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表題作禁断のマリアージュ

男嫁をとらされる伯爵家次男 連城晃士郎
中学教師で侯爵の甥 鷹塔香澄

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

時は大正末期。中学教師の青年・鷹塔香澄は、強欲な叔父の命令で、伯爵家次男・蓮城晃士郎の元へ嫁に行かされることに。晃士郎もまた、家督を危ぶむ実兄の命令で渋々承知した婚姻だったが、香澄と逢瀬や身体を重ねるうち、いつしか本気の恋にのめりこんで…。

作品情報

作品名
禁断のマリアージュ
著者
南原兼 
イラスト
和鐵屋匠 
媒体
小説
出版社
学習研究社
レーベル
もえぎ文庫
発売日
ISBN
9784059041443
2.4

(7)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
14
評価数
7
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

禁断じゃないでしょう?

タイトルに偽り有りなんて思えるようなラブロマンスなお話。      
受け様、攻め様、両家の現当主たちの保身のたくらみで        
男同士で結婚することになる。           
受け様は、身分を既に剥奪されていて若干お可哀想な身の上。
それでも教師をしながら外で自立して働いていたが、
伯爵の叔父から、愛する妹を盾に脅迫まがいに男との
結婚を承知させられる。
攻め様は、気ままな次男坊で海外暮らしをしていたが、
父親の葬儀の為帰国していたが、兄が当主になった途端、
兄から理不尽な要求を言い渡される。
男の嫁を貰わなければ、財産全てを剥奪するというもので・・・
手に職も無い攻め様は、渋々こちらこ承知して見合いに臨むことに。
見合いの前日に運命のように出会っていた二人。
・・・ほんと、特に問題も無く仲良くなって行くのですよ~
ハラハラドキドキしないです!終盤で若干受け様襲われそうに・・・
攻め様怪我を~~ってくらいです。それも流れるように(笑)
前半部分に幼い頃に出会っている二人なのは分かるのですが
後半ラストになってもその、初恋みたいなエピソードは抹消・・・
消化不良を起こすので、省略しないで欲しかったかな。
ああ~、でももしかしたら読者だけが解かってる設定!?
それでも攻め様が受け様大好きな様子は、読んでて良かったです。
盛り上がりを期待したい方はNGです。
ふとした疑問・・・家族公認で国の大臣まで認めている二人の結婚。
見合いしてる時点で禁断のマリアージュ じゃないよね??

2

大正浪漫とかあまり考えない方が…(^^;)

男の嫁を娶れ!!(内容は違うけど星野リリィさん思い出しだよ ^^;)
兄が継いでる伯爵家を自分の息子に譲るため、
欲を出さないようにと次男の晃士郎に命令。

最初は、そんなに自分の地位や金が大事なのか
自分勝手で嫌な兄だなと思ったけれど、
香澄が襲われるシーンで「うちの嫁になにをする」
って助けにきてるし、
香澄をちゃんと身内として受け入れてる感じが、
嫌な兄から好感度アップになりました・笑。
本文にもあったように、継いだばかりの伯爵家を
のっとられたりしないよう疑心暗鬼に憑かれてるだけで
本当は常識あるいい人なんでしょう。

どっちみち晃士郎も、気になっていた相手との結婚なので
良かった良かった。

元婚約者は本当に晃士郎が好きだったんで、
バカな行動をしてしまいましたが、
頑張って幸せつかんでください…

0

花も嵐も踏み越えず、順風満帆なマリアージュ

いくらイラストが和鐵屋さんとはいえ、作品は南原さんなんで、オニキュンは間違いないんだけど、ついついレーターさんに惹かれてしまって手にしてしまった、自分的超地雷花嫁ものデス!!!

いやー、いっそすがすがしい程の、自分がどんな花嫁ものを苦手にしているか、それのオンパレードの花嫁モノを思わずおさらいしてる感じで、ここまでくると大食い大会の様を呈してアップアップなんだけど、それが快感(←マゾ?)
もうツッコミの思考も停止してましたww

伯爵家の二男が、長兄に家督争いはしたくないから、お前は男の嫁を作れって、男とのお見合いを設定されちゃう。
要は、本家の血筋はオレだけでいいからお前は子供を残すなって、男をあてがう、、なんて傲慢な兄さまw
だけど、その相手は運命の出会いをした相手で一目惚れで、最初は乗り気じゃなかったのに、会ったらノってきちゃって、立ち会い人が隣の部屋で様子をうかがっているところでまぐわってしまう!!
で、何だかコイブミのやりとりだの、浅草デートだのwwwちょっと、婚約を破棄された令嬢の嫌がらせもあったりするけれど、めでたく結婚とあいなりましたv

な、実に乙女チックで甘いお話。
この受けの男、最初登場した時そこそこ青年っぽかったんだけど、あれよあれよと乙女になってました。
攻めといえば、彼の性格は・・・いいかげん?軽いノリの男?お調子者?タラシ?・・・ま、でもマメです。
この攻めが受けを女性扱いするところ。
受けは心より、いきなり身体が反応して翌日彼を思っていきなり自慰してました@@!
そう、話の流れ的に男が必用なのに、受けが女性でもいいっていうか、女性扱いの花嫁モノが駄目なんですね(涙)
大体、男を花嫁っていうのが理解できん。なら読まなきゃいいじゃないかなんだけど、怖いもの見たさ。
むしろ、お笑い変換して脳内処理して読めるという、なので南原作品は真面目すぎてないからイケるのですww

きちんとピンポイントで二人が結婚して幸せになる、というゴールがはっきりしているので、話の中に伏線とか、突っ込みたくなるようなものが出てきても、それをいちいち回収させてません。
全ては都合よく進める為の捨て駒に使ってます。
その潔さと、無駄の無さはモノ足りなさを感じるものの、すごいね!と思います。

0

ん?

辛口で書かせていただきます
大正っぽさも禁断っぽさもありませんでした
爵位を巡る家庭内の争いと男性同士の結婚ぐらい?
といってもそんなにどろどろしてややこしい訳ではなく
主人公2人、すんなり出会い、愛し合い、結婚します
障害も皆無といっていいほどでしょう
あの晃史郎の元婚約者からの嫌がらせと香澄の強姦未遂なんて、障害にはノーカウントですねw
あと軽井沢でのファーストキスの話はどこにいってしまったのでしょう
どうせなら互いに気づいて~な流れがあった方がよかったのでは?

0

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