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攻めキャラ伊勢の前から消えた受けキャラ柚流。柚流が伊勢の前から消えた本当の理由は、伊勢の母親に「息子と別れてほしい」って言われていたなんて。
男同士の恋愛ならではの障害ですよね。
男女ならこんなこんな障害はめったにないんですけど。。。
当て馬の高司は伊勢の事が好きって思っていたけれど、まさか柚流のことを好きになるなんて。。。。
しかも柚流の甥である夏樹が伊勢のことを好きになるなんて。。。
でも高司は柚流に一回振られて、夏樹は柚流も伊勢の事が好きってわかったら、あっさり身を引いたのがちょっと残念。
もうちょっと2人とも頑張ってほしかった、、、
やっぱり好きな水名瀬雅良先生!
本作も絵良し、ストーリー構成良し。
冒頭、1人の美形リーマンの元に、かつての恋人が現れる。
どうやら美形の方が振ったらしい。
だが男前の方はその過去に納得しておらず、家にまで押しかけて、強引に関係を再開する…
そんな所から始まっていくが、次第にかつての2人の関係性が明らかになっていくという構成になっています。
大輔(攻め)はプロ野球選手になれるだろうと期待されていたのに怪我で挫折。大学野球部監督の娘だった妻は、そんな大輔に失望して離婚。
柚流(ゆずる・受け)は高校時代に大輔と付き合っていたが、大輔の大学進学と共に大輔を捨てた…
でもどうやら理由があったらしい…
そんな風にどんどん紐解かれていく2人の過去、そしてまた惹かれ合う現在が絡み合って、読み応えもなかなか。
そこに大輔の大学時代の友人でプロ野球選手の高司、柚流の甥っ子の高校生・夏樹も参戦して物語をうねらせる効果もあり。
最後のクライマックスは草野球シーン。
水名瀬先生の美麗絵は、野球の動作も美しく描きます。柚流はアンダースロー投法ですよ。
かつて柚流が大輔の前から姿を消した理由も明かされ、これで2人の間の障壁は無い…
でも丸っとハッピー、な描写にしないところがまたいいんです。
男同士で、大輔のそばにいていいのか。まだ引く気持ちを引きずる柚流の目の表現がとてもいい。
それでも柚流の決意通り、2人で乗り越える未来があるのでしょう。
表紙がスーツ姿の2人だったので(そして美麗。)フツーにリーマンものかと思ってたのですが。もちろん2人とも会社勤めなんですが、別々の会社で。
大輔はプロ野球を怪我で断念して、どちらかというと仕方なく会社員をしている、と。
高校時代まで付き合っていた柚流は卒業と共に大輔の前から姿を消し、それ以来の再会だった。
離れていた間、結婚までしていたクセに、離婚するからもう一度付き合えと強引に迫る大輔。
甲子園を目指す柚流の甥、15歳の夏樹がキラキラと眩しくて。全然似ていないのに「あの頃の柚流に似ているな。」と言われ、大輔の心を癒すのは俺じゃないかもと独りごちる柚流。
柚流は柚流で、プロ野球界の現役エースに口説かれて…さぁどうする⁈というシリアス味ながらてんこ盛りな内容。そもそも健気で真っ直ぐな柚流が何故、大輔から離れたのか。大輔は何故結婚したのか、物語の進行と共に徐々に明かされて行きます。
水無瀬先生らしい!
冒頭強引に迫られて、流されて抱かれる柚流ですが、諸々解決してからの柚流が積極的で(いやらしくて)萌えます。「今日は俺にさせて…」「俺のも舐めて…」きゃー‼︎
水無瀬先生の受けは皆んな美人さんなんですけど、女性っぽいわけでは無くて、骨格がしっかりしていて、筋肉がしなやかな感じで本当にキレイなんですよね。
元恋人で幼馴染同士の再会モノです。
かなり私の好きな設定なんですが、今回は水名瀬さんにしてもあっさりとした展開だったのではないかと思います。
いい感じの当て馬キャラも出てくるんですが、余りにあっさりしすぎていて、ちょっと肩すかしな感じで残念でした。
なのでヤキモキするとか、切なさがちょっと足りなかった感じ。
そうは言うものの、萌え所もあるので、評価は萌にしました。
攻め様が強引でちょっとオレ様というか、元有望野球選手だっただけあって、少しプライドが高いというのも攻め様としては魅力的だし、受け様は少し内向的でネガティブな所があるんですが健気なのも好みでした。
先程も書きましたが、当て馬役のキャラが大人でカッコよくていい感じだったので、もっと見たかったです。
かつての甲子園高校野球児の挫折と再生のお話。
非常に美しい男達が、惚れた腫れたするの。
野球だの、サラリーマンのお仕事だのって表の生活部分もちゃんと描かれて入るんだけど、ストーリーのメインは恋愛。
男同士でこの惚れた腫れた具合は、ちょっと疑問なくらいな惹かれ合いよう。
これ、コミックで読むより、実写映画だったりした方がすんなり見られそう。
っていうか、むしろ、読んでいて、映画のコミカライズかと思ったくらいで。
そう思えば、柚流の一人暮らしの部屋が、でかいベッドにクワズイモの大きな鉢っていう、どん引きな程のスタイリッシュ過ぎる感もアリに出来そう。
でも、これ、マジに実写で見たいなぁ。
勝手に夢みるキャスティングは、敬称略で、
大輔は斎藤工、柚流は遠藤雄弥か三上真史、高司は城田優か兼崎健太郎でもいいな。
後は岸本に永岡卓也で、夏樹は、どうしようかな、ここはまだ見ぬ新人さんで、、、