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表題作王弟殿下とナイルの異邦人

ジェセルウナス、女王の第一の盾と呼ばれる弟殿下22
北村隼人、古代にタイムトリップしたピザ職人24

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

偶然訪れた博物館で、うっかり展示品の腕輪に
触れてしまった──。その瞬間、三千年前の
古代エジプトにタイムスリップ!! 巫女と
間違われて召還された、カフェで働く北村隼人。
神官に囲まれ呆然とする隼人を救ったのは、
女王の弟殿下で、腕の立つ武人のジェセル。
「おまえが未来から来たことは誰にも言うな」
安堵も束の間、年下なのに命令口調で尊大な彼に、
側室として後宮に閉じ込められて…!?

作品情報

作品名
王弟殿下とナイルの異邦人
著者
櫛野ゆい 
イラスト
榊空也 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010514
3.6

(37)

(6)

萌々

(20)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
131
評価数
37
平均
3.6 / 5
神率
16.2%

レビュー投稿数9

古代エジプトのロマンと食の高揚感

2021年刊。
櫛野さん作品といえば『竜人と運命の対』が大好きなのだが、今回の物語も読み応えがあって面白かった。
何だか"古代エジプトにタイムスリップ"と聞くと膨大な年月をかけて尚続いている某少女漫画を思い出すが、独特のロマンを感じるのは確かだ。

現代のエジプト展にて、腕輪を介して異変が起きた妹を庇った代わりに、古代エジプトの世界に引き寄せられた隼人。
そこに居合わせた王弟・ジェセルウナスは未来からきた異邦人・隼人を怪しい者として拘束したが、女王・アイーシャの計らいでジェセルウナスの監視付きという条件で自由となる。

紀元前の異国に放り出された身の隼人だが、さっぱりした気性で常に威勢が良く気配りのある性格はたちまちに周囲の者を魅了していく。
また、隼人がピザ職人だという設定が上手く活きていて、彼が作るスイーツやピザで人々がワクワクする描写が良かった。
グルメ描写って力を入れすぎた結果、明らかに作者の趣味に走っているだろー感が出てしまう残念な話もあったりするが、この物語ではきちんと重要な役割として担っていた。

タイムスリップものの見処として現代人の隼人が元の世界に戻るか過去の世界に留まるかって決断も、読んでいて納得のいく結果だった。
敢えて惜しい点があるとするならば、ジェセルとのラブシーンかな。
緊張を隠す為とはいえ、彼の元ヤン気質の血が騒いだおかげでせっかくの色っぽいムードが…
そこは大人しくジェセルに身を任せてもらいたかったのだが(笑)

古代エジプトならではのナイル川の氾濫期やピラミッド作り、権力争いも織り込まれていて、大いなるロマンを感じた一冊だった。

6

古代エジプトへタイムトリップ

古代エジプトの王弟殿下ジェセルウナス×タイムトリップした元ヤンピザ職人隼人。タイムトリップして命危うくなるも女王に助けられ、敵視されていた王弟殿下(女王の正室)とぶつかりながらも愛を育むお話。隼人は時代を飛び越えても逞しいし、ジェセルにも対等に接するから気持ちが良い。崇められるジェセルには新鮮だし、唯一弱音を吐ける相手だったと思う。ここぞって時に相手を想って行動する2人は似た者同士でお似合いでした。残るか帰るかの選択も、難しい状況たったからこそ隼人が決めれて良かった。2人のエチも2人らしくて最高。全て良かった中で特に終章が良くて、感動でした。イラストも線が綺麗で眼福。大満足でした(˶ᵔᵕᵔ˶)

3

古代エジプトにロマンを感じます

櫛野さん作品はファンタジーものが多いイメージが個人的に強いのですが、今作品もファンタジーもの。ファンタジーもの、というか異世界トリップものです。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公はピザ職人の隼人。
彼は年の離れた妹・満里奈を溺愛しているが、その妹に誘われ古代エジプト展に赴く。そこで満里奈が手にしたレプリカの腕輪に引きずり込まれるようにして満里奈が連れて行かれそうになってしまう。

満里奈を助けるためにとっさに腕輪を外した隼人だったが、気づくとそこは自分が今までいた場所ではなかった。彼がトリップしてしまった場所は、古代エジプトで―?

というお話。

古代エジプト。
ロマンがあって良い!
とか思いつつ読み進めました。

トリップしてしまった先で隼人を待ち受けていたのは次期王の座をめぐる争い。先代の王がなくなり次期王として指名されたのは側室が生んだまだ2歳の王の息子。けれど亡き王の正妻であったアイーシャが、息子が成長するまでの間のつなぎとして女王に収まった。けれど、幼き息子を生んだ側室が実権を握るためにアイーシャを亡き者にしようと画策。アイーシャに呪いをかけるために今は亡き巫女を呼び寄せようとして、隼人を召喚してしまった、という展開。

夫亡き後、アイーシャが夫として迎えたのが彼女の弟でもあるジェセル。アイーシャを心から愛しているジェセルは、隼人を疑い拘束するが―。

凄くお上手だなと思ったのが隼人というキャラの描き方。
正義感が強くって、喧嘩っ早くて、料理が上手で(何しろ彼はピザ職人だ)。彼がエジプトのために、アイーシャのために奮闘するさまがとにかくカッコいい。
そしてその読者の思いとリンクするように、ジェセルもまた、隼人に惹かれていく。

元の世界に帰りたい隼人と、女王の夫という立場にいるジェセルの掛け合いが、コミカルだしカッコいいし、萌える。二人の行き着く先がどうなるのか気になってページを捲る手が止められませんでした。

はじめは隼人を警戒していたジェセルが、少しずつ隼人に惹かれていく様がとにかく萌える。隼人をもとの世界に返したくない思いと、けれど隼人を愛しているからこそ隼人の意向を汲んで返してあげようと奮闘する、その葛藤が良い。

そして、序盤の描写も。
最後まで読むと、冒頭の文がじんわりと心に染み入ってくるっていうのかな。繋げ方がお上手だなとしみじみ思いました。

あ、あともう一点。
榊さんの描かれた表紙が良い…。褐色の、ムキムキの筋肉のジェセルがカッコよすぎてKOされました。

13

愛するがゆえの葛藤が切なキュン…!

評価は神寄りです。
面白かったーーーーヾ(*´∀`*)ノ
関係性や距離が近づく過程にすごく萌えました!

『王弟殿下』『側室』『後宮』のワードが並ぶと、
王道の儚い健気受けのお話かな?と読み進めたのですが。

いやいやもう、全然ッ!!(*´∀`)ノシ

受け:隼人は、
儚さも健気でもなくヤンチャで元気いっぱいw
肝が据わってて一本筋が通っているタイプなんですね。
サッパリした人間性は読んでいて気持ち良かったです。

で、攻め:ジェセルは、
暗殺とか普通にある時代だから当然不審者に厳しい。
最初は隼人への警戒心も非常に強いんです。

しかーし!心許した途端の距離感がッッッ!!!

ジェセルの隼人への接し方は『0か100』なんですね。
ツンツンしてたのにある日突然デレるっていうww
獣が懐いてくれるような感覚が非常に可愛いです。

そんなこんなで
最初はソリが合わないギスギスした関係だったけれど、
少しずつ理解を深めて盟友ともいえる関係になっていく。
この時間がジンワリと温かくてすごく良かった。

ちなみに個人的超見解で勝手を申すならば、
DKのワチャワチャが好きな人は好きなやつです。きっと。
親友兼恋人みたいな、言わなくても信頼しあうみたいなね。

(初エッチはお前ら高校生かよみたいなやりとりしてて)
(DK大好物の私はめちゃくちゃ萌えたよ…(∩´///`∩))
(絶妙な色気のなさと、絶妙なエロさの緩急にヤラレタ)
(色気のないポジション争い萌え///)

思ったよりはホッとするような温かいシーンや
ほのぼのと和むシーンが多いのですが、、、
これはタイムスリップもの。
隼人は元の世界に帰る以外の選択を持っていません。

そんな隼人に対するジェセルの告白が切なキュンキュンMAXでグッときます…!!

隼人を愛するが故の葛藤。
帰したくない、帰したくないけれど!っていうね!
隼人への愛情が感じられて涙腺がゆるみました(;///;)

生まれた時代が違う者同士が出会い、
価値観の相違が互いを理解し合うキッカケとなり、
古代エジプトの背景も合わさり切なさも過ぎって。

すごく面白かったです。
特に中盤以降は萌えで息切れしながら読んでました←

9

エジプトやん

櫛野先生だし榊先生なのでマストバイ。褐色金髪男子万歳。めっちゃ好きなんですが驚愕するとまではいかなかったので神より萌2にしました。コンタクト必須な婆には訪れられない世界なのですが、いやーエジプト大好き、たまんねーなお話、380Pほど。

可愛い妹のおねだりで博物館のエジプト展にやってきたピザ職人の隼人。展示されていたレプリカの腕輪が急に光りだし、気付いたら周りは謎な外国人だらけ。何かの儀式のために呼ばれたようで・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アイーシャ(女王、ごっつええ人!)、サラ(王女、めっちゃ可愛い)、ネフェルタリ(前王の側室)、ウマル(受けの側仕え)、パネブ(あほ、女王側室)、タハルカ(女王側室)等かな。ちょこちょこ多め。

++好きだったところ

褐色金髪男子、トリップしちゃったピザ職人ともども、ヤ○キーじゃん!的ケンカップルな感じがめっちゃ好きでした。ピザ職人さんはヤ○キー上がりで、相手が王弟であろうか誰であろうがそんなへりくだった態度じゃないんです。素。なので王弟であるジュセルも固苦しい態度ではなく、フランクな様子が多いです。対等に接してくれる受けのことを嬉しく思ってると感じますが、何しろヤ○キーあがりの現代っ子。いざ事をイタさんとするシーンが最高に面白かったです。

攻めのいちもつをご覧になってですね、「それ入らんやろ」は王道、その前に上下抗争勃発、互いに「アンアン言わせたい」と譲らないところがめちゃめちゃ面白く腹抱えて笑いました。そこまでサラちゃんの「あすもぱんけーきをしょもうす」等可愛らしい言動や女王のナイスなつっこみなどに和んでいたのですが、一番最後のこの上下抗争が一番面白かったです。

ビジュアルがめっちゃ好みだし、お話はどうなるどうなる系でするする読めるし、最後めちゃくちゃ面白いバトルがあったしで、読んで大満足な1冊でした!BL版王家の紋章的お話とでも言えばわかりやすいですかね。エジプトお好きな方でしたら是非是非。櫛野先生のやんちゃ受け、大好き。

6

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