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表題作いけ好かない男

仁科櫂,24歳,大手化学品メーカー研究所勤務
春口蓮27歳,ブラコン,同研究所研分析センター勤務

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

可愛い弟を手ひどく振った男・仁科に、自分の美貌を使って復讐しようと近づく蓮だが、全て見破られたあげく激しいキスをされて…。
(出版社より)

作品情報

作品名
いけ好かない男
著者
松雪奈々 
イラスト
街子マドカ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
いけ好かない男
発売日
ISBN
9784344823945
3.9

(46)

(13)

萌々

(18)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
178
評価数
46
平均
3.9 / 5
神率
28.3%

レビュー投稿数9

意地っ張り受けと余裕のある攻め

なぜか間違えて続編と合わせて買ってしまい、
これは面白くなかったらしんどいぞ…と思っていたのですが全くの杞憂で、とても面白かったです!今から続編読むのが楽しみです!

ブラコンなお兄ちゃんが弟を振った男に復讐するために相手を落として手ひどく振ってやろうとするが…というお話。
美人な意地っ張りお兄ちゃんな受けが何より可愛かったです!!色仕掛けがすぐにバレて顔真っ赤にしてるのが本当に可愛くてですねぇ。ブラコンになった理由もしっかりしていて、それも良かったです。
弟くんも、実はお兄ちゃんが思っているほど純粋ではないってのもいいですなぁ。こういういい性格してるキャラ好きです。
攻めはかなり余裕があるというか、後半焦り出すのですが、常に手のひらで受けを転がすけど執着バリバリってのが感じられて、最後のお仕置きにかなり萌えました。
コメディタッチで読みやすくて良かったです。

0

hard to say I love you

サドっ気たっぷりの攻と靡かないと思っていてもめろめろにされてる受、なかなか素直になれないふたりですが、もう傍から見てるとすでにあまあまモード全開な楽しい作品でした。

ゲイの亮太は合コンに参加してそこで高校の時に好きだった同級生に再会して好きだと告白してすぐ玉砕。その男は兄 蓮の同僚でもあった。
蓮は弟の為に同僚の仁科を口説き落として復讐をしようとするが…

弟の復讐をしようとして反対に手玉にとられてしまう蓮。でも仁科もまた蓮に惹かれていって、ノンケ同士のふたりがお互いを認め合うまでの物語り。

仁科を落とそうと色仕掛けをしてもすぐにバレて反対にキスだけでめろめろにされちゃうお兄ちゃん蓮はかわいいです。それから落としてみろと挑発されても連敗続き、そしていつの間にやらな展開です。
で、仁科もいつの間にやらで、蓮の弟を振った男なのにその弟亮太に協力してもらったり、蓮は蓮で弟の想い人なのにと悩んだり、そのすったもんだが楽しいです。

最終的には涼太にも恋人が出来たみたいで、お兄ちゃん達もすれ違いがまるっと片付いてハッピーエンド♪

読んでいて、後の展開や結末も見えすぎるほど見えちゃいますが、小気味いいほどの流れなので満足度高いです。

2

正統派ラブコメBL

これぞBL!という感じの王道リーマンBLでした。よかった!!

松雪さん作品は実はこれが初読みだったのですが、読みやすい文章で、Hシーンは終盤に2回ですがすごくそそる描写でエロくてw、楽しめました!
キスシーンの描かれ方が印象的で色っぽかった。

受はちょっと鈍感でツンデレなブラコン。攻は俺様でゴーインな美男子!!
可愛い弟を振った仕返しに惚れさせて振ってやろう!という作戦を立てた時点でもう・・先が読めてニヤニヤしちゃいましたww
展開がなんとなく読めるところも安心安定の王道な感じでよかったw
ああ。かわいらしい!
軽く読めて胸キュン気分を楽しめる正統派ラブコメです!

0

お兄ちゃんの

性的経験値はいかほど?

まさかのドーテーくん?
自分の美しさは、ある程度認識しているのよね?

なかなか、おちゃめなラブコメで、楽しいのは間違いないです。
ただ、これはコミックで読みたい感じだったな。
涼太の愛らしさや、蓮の美人さ、仁科の格好良さ、
外見を言葉でいっぱい説明しているけど、今ひとつ伝わってこないというか、
お話の主題その物が、自分でも訳もわからず恋に落ちて右往左往するって所で、その右往左往の渦中にいる蓮の混乱ぶりを楽しむお話だから、これはこれでいいんだとも思うんだけど、
でも、絵だったら一発でわかるし、マンガだったら雰囲気で流してもいいところが、小説だとちょっと物足りなさにつながるような気がしたの。
あと、子守のエピソードって、いる?

0

ミイラ取りがミイラになって、ミイラがミイラ取りになって最後に二人ともミイラになって(笑)

”淫魔””おやじだらけ”とおやじ作家(すみませんw)な印象が続いた松雪さんの3作目は、軽いタッチのラブコメディ。
超!ブラコンの兄が溺愛する弟を振った男をたらしこんでぎゃふんと言わせるつもりが、いつの間にか気になる存在になってしまって、
そして相手の男も軽くあしらうつもりが、兄の態度が面白くてだんだん惹かれて行ってしまってという、
まさにタイトルにしたような愉快なお話でした。

このお兄ちゃんこと蓮がツンデレ発動する様が楽しいんです♪
大体ノンケのくせに、男を落そうと考えるあたり、
いくら兄弟そろって美形で、多少外見に自信があるからとはいえ、単純バカなその思考が笑っちゃいます。
ちょっと色目を使って誘惑してみて、相手がノってくると、慌てて引いて、
めげずに何だかおんなじ事を繰り返して、
そりゃぁ、相手の男・仁科も蓮の態度を見ているだけでも楽しいってもんでしょうww
しかも、蓮の下心がミエミエなんですから(爆)

そんな駆け引きが楽しい展開も、蓮が真剣に仁科を好きになって来たあたりからちょっと切ないトーンが出現します。
弟が仁科と付き合いだした、という言葉にショックを受ける蓮。
そして、酔いもあるのですが、自分がほんとうにゲイになってしまったのか確認するために2丁目に乗り込むのです。
他の部分でもそうですが、このストレート思考が魅力ですね♪
って、、、気分は仁科ですよww
助けに来た仁科とその晩結ばれるのですが、蓮に残ったのは弟の好きな人とねてしまったという罪悪感。
大きな山場に流れから当然とはいえ、そこへ弟のアレルギーショック事件も追い打ちをかけて、ヤマ場にひとひねりが加えられて、いい展開を見せます。
そんな点が作者さんのこなれた技だな、、と上手いと思える点の一つでありました。
また、蓮にとって天使のような純粋無垢なはずな弟が結構ビッチ?(大げさだけど)
いや、ちょっと緩めという蓮の過保護が暴露される設定にちょいクスっとさせられます。
仁科が不遜なんですが、基本丁寧語。
それで蓮に鬼畜攻めするのが、エチシーンに面白みを加えてますv

とりたてて珍しいという筋立てではないのですが、キャラクターがとても生きていて、素直に楽しめる作品でした。
やっぱり、この作者さんうまいなーと思います。

2

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