトを辞めて専業主夫をする男と
社会人三年目の会社員のお話です。

養子縁組を巡って起こるドタバタ騒動の顛末と
元鞘後のラブイチャ短編を収録。

受様が攻様と出逢ったのは
大学進学で上京した年の初夏の事。

一人っ子だった受様は引っ込み思案で
初対面の人と話すのが苦手でした。

その為、
大学でもなかなか人の輪に馴染めず
冷静になれば応えも浮かぶのに
離しかけられるとパニクって
友人が出来ずにいたのです。

一人暮らしで会話もできない受様は
寂しさを紛らわせようと近所のコンビニに
足しげく通うようになります。

そこで受様に話しかけてくれたのが
アルバイトをしていた攻様だったのです。

攻様は受様より五つ上で
小四からずっと勉強三昧生活で
某国立大でも成績優秀でしたが

卒業後も親の望みレールの上を歩く事に
耐えられなくなって就職を放棄、
バイトを転々として暮らしていました。

受様を可愛いと思っていたと言う攻様に
お友達からとナンパされた受様は
彼と知り合って付き合ううちに
大学でも少しづつ友人ができ始め、
攻様への好意もいつしか
友情から愛情へと変化していきます。

そして知り合ってから六年目、
大学卒業後に受様が就職してから三年目に
攻様は受様の父の籍に養子縁組して
二人は新居での生活を始めます。

これで二人はずっと一緒に幸せになると
思っていた受様ですが、

なんと養子縁組の手続きをした次の日
受様ともっと一緒にいたいからと
攻様がバイトを辞めてしまいます。

初めは
攻様の宣言を嬉しく思った受様でしたが
攻様に貯金があるうちは家にいる、
主夫もいいかもと言い出し始めてからは

働けないなら仕方が無くても
今の攻様が働きたくないから
主夫を選んでいるなまけものにしか
見えなくしまった受様。

自分の稼ぎだけでは今の暮らしは
続けられないという不安で一杯に…

攻様に働いて欲しいと思うのは
いけない事なの?

それでも攻様が大好きな受様は
攻様を信じて
今の生活を楽しもうとするのですが
攻様には大きな秘密があって?!

バイト暮らしをしていた攻様ですが
彼の暮らしぶりには攻様の実家が絡んだ
大きな事情がありました。

受様に惚れこんでいた攻様は
その事情から逃れるべく動くのですが
その条件として出された事が
攻様が働かない事と絡んでいるのですよ。

攻様の事情がバレルまでに一山、
バレテからももう一山って感じで
受様が右往左往するのですが、
最後にはちゃんと元鞘状態に♪

あらすじだけではちょっと
どんなお話が想像できないのですが、
ソレすらも森本さんらしいかな。

出来上がっちゃってるカプなので
二人の絡みシーンは結構多くて
言葉攻め系のいちゃいちゃなので
エロ度もソレなりなのですが、

本作の受様は激ニブなので
受様がグルグルするのが苦手な方には
おススメしません(笑)

今回は本作同様、
受様に自分の事情を言えずに悶々とする攻様で
火崎勇さん『書きかけの私小説』はいかが?!

1

受けの心配事には共感せず

ラブイチャ可愛い&受けがグ~ルグルな話でした。
ニート疑惑な攻めは裏設定がありそうな感じがプンプンしていたので、受けの「自分1人で支えられるんだろうか?(´;д;`)ウッ…」という不安には共感できませんでした。
代わりに安心してサクサク気楽に読みましたけど。

挿絵がピッタリ雰囲気に合っていました。
特に受けのほわほわ~とした感じが(*´艸`*)

日南の親友の女の子・レナはしっかり者のハキハキとした子。
嫌いじゃないんですが…すれ違いの解決にちょーっと…関わりすぎな気がして…その辺りが残念。
レナが9割方お膳立てした感じが否めないんですよねー…。
フォローの域を思いっきり飛び出しているというか…。
日南がレナと会話することで、自分で直人の話を聞きに行く決心をするとかだったら良かったなー…とか思ってしまうのです。
ってか仲直りのほにゃららを親友の女性宅ですんなや(*`Д´)ノ!!!
レナも嫌じゃないのか?
何か普通に対応していたけどさ…あなた今日そこで寝るんじゃないの?
シーツを取り替えたとしてもちょっと…(´・ω・`)

全体としては可愛らしいお話でした。

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