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表題作愛をあまねく満たすもの

クリストフ=ラシュレー,32歳,高級車メーカー支社長
真壁潤,26歳,貧乏保育園の跡継ぎ

その他の収録作品

  • 特別な今夜

あらすじ

園児の危機を救ってくれた彼は、アイスブルーの瞳を持つ美貌のエリート仏蘭西人・クリストフだった。
貧乏幼稚園で働くフツーの保育士の潤はそんな彼に引け目を感じる。だけど自分の手作りクッキーやおにぎりをおいしそうに食べてくれたり、幼稚園でこども相手に無心に遊んでいるクリストフを見ると、心がドキドキしちゃって…。マジメに頑張ってればきっといいことがある!
敏腕社長×世話焼き保育士の幸せラブストーリーvオール書き下ろしv
(出版社より)

作品情報

作品名
愛をあまねく満たすもの
著者
桂生青依 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862638120
2.7

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
10
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

伏目勝ちにっこり笑顔でカフスをつける男前の図!

すいません、円陣先生への評価が5割超えてます・・・
円陣先生ーーーーーーーーーーーーきゃあーーーー
2010年の作品で、最近の絵柄より少し前の、
一番好きなタイプの絵でした!!!
本棚の奥から出てきたもんだから、やっぱり再読しちゃうわけ。
(そしてやっぱり本棚に戻すという この無駄な作業・・・・
 誰か四次元ポケットを早く作って。)
大人男前一人(攻めさん)とフレッシュ気が強そうな兄ちゃん(受け)の
二タイプを眺められて 超幸せー 牛みたいに何回もかみしめてるわ私。

お話は経営不振の保育園やってる家の子(受け)と、
外車メーカー創業家の嫡子(攻め)。
ちっと人間不信気味な攻めさんを受けさんが癒して、
ついでに保育園に投資してもらって くっついちゃった てなお話。
お話自体は、うーん、ひねりなしだと思います。
受けさんがきりっとした感じの男子なんだけど、クッキー作ったり
弁当作ったり、保育園頑張ってますって感じ。
攻めさんは百戦錬磨 色男系(笑)

個人的に円陣先生がちみっこ書かれているのをあまり見たことがなくて
別作品で見つけた時に レアだ! とレビューしたことがありますが
実はこの作品にもあったやん・・保育園話なんで、預けられてるちみっこが
2回ぐらい絡んで描かれてます。あんま大したことないけど、
攻めさんにしがみついてるちみっこを見ると羨ましくてしょうがない。

それと挿絵話だと、タイトルに書いた図!
超男前----で、そのページを開けると ちと腰砕けます、いい男すぎて。
円陣先生がお好きな方で、当作をまだ御覧になってない場合は、
お試しいただいてもいいんじゃないかと思います!

4

何にやられたって、もう甘い雰囲気にやられました。

イメージは、お城から降りてきた王子様が下町で働く貧乏だけど頑張り屋の純朴な青年に運命を感じ、押せ押せに、しかしやんわりと迫って行く。
王子様はお城で義兄弟たちにいやがらせをされ、普段は見えないけれど心に傷をおっていたのです。
そんな王子様の見えない心の傷を癒してくれたのが青年でした、という感じです。

上流階級に住まう攻のクリストフですが、愛情のゴリ押しや強引に事を運ぶというのはなく、スマートかつ甘やかに外堀からじょじょに埋めて行くタイプに思えました。
それでもごく普通の青年たる受の潤からすれば、クリストフの行動は時に強引に映ったかもしれないけれど、なんというか自信満々で「好きだろ?」とか「好きにさせてやるよ」とか「俺のモノにする」という強い部分があまり感じられなかった。
ソフトタッチで潤の心に浸透していくゆっくりさ。

手作りクッキーでクリストフが抱える問題点をあっさりとクリアしてしまった潤。
老執事、秘書、ボディガード全員が、男との恋愛を容認しており、これにはクリストフの抱える問題点・境遇を踏まえた上で・・・ということと私は解釈しました。老執事などは相手が男だろうが女だろうが、とりあえず心を(自分たち以外で)許せる人物が出来た事に喜んでいたぐらいだし。
これまでは男女見境なく愛を囁いていたようですが、一人に絞れなかった・・・それは誰も彼も、クリストフが心に抱える傷を真に癒してくれる人たちではなかったから。
そんな思いも抱えつつ、日本支社の支社長という肩書で来日した彼が出会ったのが潤でした。

潤は仕事に一生懸命うちこみ、同年代の会社勤めの友人に「楽そうで良いな」と言われ傷つき、馬鹿にされたように思ってしまうけれど、自分は子供が好きだし、園が好きだと保育士という仕事に誇りをもっている。
どこにでもいそうな、飛びぬけて何かがあるというキャラではないけれど、その普通さが良かった。
クリストフの男らしくも美しい顔に見惚れてしまい、何身惚れてるんだ!っと自分に突っ込みを入れたり、男が男に見惚れるなんてありえないし(ドキドキ)といった感じで、出会った当初から既に心は奪われ気味なのです。

なので潤が素直にクリストフへの好意がただの好意ではなく、恋情であると認めればいいだけ。
早い段階でお互いの気持ちは向き合っていたのだけど、潤の普通すぎる思考、病気で入院している祖母のこと、経営が逼迫する保育園のことで頭が一杯で全てを恋愛にシフト出来ない。
おまけにお約束のクリストフの女性問題の誤解もあって上手く進まないのです。

しかし女性問題云々、等々のエピソードはあまり深く掘り下げられておらず、クリストフと潤の距離が縮まり離れるきっかけにはなりますが、意外にさらっと流れるのが残念。
もうちょっとこじれて、誤解が解けてという運びならもっとロマンティックになったかとも思うのですが。
そして、もうひとつ重要なトラブルがあったのですが、この問題点の解決がなされていない気がしてまして、これがどうにも引っ掛かった。

くっついた後のイタすシーンは凄かったです。
何が凄かったかというと、クリストフの意地悪なこと意地悪なこと!
唇で指で責めて、言葉でも責めて、慣れない潤を泣かせる泣かせる。
ここまで来るのに、キス意外無かったので一気に噴き出したように、愛しまくるクリストフに翻弄される潤。
最後の最後にごちそうさまです!と面白く読ませて頂きました。

3

甘いです^^

初読み作家さんです。
表紙とカラー口絵の絆創膏(カラー絵では表紙より更に数が増えているのですが)が気になった作品です。
確かに保育園が主な舞台なのでやんちゃな子供達が登場するのですが、いくつも絆創膏を張らないといけないような描写はなかったかなと思います。
挿絵では主人公2人とも男性らしくてどっちが受け様?という印象を受けたのですが、本文を読んでいけば攻・受は明確でした。
受け様・攻め様交互に両方の視点から描かれているので、読者には2人の心境が同時進行で分かります。
結果は最初から分かっている状況なのですが、個人的にはクリストフの潤に対するメロメロさに萌えました。
軽い態度で積極的に攻めていくのもコミカル度を上げていて読みやすいです。
クリストフとじいのやりとりも面白くほのぼのとしていい味出してたと思います。
セレブ感も味わいながら甘々でほのぼのな作品を読みたい時にはお薦めです。

1

お好きな方、申し訳ありません。

長らく、本棚の奥の方に埋まっていて、最近発掘したのでやっと読みました。

なんというか、あっさりしすぎててイマイチでした。
潤(うるむ)が何がしたいんだか、よく分からない・・・。



後半のかなりのネタバレになってしまうのですが。
クリストフが申し出た、融資を断っておいて(ここはいいのですが)、その後あっさりクリストフに言いくるめられるように、融資を承諾しているのが、なんだかなぁ~と白けてしまいました。
そして、もう一つのお金関係の事件?(トラブルかな?)のこと。
あれ、結局なんだったのでしょう・・・。
そのまま放置ですか、せめてこうなりましたよ~ぐらいは書いておいて欲しかったです。
もやもやが、残ります。ここで、もう一回しらけました。
お話の内容も、中途半端な感じがしてしまいました。

この作者さんの本、何冊か読んだことがあるのですが私は、この方の本と相性があまり良くないのかなぁ・・・とあらためて思いました。 

1

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