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前作「身勝手なくちづけ」の続編シリーズ2作目です。
年の差カップルの二人は攻め様のマンションで同居を。
受け様は新たな生活をはじめます、新しい学校へも
無事に編入しますが進学校なのに大らかすぎる学友たちに
少々戸惑っていたり、父性愛に目覚めたらしい実父との
かかわり方にも戸惑いを覚えながらもなじみはじめます。
ただ、攻め様との関係が今一つ不安な受け様。
甘やかして抱きしめてくれるのですが攻め様自身の事を
何気なくいつもはぐらかされて話して貰えない事に不満が。
年の差カップルにありがちなお悩みを軸にして
受け様の実父のお盛んな女性関係&仕事がらみで
受け様が事件に巻き込まれてしまいます。
愛するがゆえに若い恋人に心配をかけないようにしてる
攻め様と、同情から一緒にいるだけなのではと
心配してしまう受け様とのさらなる一歩進んだお話です。
身勝手シリーズ第2巻!
今回は郁海誘拐されてしまう篇でした。
郁海が住んでいるマンションの隣の部屋に越して来た加賀見。
郁海も無事編入試験をクリアし、新しい進学校ての高校生活がスタートしてます。
殆ど郁海の部屋で生活する加賀見。
これが甘くならないはずがありません。
最初から最後まで、甘いお話でした♡
加賀見との甘い…ただれ気味⁉の生活を送りながらも、幸せそうな郁海が可愛いんです。
郁海は加賀見を好きだけれど、謎の多い部分が気になていて、色々知りたいけれど、なかなか聞くことが出来ないもどかしさ。
それが第三者の口から、加賀見の仕事内容や、実は郁海と同じ高校に通っていたこと…などなど情報が入って来て、余計に戸惑う郁海。
本当に、何をしている人なのか。胡散臭い悪徳弁護士なのか…もっとヤバイ事にも手を出しているのかも…
と普段の行いが悪いものだから、心配の上に、誤解までされてしまう加賀見(笑)
段々、小出しにして加賀見側の背景も分かってくる演出が楽しいんです。
加賀見も、仕事の案件でトラブルに巻き込まれていて、心配させまいと、郁海に隠してるんです。
それが余計に郁海には不安な気持ちにさせてと…
お互いに気遣いをするあまり、小さなすれ違いが起きる2人。
これは些細なものなので、2人の仲のいい感じのスパイスにもなっていて楽しめるポイント。
嫉妬したり、された事に喜んだり…誤解につけ込んでいたずらしたりと、本当に甘い生活を送る2人のシーンは萌でした。
そして事件の部分!
加賀見も、郁海の父親も仕事柄、敵が多そうな2人。
郁海を誘拐した犯人は、どっち絡みか⁉
どちらの、ダメ悪大人に振り回されたのか(笑)
今回のダメ大人の分売は…父の勝ちでした(嬉しくない勝負ですね笑)
秘書兼愛人の女性を、息子に合わせる感覚もどんなものかと!
郁海も嫌な気持ちはあるものの、結構普通な所が驚きでした。
それより、郁海が気にしたのは、「美人」と褒めた加賀見。
ここで嫉妬心を燃やした郁海が可愛くてならなかったです。
そんな秘書さんに…この時点では元秘書&元愛人になってるんですけど…誘拐されてしまう郁海。
父親の女癖の悪さに巻き込まれ、振り回されてしまいます。
結局、元愛人さんと話してみると、悪い人じゃなくて郁海を助けてる為に手を貸してくれるわけなんですけど…
話を聞いていると、愛人さんにしても、本妻さんにしても、子供みたいな男に、振り回されて、ひどい目に合わされているなあと可哀想にみえてきました。
そう思うと、大人げなさは同じでも、郁海に一途なズルイ大人の加賀見の方が同じ意味ではマシかもしれません(笑)
郁海を助け出したのも加賀見でしたし…そのやり方は、郁海じゃなくても、いったい何者…本当に弁護士って疑いたい気持ちも分かりました。
登場はカッコは良かったからいいんですけどね♡
でもオチの展開のハズしてなさには、笑えて、萌えさせて頂きました♡
郁海の手錠姿に何を感じたのか…
救出して、郁海の意向でも高校生をホテルに連れ込み…学校を休ませて、ほぼ軟禁状態!
本能のまま、濃くて甘い時間を過ごす2人。
しかも縛っちゃってますし!
やっぱり、ズルくて、大人げなくて、郁海の前ではただのケダモノ化する加賀見でした(笑)
30過ぎたおじさんが、ピチピチの若くて可愛い恋人を手に入れた訳だから嬉しい気持ちも分からなくもないんですけどね!
新キャラ登場という事で、加賀見と友人であり、仕事関係者の会計士の相原。
この人も謎な人ですけど、楽しい面白い人なので、結構好きでした。
次巻は、郁海の学校生活と、加賀見のライバル⁉…みたいな郁海の友人も登場します。
もどかしくて、ちょっぴりせつなさもあり、でも愛しい気持ちにさせられる作品。
まだまだ、大人げない大人達に振り回されながらも、郁海にとっては、しっかり将来を見据えて、いい大人になる為の成長期でもあるお話。
興味のある方は読んでみてくださいね。
このシリーズは、とにかく私のかなり苦手な傾向のきたざわさんなんです。
イヤもう、ホントにきたざわさんテンプレートそのままの『大人げない傲慢年上攻』と『ショタちっくな健気だけどツンな受』。
加賀見(攻)が郁海(受)を溺愛してるのはよくわかるんですよ。意地悪するのもその延長なんだろうからそれはまだいいんですが(いや、個人的にはものすごくキライなんですが)、どうしても最初がアレだから乗り切れない。
とにかく『無理矢理から始まるラブ』はホントに受け付けないんです。それだけで他がどんなによくても、マイナスからのスタートになります。
だからこのシリーズも決して好きにはなれません。
もともとキャラクターもまったく好みじゃないんですが、それでも最初が違っていたらまだしもと思います。まあ、たとえそうだったとしても特にいいところはないんですけどね。
前巻でCPになった2人ですが、加賀見が郁海のマンションの隣室に引っ越してきます。郁海も違う高校に編入して新しい生活が始まります。
それにしても、郁海の父親・田中があまりにも情けないダメ男でした。今回、その父親の不始末のとばっちりで郁海が誘拐されます。
それに、加賀見の仕事関係のトラブルも。
ずっと年下の恋人に心配をかけまいとする加賀見と、何も話してくれないことを気に病む郁海。
でも、話さないことで不安にさせたら無意味だろうが!
加賀見の仕事のパートナー・相原が登場します。これもきたざわさんにはよくある(ホントよくある!)私のすごくキライなタイプの趣味の悪い脇キャラクターです。受にちょっかい掛けて観察して楽しむような。
こうして見ると、キャラクターがことごとく好みじゃないんですよ。
ホントに、こんなイヤな思いしてまでなんで読んでんだろうとげんなりするほど。