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表題作ただひとつの理由

面倒見のよいヤクザの若頭 秋吉大護・33歳
借金返済にバイト三昧のフリーター 遠藤晴季・20歳

同時収録作品『ただひとつの理由』番外編~龍司と夏目の理由~

大護の父親で現組長 秋吉龍司・53歳
大護の右腕 夏目・35歳

その他の収録作品

  • 一番大事な理由
  • あとがき

あらすじ

「なんもかんも全部、俺に寄こせ!!」根っからの不幸体質の晴季を強盗犯から救ってくれたのは、『大嫌いなヤクザ』で若頭の大護!! 過去のトラウマから人に頼らない、信じない、甘えないと強がる晴季だが、自分を気にかけ優しくしてくれる大護に恋心が揺れ動く。しかし晴季には、自分が借金の肩代わりをしているロクデナシな彼氏がいて!? 男前な下町ヤクザの若頭×ワケあり勤労青年の、借金300万から始まるシンデレララブストーリーv
(出版社より)

作品情報

作品名
ただひとつの理由
著者
櫛野ゆい 
イラスト
山田ユギ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862638502
3.6

(15)

(3)

萌々

(3)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
54
評価数
15
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数9

サブキャラ目当て

表題作と続編、スピンオフの番外編の3作品が収録されています。

私は萌保証フェアの小冊子「Yellow」を読み、龍司×夏目に興味を持って読んだので、番外編「龍司と夏目の理由」をニヤニヤしながら読んだものの、本編の主役カップルには期待していませんでした。

ですが、一昔前によくありそうな仁義あふれる用心棒という感じのヤクザ・大護がほんとに男前で、不憫な晴季を甘やかしたり大事にするのが素敵で、ピンチでの登場も格好良かったです!

ヤクザもの、勧善懲悪が大好きな方にはお勧めの、甘く面白い作品だと思います。ただ、晴季が恋人にフェラさせられる場面がありますので、苦手な方はご注意ください。

0

素敵なヤクザの若頭

大好きで、何度も読み返した作品です。
ヤクザものは苦手だったりするのですが、この作品に登場するヤクザの若頭・大護は大好きなキャラです。

下町にピッタリな人情あふれる性格で、街の皆に慕われてて。ちょっとおバカっぽくて、でも素直で筋が通っていて。
晴季を甘やかす様子が、キュンキュンしてたまりません。
一方の春季は、最低な彼氏と別れられなくて。それは、悲しい別れになった親の影響なんだけど、人に頼らない・信じない・甘えないと、大護の求愛も断って最低彼氏に振り回されるので、かなりハラハラさせられます。

だから、2人が無事にくっ付いた時にはニヤニヤが止まりません。最低彼氏くんも大護とのキューピッドになってくれたと思えば、その存在も許せちゃいます(笑)
そして、くっ付いてからの、おバカで甘々でお似合いな2人が可愛くて悶えます。
おまけに、ユギさんのイラストがキャラにピッタリで、そこもお気に入りになっています。

2

下町っぽい

こちらは『カタギの分際』とは違い、言葉遣いのせいか、下町の義理人情に厚いヤクザさんて感じでした。明るくさっぱりとしたお話で軽く読めます。
受け君は不幸体質で、確かにわりとひどい目に遭うんですがあまり重い感じがしません。(内容的に実際にあったらありえないけど)
だめんずウォーカーなのかなー?と思ったけど、『この人は自分がいなきゃダメなの!!(>_<)』という考えの持ち主でもないんですね。過去のトラウマに囚われて、恋人の借金を返済しています。
トラウマもあまり深く掘り下げているわけではないので、そこまで重たくならずにすんだのかな?
本編その後では、ケンカ(はたから見たらただのじゃれ合い(笑))しつつも仲良く過ごしてるみたいです。てか、大護がほんといろいろ大人げなくて(笑)でも、晴季もなんだかんだ言って幸せそうなんで、良かったねって思いました。
お似合いのカップルです(^^)

0

初めての作家さんです♪

ヤクザものって怖くて痛いから読まないんだけど、これわ怖くないよって言われて読んでみました。

うん、表紙からして痛くない(笑)
ピンクでおしりだし\(^o^)/
なんていってもユギさんだし!

おもしろかったです!
攻め様の大護がユギさんのイラストとイメージぴったり。
気が優しくて頼りがいがあって大型わんこで。
受けちゃんの晴季は元カレのシーンでちょっとカワイソウだったけど、一生懸命がんばってるの好きでした。

文章も読みやすくて上手だったし、明るいおはなしで良かったです。
他の作品も読んでみたいな。

でもオヤジに興味がないので(ゴメンナサイ)組長と夏目は余計だったなー。

0

強くて明るい若頭×不幸青年の♪

今まで読んだ中で1番気楽で幸せなヤクザ・ラブでした^^
神・ユギ先生の表紙買いなんですが、表紙の明るいPOPな感じがそのままの内容に、頬が緩み放し♪
大柄で筋肉質の「大護(だいご)」に小さくて可愛い「晴季」が荷物のように、畳の上・布団の上をコロンコロン転がされ、春季がそれにキャンキャン言ってる図!
微笑ましいですね~!

≪ただひとつの理由≫
表題作は、不幸続きの晴季がヤクザの大護と出会う事からの不幸脱却編。
晴季の不幸は半端ないのですが、それでも健気で前向きな晴季の姿勢に、バカアホと言うだけじゃなく何かを貰えたのではないかな。
直ぐに逃げない晴季、すっごい男義です!
「捨てる神あれば拾う神あり」で、
晴季をおとしめた先輩は地獄行き決定!
ふん!いい気味!
拾った方の大護には可愛い恋人が出来たし、その晴季も大護に救われたね。

≪1番大事な理由≫
自分を必要としてくれる人と場所、笑いながらの食卓、そして、自分が頼ってもいい人・・・大護の恋人でヤ組の事務員になった晴季の「欲しかったもの」が、実現する。
あと心配なのは大護の身(ヤクザの抗争とか突っ込んでいく性格!)だ。
33才でガタイのある大護を、小さくて13才下の晴季がツンでやりこめている(尻に敷かれて、大護の嬉しそうな事!)、ほのぼの甘々でした^^
そして、晴季にドライな目を向けていた夏目は、良き理解者でした。
この夏目、組長の「愛人+弾除け」と自分で地位付けていてここらは切ないけど。
晴季も大護も夏目も、自分より相手を大切に想うその理由が「愛」だった訳で。
タイトルがホント生きています!良いです!

≪番外編≫
組長×クールメガネ美人・夏目編。
夏目、若い頃(暴走族時代)から熱視線の先は組長だったのね?
年期入ってます!いつまでもお幸せに~!

楽しかったです。
不幸不幸してないのが、絵と文章に合ってて良いんだろうな♪
(多分)誰も晴季の不幸に勝てないだろうから、浮上したい時に良いと思います^^

0

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