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指先に触れるまで一秒

yubisaki ni fureru made ichibyou

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表題作指先に触れるまで一秒

小椋航・社長の息子
柊・社長秘書

同時収録作品きみの好きな歌 前編・後編

同時収録作品青い星と恋の石

その他の収録作品

  • 春の嵐まで一秒
  • カーテンコール(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

見つけ出した航は、社長にそっくりだった。ずっと密かに社長を想い続けてきた柊。好きな人と同じその顔が帰りたく無さそうで、思わず航を自宅で引き取ってしまうのだが…。
その後、成長して同じ会社に入社してきた航と柊の大人編も収録。
今井ゆうみの切ないピュアラブストーリー。

(出版社より)

作品情報

作品名
指先に触れるまで一秒
著者
今井ゆうみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
シトロンコミックス
発売日
ISBN
9784799710203
3.6

(5)

(2)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
17
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
40%

レビュー投稿数2

もどかしいけれど…

 「春の嵐まで一秒」

 社長である父の再婚に不安になって家を出てしまう航と、その社長の秘書の柊の話です。柊の秘められた気持ちに気づきながら、次のお話に進んでいきます。

 「指先に触れるまで一秒」

 大人になった航は父の会社に就職し、そこで柊と再会します、久しぶりに会ったというのに、どことなく距離がある二人、そして、柊のお見合いが持ち上がります。淡々と進んでいくお話や、柊の静かな告白シーンが好きです。

 「きみの好きな歌」
 
 歌手の環は、あることをきっかけに声がでなくなり、歌うことができなくなります。その後環は、一成がいる喫茶店で働いているのですが、その原因は分からずじまいなのです。途中回想の場面で、声が出なくなった原因が明かされるのですが、後半では、声の出なくなった環をそっと助けるように一成が好きです。

 どこか淡々とした絵と、物語ですが、心に優しく響いてくるような物語です。

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双子が好きなの?

表題作は、ずっと片思いしていた人と同じ顔をしたその息子が、今度は自分をずっと想っていてくれて、、、っていう
帯の惹句
「あきらめたはずの恋が、ちがうカタチでおとずれた」
は、本当に言い得て妙。
表題作は親子で同じ顔っていうのがポイントだが、他の作品も、作者さん、よほど双子がお好きなのか、はたまたキャラのお顔の書き分けに自信がないのか、「きみの好きな歌」には脇キャラに双子のウエイトレスが登場するし、「青い星と~」は男女双子の取り替えデート話。

それにしても、キャラ同士の会話が、なんだかとっても堅苦しい。
表題作は社長の息子と社長秘書っていう設定だから、砕けた口調になりにくいのかなって思いながら読んだけど、他の作品でも、やっぱりキャラ同士の会話が妙に遠慮がちで堅苦しい。
だから作品全体の生命感が希薄なのかな。

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