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ツンデレ王子が鈍感男にアプローチ!?
デビュー作なのですね。
この前読んだ「不機嫌な弟」が面白かったので、電子書籍で買いました。表紙で選んで。イラストは、王子にぴったりでしたね!
ヘタレ好きですが、攻の優柔不断さにはイラッとしました。まぁ普通はそうか、と思わなくはないですが。ゲイじゃないもんね。
概ね楽しく読みました。性別もだけど、高校生っていうところの葛藤がないのが不思議でしたけども。
ちょいちょい気になることはありましたが、脇役もなかなかに魅力的だったし、よかったと思います。
このカバーイラストの、
ムク先生の絵。
まさに王子。
王子様だから白学ランってありえなくない?
代々政治家の代議士のおぼっちゃま、そんな天然王子が、生まれて初めての恋をしたのは、誰にでも優しい花屋さんでした。
不器用な初恋と、優柔不断で鈍い大人が、すれちがって、すったもんだする話。
おぼっちゃま育ちでまだ高校生の遥が、奥手で自分の感情を上手く表に出すのが不器用なのはしょうがない、むしろ、そこがかわいいとしても、
太一の鈍さと不用意さは、読んでてちょっとイラッとしちゃったので、萌は一つで。
田知花さんのデビュー作品ということです。
他の本を読んだばかりだったせいか、行間が広く1ページの文字数の少なさに苦笑いたしました。
投稿作だそうですので、ページ数あわせには仕方ないのかな?
攻めはフラワーショップの店長・太一、26歳。
精悍な面差しに雄々しい体躯ですが、花愛は誰にも負けない情熱の持ち主。
受けは王子様という形容がピッタリの悠。
有名私立高に通い、太一のフラワーショップの常連。
最初は悠がかなり一方的に太一が好きで、太一は同性は好きになれないとお断りするのですね。
でま、それでも良いから!と強く言われほだされてとりあえずつきあう太一でしたが……というような内容なわけです。
読むまでは、悠はツンツン受けか?と思っていたのですが、かなり一生懸命太一をくどいていて、ツンは若さゆえの照れなわけねと納得しました。
「好きになってもらえるように頑張ります」なーんて言っちゃうのは可愛いですねー。
しかし、好きになってくれなくても良いっていう勢いはやっぱり若い!
もう、好きになってくれない相手とつきあう労力ないわ(笑
太一も自分の頭の形の歪さは父親のゲンコツに違いないとか、父親に悠が男の子じゃないのかと問われた時に「そりゃそうだよ、男なんだから」と答えたり、なかなか面白くおおらかなキャラで好感が持てました。
強いて言うなら、片思いされ中の太一と両思いになった後の太一、豹変がすごすぎない?とビビりました。
ノンケだったのに…
ノンケだったからこそ、あの、長い葛藤時間だったと納得していましたので。
そして、田舎で店の手伝いをしていた時に多加美(太一の元カノ)から出た『佐々木のお姉さん』は、悠のママじゃない?なんて深読みしちゃってました(苦笑
最後のショート以外は攻めの太一視点です。
わたしは攻め視点作品が好きなのですが、圧倒的に受け目線より少ないので喜ばしい限りでした。
第2回・B-PRINCE文庫 新人大賞小説部門 モバイル大賞受賞作で、著者のデビュー作。
鈍感な花屋の店長(太一)× 純粋で天然な高校生(悠)のお話です。
健気で一途だけど不器用で、思い込むと暴走気味(猪突猛進?)になる悠が可愛かった。
優柔不断で鈍感な太一にはちょっとイライラしましたが、ノンケ男性なんだし
悠のことを意識しているわけではないので、こんなもんなのかなあ。
いなくなってから初めて気付く、悠への想い……。
ノンケがゲイを振り回し、ゲイが諦めようとするとノンケが想いに気付くという
パターン、結構多い気がしますね。
展開・ストーリー的にはもう少しひねりが欲しいところですが、
受けの悠くんが可愛かったので、お気に入りの一冊になりました。
小椋ムクさんのイラストでしたので迷わず購入しました。
表紙のかわいさに惹かれたのでカラーのカバー口絵で「うわっ!」びっくり!
畳なのがエロさ2割り増し・・・
作者様いわくツンデレを書きたかったとのことですが、一途で不器用なかわいい悠(受)
天然?ゆえに勘違いして浮いたり沈んだりがかわいくてかわいくて。
一方の(攻)太一はノンケ、悠の勘違いから付き合うことになったけど誤解を解いて
「たぶん、悠を好きにならない」とはっきり言うのに「友達みたいにしかつきあえないけどいいの」って!優しいようで優しくないよ。
悠が太一の前から消え、悠への気持ちに気づいた太一。
ノンケが振り回されるのとか必死に追いかけるのがものすごく好きで(笑)
最終的な感想、将来、太一は悠に捨てられるんじゃないかなー。かわいそうに。
ハッピーエンドだったけどそんな風に思ってしまいました。