小説

  • 王子と呼ぶには野蛮でも(表題作 キラキラ星の約束)

王子と呼ぶには野蛮でも(表題作 キラキラ星の約束)

Oujitoyobu niwa yaban demo

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作王子と呼ぶには野蛮でも(表題作 キラキラ星の約束)

杉澤右京,30歳,骨董品から怪しい品まで売買する仲介者
秋島奏衛,17歳,父の借金で攻様の使用人になる高二生

その他の収録作品

  • (表題作なし)
  • キラキラ星の約束
  • キラキラ星の誓い
  • あとがき

あらすじ

放浪癖のある父親と二人、質素に暮らしていた高校生の奏衛。ある日、しばらく留守にしていた父親が異国で亡くなったという知らせを受ける。突然のことに放心状態に陥った奏衛は、その直後にアパートに現れた見知らぬ男によって、どこかの大きな屋敷へと連れていかれる。その男、杉澤右京が言うには、父親は高額の借金の担保として奏衛を差し出していたらしい。その借金を返すまで、杉澤の監視のもと、屋敷で暮らすよう命じられて──!?
(出版社より)

作品情報

作品名
王子と呼ぶには野蛮でも(表題作 キラキラ星の約束)
著者
真崎ひかる 
イラスト
春野アヒル 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775516393
2

(4)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
5
評価数
4
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

もったいないな…

何というか…一体どんなとんキワものかと思えば普通の話でした。
特に山場といったものはなくーサラサラ~っと読み終わりました(´・ω・`)
…何か…もったいないな…。
星型のピアスにしても、父親の遺骨がコロンビアから送られてきて死を実感するシーンにしても…盛り上がれる要素がちゃんとあるんですよ。
なのにそこがさらーっと流されちゃってるから印象に残らない。
あと杉澤さんをライバル視している名村とか色仕掛けしてくるカズキとか出てくるのだけどもー…あんまり引っ掻き回せてなくて…役者不足な感じだし(ノД`)

0

素材はいいのに、料理方法間違えたって感じです

山師のような仕事をしている父親の突然の死。
その父親に出資した借金の返済の担保として、強引に連れ去られ、何もできないからと家政婦ような仕事をしだす高校生・奏衛(かなえ)
ほとんど家にいなくて帰ってこない父親だったから、その死も信じられなくて、、、いきなり一人で放り出されて困惑するはずが、その借金元の男・杉澤に翻弄されるうちに日々は過ぎて行き・・・
要素と設定材料はとってもよかったんです!
奏衛の気持ちと態度、彼を連れ去った謎の男・杉澤との実は、、な関係。
だけど、何となく恋人(?)みたいになってからが、全然違う方向へ(自分が思うのとは方向が違う)話がながれてしまって、あれ?
せっかく山師の父親って言う設定がおいしいのに、ごくごく平凡な傲慢俺様×翻弄されるお子様物語になってしまったのが、思わずがっかり、、、

父親の遺骨がコロンビアから送られてきて、初めて父の死を実感するシーン。
もっと感動的になるかと思いきや、わりとそこはサラっと流れて、やはり二人が関係を持つ為の布石にしか使われなかった残念さ。
もうちょっと、奏衛の気持ちの葛藤みたいのが欲しかったです。
いかんせん、杉澤の態度が興味本位で手を出したようにしか見えないーー!!
レーベルで差別してはいけないけれど、プリズムだから軽いんだって、そんなことはないと思うんですが、軽くくっつけるには、奏衛の設定は重すぎました(だからつい、期待しちゃったんですよね)

恋人になってからの話についても、甘さはほとんど感じられません。
本当に恋人?みたいな・・・
杉澤をライバル視する名村という男の登場も唐突なら、元セフレ(?)のカズキの使い方も中途半端。
わざわざ杉澤がトラブルを招いて、奏衛を巻き込ませたみたいな不自然さ。
女装はあっても萌えませんでした。

変に中途半端に素材にいいものが揃っているので、その料理方法を間違えちゃったみたいな感じがぬぐえず、すごくもったいないな~と思ったのが感想です。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP