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表題作 愛想尽かし

椹木恭介 → 森川智之

春日柊也 → 武内健

高津戸真 → 遊佐浩二

倉田泉巳 → 日野聡

その他キャラ
羽隅[松山鷹志]/ 曽根[岩崎征実]/ 藤澤会の組員[興津和幸]/ 藤澤会の組員[坂巻学]/ 羽隅の舎弟[小野友樹]/ 看守[佐藤拓也]/ 女性客[牧口真幸]

あらすじ

「…抱いてよ。一度だけでいいんだ。いい思い出にするから」
ある雨の降る夜、椹木恭介は捨て猫と一緒にかつて自分が助けたことのある青年・春日柊也を拾った。その日から、ふたりと一匹の同居生活が始まった。他人を信じることができない柊也は、椹木とも寝ることで関係を築こうとするが、椹木は愛情や信頼のないセックスを拒絶する。ゆっくりと、少しずつだけれど、ふたりの関係に変化が表れ始めたある日、柊也が再び椹木の前から姿を消してしまい!?
愛想の悪い元ヤクザ・椹木×不器用な元ホスト・柊也の、わけありの過去を抱えたふたりの恋物語――「たかが恋だろ」のスピンオフ作品がついにドラマCD化!

作品情報

作品名
愛想尽かし
原作
英田サキ 
作画
山田ユギ 
媒体
CD
作品演出・監督
ハマノカズゾウ(RE)/松下一美(DB)
音楽
イマジン
脚本
沙藤いつき
原画・イラスト
山田ユギ
オリジナル媒体
コミック
メーカー
ムービック(CD)
シリーズ
たかが恋だろ
収録時間
75 分
枚数
1 枚
ふろく
キャストサイン+一言コメント+写真付きブックレット
パッケージ発売日
JANコード
4961524493999
4.2

(33)

(14)

萌々

(12)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
139
評価数
33
平均
4.2 / 5
神率
42.4%

レビュー投稿数7

すごい、人間ドラマ

古い作品ですが原作の英田サキさん、
イラストの山田ユギさん、どちらも大好きな作家さんで気になっていたのでレンタルで聞いてみました。

率直な感想。すごい人間ドラマ。
キャラの背景やらトラウマ、相変わらず、考えさせられるようなテーマをかかげながらも、本筋がしっかりしてるので、一気に引き込まれました。さすがの英田作品。
とても、しっかりしたストーリーなのに、評価が低いのは単純に好みです。
ここ最近で、やっと自分がヤクザ関係のストーリーが少し苦手傾向にあると気づきました
(笑)

椹木役@森川さん
大人で、本当にヤクザ?て思っちゃうほどの育ちの良さそうなくそがつくほどの真面目そうな雰囲気。
どういった敬意でヤクザになのかは前作を知らないのでわからないのですが、途中からはこの、複雑なキャラクターにはまってると思いました。

柊也@武内さん
艶っぽい。小生意気。妖艶。
すごい、色気。
エロティックだけど、愛されることを知らない、愛情に飢えた少年の声がはまってました。
猫と戯れる無邪気な一面もすごくよかった。
ほんと幸せになって。て途中悲しくて聞いてて辛かった。

にしても、レンタルで借りたのでジャケットとかなかったから知らなかったんだけど、レビューしようと、ちるちるさんを調べたら、脇役にあんな人やらこんな人の名前が!!!
知らなかった。
こーれは豪華ですね。
みんな今ではメインカップリングに名を連ねる方々ばかり。

1

これこれ、これを待ってたんです

原作未読。
【たかが恋だろ】のスピンオフ。
前作の主人公の義兄だった椹木(森川さん)の話です。
当て馬だった椹木が一番好きだったので、個人的にはこっちの話の方が良かったです。
前作で遊佐さんと森川さんの役は反対の方が良かったと思ってましたが、この話を聴いたらやっぱり森川さんは椹木の役で良かった!と激しく頷いた次第。

収監中に同室だった柊也(武内さん)と、釈放後一緒に暮らすことになるんですが、椹木の面倒見の良さが活きていて凄く良かったです。
一見冷たい感じだけど、放っておけないというような柔らかさが、森川さんの少し硬質な声とマッチしていて最高。
武内さんはビッチな受なんですが、男に縋って生きてきた柊也の少し擦れた感じや、甘ったるく媚びを売る仕草がなんともいえず嵌ってました。
色事に慣れてはいても常に心は寂しくて、愛情がほしくてほしくてどうしようもない、という柊也が、武内さんの演技によって段々と愛しく思えて来ます。

ヤクザ絡みの描写が多いので、暴力や強姦など痛々しいシーンもありますが、二人の心がそっと寄り添っていく流れが自然でとても聴きやすかったです。
特に森川さんの低音ボイスが凄く効いていて、本当は柊也のことが愛しくて仕方ないんだけど、手を出せずにまごまごしている様子なんかは身もだえするほど萌えました。
拾った猫が物語の中で重要な役割を持ってますが、泣き声は女性声優さんがされていたのでしょうか……あまりに不自然で苦笑い。猫はあんな鳴き方しない。
ここは本物の猫の鳴き声を使用して欲しかったです。

ビッチ受なだけあって、絡みはやけに湿り気がありました。
特に武内さんのフェラ音が粘着質で、どうやってこの音出してるのってそっちが気になってしまった。
ヤクザだ刑務所だと結構イロモノ臭はしますが、そこまでハードではなく割とマイルドな仕上がりになってますので、健気受好きな方は楽しく聴けるんじゃないかと思います。

4

心の痛みと暖かさが共存する作品

私は原作よりこちらを先に聴いてしまったからそう思うのかもしれないのですが、
正直、原作を超えてるかもしれないと思うくらい、素晴らしい出来でした。

脚本については、
序盤は過去と現在が行き来するので、その切り分けが少々解りずらかったでしょうか。
それ以外は原作漫画がしっかりしてるせいか、すっきり纏まってたと思います。
BGMの静かなピアノの旋律もいい。

演技の面については
刑務所の中での椹木(森川さん)の声が、あまりヤクザらしく聞こえないのが少し気になりましたが、それ以降はぴったりだったと思いますし、
どっから言っていいか迷ってしまうくらい、どのキャストの演技も素晴らしい。

刹那的でも愛して欲しいという心の叫びを秘めた、柊也の自虐的な行動を
武内さんがリアル感を持って演じてくださってるので、
もしかしたら原作以上に柊也に感情移入しやすいかもしれません。
エロも巧い!まさにしゃぶってる感が…!

また、羽隅が原作以上に格好よくないですか!?
松山さんの(恐らく)アドリブも含め、GJですよーー。
そして曽根役の岩崎さんも、本気でいやになるくらいヤクザっぽかったと思います。
こういう方がいると、作品がしまりますね!
脇も何気に豪華。( 興津さんに小野友さんに江口拓也さん!)

何度聴いても感動する、
誰かを大切に思うことで心は暖かくなり、
誰かのために行動することで見る景色が変わってくることを気付かせてくれる一枚です。

4

椹木編。

「たかが恋だろ」のスピンオフ。
椹木編ですね。
なんというか、不器用同士の物語。
刑務所で出会った2人。
最初は柊也の方から近づいて。
けれど、椹木は相手にしなくて。
柊也の方もただ「賢く」動こうと、利用しようとしていたような感じもあって。
でも、どこかで惹かれる部分はあったのかな、と思ったり。
再会して、どうしても縋るような感じになって。
それでも全面的に受け入れるような感じではない椹木。
自分と椹木の何が違うのか。
柊也の本当に欲しいものは。
少しずつ学んでいく柊也とそれを見守る椹木。
柊也なりの椹木の護り方が少し痛々しいですね。
そういうふうにしかできない感じというか。
森川さんの椹木はイイ感じに「オッサン」ですね。
大人で、冷静で、世話焼きで。
健ちゃん(武内くん)の柊也はやんちゃな子供というか。
個人的には松山さんの羽隅が結構お気に入りです。
普段、非常に飄々とした感じの喋りなのに、ドスがきいたら恐くって。

特典フリトは健ちゃんと森川さん。
動物に例えると、健ちゃんから見た昔の金髪の森川さんはライオン。
森川さんから見た健ちゃんはキリン(笑)
気になるキャラは森川さんがホントにどうしようもない曽根。
健ちゃんが飄々とした羽隅。
あと、猫もちゃんと演者さんがいてそれがすごかったらしい。

1

原作を是非読んでみたいという気にさせたCD

まず、最初に度肝を抜かれたのは曽根役の岩崎さんでした。
ヨゴレっぷりといい凄みといい、妙に聞き惚れた!
上手い役者さん揃いだったなと感じた一枚でした!

椹木が元ヤクザというわりには知的で上品なのに最初はリアリティを感じてなかったんですけど・・・・出所後に同じムショにいたホストの柊也が転がり込んでくるあたりからグイグイ引き込まれます。
これ、単なるBLじゃないですよ!
仮に絡みがなかったとしても人間ドラマとしてジューーーーブン聞き応えアリ!
(実際にはもちろん、カラミありありですが)
家族とは何か、人との絆とは何かという問いかけが底辺にあって久々の良作ドラマでした…オイラだってエロエロハァハァばっかり聞いているわけじゃないんだい!(自爆)

原作が是非読んでみたいですねー。
1枚に収めるにはあまるストーリー。
残念なのは、他人と関わることを避けているような椹木と、誰かの愛を必死に求める柊也が邂逅していくプロセスをもう少しじっくり追ってほしかった。そこらへんの展開がちょっと早すぎるような。それがあれば文句ナシの神作品です。
極道くささがうすいのにヤクザだった椹木の過去も気になるところ!

3

この作品が収納されている本棚

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