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一途な営業マン×無自覚フェロモン花屋で贈る幼馴染み再会ラブ
いやぁ、面白い。成宮先生の作品って、お仕事描写もしっかりしてて、派手な展開があるわけじゃないんですけどしっかり読ませる作品が多くて大好きです。
今作もたまたま再会した幼馴染2人が主人公。受けの市原が本当に素直じゃなくて可愛いです。あとお店のパートさんとの掛け合いも面白いですね。つい独り言をしてしまう、という設定が面白かったです。
攻めの樋野もいいキャラですね。結婚式の花を〜のくだりで、これ、結婚式ドタキャンとか奥さん捨てる展開になったらやだな〜と思っていたのですが、そんな心配無用でした。
足フェチなのもいいですねぇ笑
こう、キャラクターが地に足ついているというか、本当にいそうだなぁというか、読んでると自然にキャラの心情が伝わってきてよかったです。
幼なじみ同士の再会ラブロマンスでした。
それもタイトル通りのとっても素直じゃない二人の
いつまで気持ちを偽るつもりなんだっ!ってお話。
受け様は花屋の息子で配達の途中で事故に遭ってしまう。
その加害者側が幼なじみの攻め様。
攻め様は昔から受け様が好きだったのですが学生時代
告白して、でも受け入れてもくれないし、
だからと言って距離を取ることも無く、軽口を言い合う
友人のままでいた二人ですが、攻め様に、好きでいる事を
やめたと言われてからは疎遠になってしまう。
受け様は、それを嫌われたんだと思っています。
受け様は女性にはフェミニスト、下心男には嫌悪感だして
辛辣に対応する、それは昔から変質者や男に恋愛対象に
されて追いかけまわされたからなんですよね。
だから攻め様に対しても友人としては好きでも
恋愛となると考えること自体したくない。
でも、離れて行かれて、そして再会して結婚する事を
知って、初めて自分の気持ちに気づくのです。
この二人の掛け合いのようなじゃれなんだかケンカなんだか
分からないようなテンポの良い会話は幼なじみなんだねって
感じがすごく出ているので微笑ましいです。
でもその微笑ましさが気持ちを押し殺している思いの
強さをかえって強く思わせるんです。
お話は現在と過去をシンクロさせるような展開が有り
二人の学生時代の受け様視点での思い出が出てきます。
そしてそれらはいつも一方的に攻め様が好意を口にし
受け様の返事も聞かないで言い逃げみたいなんです。
それが攻め様の、恋には臆病な様子で
本人とのギャップが良い感じに表れていましね。
男に以上にモテル受け様のストーカーなんかも出てきて
淡々としたお話にはならない飽きのこない内容で
思った以上に楽しめた作品でした。
面白かったです。
幼馴染みの再会ものとしてはわりと王道、さらに大きな行き違いはなくあっさりくっついた感じのお話でしたが、随所に成宮ゆりさんらしいセンスが光ってて、終始楽しくワクワクしながら読むことができました。
主人公の受けのキャラが本当に好きです。
若干天然アホ成分が入ってて、男前でさくっとした性格。
とくに一人言を言うクセがあるという設定がめちゃくちゃ面白かったです。
ぐるぐる考えてはおかしか一人言を呟き、それに慣れきったパートに冷静につっこみを入れられる。珍妙なやりとりに何回吹かされたか。
攻めのほうは無口なイケメンです。でも、受けへの愛情の強さが行動の随所に見られるので萌えました。なにより、実はヘタレな側面があるのがタマランです。告白したあと逃げるとか、キスしたあと逃げるとか、カッコ良く去ってるようには見えるけど、あんた実はヘタレでしょ?としか言い様がない。
あと脇キャラですねー。
ホストな友人の今後が気になるなァ。へんに語りすぎないところ、受けのお姉さんとの関係に決着をつけなかったところがむしろ好きでした。
てか決着つけてないからこそ、是非彼を主役にしたスピンオフが読みたいなと思いました。
金ひかる祭り開催中
金ひかるさんのイラストは美少年イメージが強いけど、この本の表紙絵はしっかり成人男性顔なのがちょっと珍しいかな。
成宮先生もたくさんご本出してはるけど、そういえばあんまり読んだこと無かった。
成宮ゆり=桜城ややイメージが強くて、主人公は受け攻めにかかわらず、どちらも男くさくてごついイメージ。
この作品も、金ひかるさんのイラストのおかげで主人公の雅は無自覚フェロモンををタップリふりまいている設定が説得力を得ているけど、実は、結構剛胆。そして意地っ張り。
対する樋野の方が、見た目は男っぽいのに、言い逃げ自己完結の超ヘタレ。
そんな幼馴染み同い年の二人が、大人になって再会し、すったもんだしながらもようやくくっつくお話。
素直じゃないにもほどがあるけど、素直になれないのもしょうがないよね、
でも、素直になれなきゃ幸せも掴めないんだよ。
そんなお話でした。
成宮先生も金先生も大っ好きなので、発売を楽しみにしていました!
繊細な金先生のイラストにお花のテーマなんて、一枚絵ばりな価値があるだろと嬉々として読みました。
で、読んでいて思ったのですが…全く合ってないとかじゃなくて、でももしかして桜城やや先生がイラスト描いた方が主人公っぽいんじゃないかなーなんて…。
勝手なイメージなんですが、金先生は外も中も100パーセント繊細な人間が似合うと思うんですよ。
イラスト一枚一枚がとても繊細な伏目がちな描かれ方だったので、繊細な弱々しい受けかな?と読んでみたら成宮先生のキャラの中でも気の強めな子でした。女の子大好き!っていうんだけど嫌味が無く、ツンデレな感じ。
お話は、良くもなく悪くもなくな印象でした。他の先生の作品だったらもっと印象は違うのかもしれないけれど…多分期待し過ぎたのかな?
えっちも初期作品ばりな軽めでした。
でも受けが攻めの為にゴムとローションで解してるところはおかわりしたいくらい可愛かったです。
家業の花屋の二号店の店長を勤めている雅は車の接触事故で幼なじみの樋野と再開します。樋野には学生時代に告白された経験があって…。
雅には留学中のそっくりなお姉様・静がいて、お店には静の元彼のホスト、現・雅の友達が来たり、勘違いストーカーに悩まされたり…って感じです。
最後の事故、「まぁそうなるわな」って予想出来て、尚且つ収集付かなくてドーンと全てを無かったことにさせちゃうような安易な終わり方で寂しかったです。