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表題作願ったり叶ったり

篤也
大学生
児島晴
大学生

同時収録作品嘘から出た何とか!

津田
大学生
神埼
大学生

その他の収録作品

  • 願ったり叶ったり~その後のふたり
  • 嘘から出た何とか!~その後のふたり
  • あとがき

あらすじ

平凡な大学生の晴は、幼馴染の篤也に小さいころから想いを寄せていた。女の子に囲まれる篤也を見て、「自分も女の子だったら…」と切なくなる晴。すると翌朝、晴の体にある「異変」が魔法のように起こって…? 遊び人大学生×能天気ワンコの「嘘から出た何とか!」シリーズも同時収録。

(出版社より)

作品情報

作品名
願ったり叶ったり
著者
オオヒラヨウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
EYE'S COMICS BLink
発売日
ISBN
9784834262032
3.6

(20)

(4)

萌々

(8)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
71
評価数
20
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数10

独創的で面白い

オオヒラ先生の漫画は全部ツボでこれも読んでみたらまたツボだった。
笑えるラブコメでユニークな展開が面白かった。
受けも可愛いし攻めもいい体して男らしいし萌えた。

とにかくレビューを見ないで読んでほしい!

0

主題作より、同時収録作の方が萌えました

表題作「願ったり叶ったり」
主人公の晴が、幼なじみで女好きの篤也に対し「もし自分が女だったら相手をしてくれたかも」と望んだことから体が女の子になってしまっていたという不思議系コメディーです。
「女の子の体になる」というのは好みが別れそうですが、自分はBLでなくても性転換ものが大好きなんて抵抗なく楽しめました。

他社様で断られたと書かれていましたが、確かにBLなのに「女の子の体で恋愛」はあまりないかも・・・。
篤也にはバラすものの、周りの人にはひた隠しにする晴ですが、「あいつなんか最近かわいくない?」など言われて襲われてしまう・・・的なお約束系の展開が楽しめました。シリアスでなくコメディチックなのがよかったのかも。
「女の間は俺が守ってやる!」て篤也の台詞にはどきっとしました。
でもこのどきっとは女の視点から見てのどきっとかもしれませんね・・・。

両思いになってからも、もし女の子としてのベッドシーンがあれば複雑だと思いましたが、そのへんはちゃんと考えられていて、女の子の間はしないと、ちゃんと男として好きだってわからせるように描かれていたのがよかったです。

気になるのは篤也が女好きだから女の子になりたい!て願う話だったのに、篤也もお前がずっと好きだった…てのがちょっと、え?そうなの?て感じでした。

「嘘から出たなんとか」
こっちらの方が長いお話で、カップルがすごくすごく好みでした。
誰が読んでも完成度高い!みたいな感動的なお話ではなく、何でもないゆるいお話です。ですが津田と神埼のカップルにすごく萌えた。

女好きで遊び人の津田は、狙っていた女性に告白するも、隣にいた神埼に勘違いされ、付き纏われることに。すぐ断るのがまあ普通なんでしょうが^^;
おかしなキャラクターの神埼に振り回されてそのままズルズル…。
このままつきあうの?ノンケなのに大丈夫なの?て思うんですが、友達か恋人か曖昧なまま関係は続き、次第に愛着がわいてくる津田。
シェアルームするか?と聞いた神埼が嬉しい!て喜ぶところや、しようと誘いながら震えてる様がすごくかわいかった。
ほだされていく、て言葉がぴったりな作品です。

すぐ終わるだろうと考えていた関係はそのまま何年も続き、でも相変わらず遊び癖の抜けない津田は浮気ばっかり。
無愛想で俺様な津田とハイテンションで馬鹿だけど我慢強い神埼。
我慢したり喧嘩したりを繰り返して倦怠期かな?もう終わりかな?なんて思うのはほんとに普通な世間一般のカップルみたいです。こういう普通のカップルのお話が大好きです。

こいつ馬鹿なのにと思いながら、出会いから何年もたったのに、どんどん神埼を好きになるという津田も、浮気しても我慢を続ける神埼も、単なる同棲中のカップルというより、家族になりつつあるカップルという感じがしてすごくよかったです。
おまけの、なんだかんだで神埼が他の男といると落ち着かない津田が面白かった。
もう少しラブラブしたシーンも描いてくれたら嬉しかったです。

3

一途な受けが可愛い

初読みの作家さんです。
どちらの作品も何処か暖かさを感じるような作風ですが、一途な受けの切ない思いがこちらにまで伝わってくる心情表現の上手さも感じる作家さんです。

「願ったり叶ったり」
昔から幼馴染の事が好きだった受け。
「自分が女の子だったら良かったのに」
そう何度願ったことか、と思っていたら本当に女の子になってしまったという少しSFチックなお話。
女の子だったら良かったのにとあれ程願っていたのに、男のままの自分を愛して欲しいと葛藤する受けの切ない気持ちが痛いほど伝わってきて、前後編でもとても読み応えのある作品でした。

「嘘から出たなんとか!」
表題作よりもこちらの方が何故か話数が多く、そして個人的にもこちらの作品の方が好きでした。
攻めは典型的な遊び人で受けは洋服の趣味がおかしいちょっと変わった子。
ある勘違いから二人の恋は始まるのですが、一途な受けに対して、攻めがまあちょっとひどい男です。
素直で積極的で変わり者でおバカな受けかと思いきや、攻めが本当は始め自分のことが好きではなかったこと、浮気していたことなど全て知っている上で馬鹿な振りをしていたというまさかのどんでん返し、そしてギャップがとても面白かったです。
ただ、それでも一途に攻めを思う受けにギューっと胸が締め付けられるような萌えと切なさを感じました。
また攻めもいつのまにか受けのことが大好きになっていて、これからは攻めの方が受けに依存するような関係になっていくのかも。

2

暖かい絵が好き

読んで見たいと思う作家さんの一人がオオヒラヨウさんです。

コメディなのか、ファンタジーなのか、なんなのかな。

幼馴染な2人の出会いは幼少期の柔道道場にて。
幼馴染に彼女ができた時に自分の気持ちに気がついた。

伝えてはいけない思い。親友としてそれからも過ごしていた。
2人は大学生になっていた

自分も女性だったら相手にしてもらえたのだろうか・・と
1度くらいは。。。と想像をして目覚めた朝。
なんと体が女性になっていた。

なんだかんだで結ばれますが
女性の体でだかれるのではなく
男性の体がでだかれるのが
やはり良かった。

1

BLの境目はここ?

女になって片想いの相手の気持ちが手に入ったらいいのに・・・
そんな風に願ったら、なんとホントに女の子の体になっちゃった!!という大学生のお話。

「は? BLなのに女になるの?」って最初は思いましたが、
その主人公は至ってマジメだし、思いつめてのことなので、なんか引き込まれちゃいました。
だって、
片想いをしている幼馴染は女好き、
もし俺が女だったら、一度くらい相手にしてくれた?
柔道が強い逞しいところもある子なのに(見た目はかわいいけど)、
そんな風に思うなんて応援したくなっちゃう。

主人公を女の体にさせちゃっても、
この本はちゃんとBLを意識して描かれていて、なんかそれも面白かったです。
しっかりリアルな女の子の胸は描かれてない、とかね。
女の子の体でエッチはしない、とかね。
あ、あと、変化に気付いてすぐに、主人公が片想い相手のところに飛んで行って、
ガバっと上半身ハダカになって膨らんだ胸を見せて、ビックリ!
でも考えてみれば、男の子の感覚だとそれって恥ずかしくないのかもね?
そんなとこなんかが、ちょっと興味深かったです

お風呂で湯船に浸かると浮いちゃうほどのサイズの(だいぶ大きいと思う)胸があったら、
包帯を巻いたところで男と柔道はムリだよ!と思ったけれど、そんなツッコミ所もかわいいw

表題作はそんな感じでBLとしては変わったシチュではあるけれど、
絵柄も相まって全体的にかわいく面白いお話。

で、もうひとつの方「嘘から出た何とか」は、
攻めの誠実じゃないところや、それでも彼のことが好きな受けが、すごくありそうなお話。
BLっぽい最後のハッピーエンドが、
現実はなかなかこうはいかないよ~~なんて思いがよぎっちゃうほど。
表題作が現実離れしているお話なので、引っ張られちゃったかなw

サラッと読むのには楽しめる一冊でした。

4

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