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表題作甘い恋の手ざわり

クラブ常連の実業家 柏木篤弘・31歳
元革職人で高級クラブのボーイ 向井沢恵・25歳

その他の収録作品

  • 甘い愛の告白
  • あとがき

あらすじ

革職人を志し、今はバーテンダーとして働く恵。店の客・柏木の煙草入れが自分の作品だと気づいてうれしくなるが、強引にキスされ…?
(出版社より)

作品情報

作品名
甘い恋の手ざわり
著者
李丘那岐 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
甘い恋の手ざわり
発売日
ISBN
9784344824539
3

(13)

(0)

萌々

(2)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
39
評価数
13
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

上手くいえないけど甘い話

 高級クラブでボーイとして働く恵は、元々は革職人として工房に勤めていたのだけれど、その工房が閉鎖することになり、自身だけでやっていくために、お金を貯めるために、高級クラブでバイトをしていた。
 ただ、どこか浮世離れしているところのある恵は、食器を割ってしまったり、注文を間違えてしまったり、と何かとミスが多い。
 おまけに見た目がいいものだから、クラブの女性からもやかまれる。
 そんな時、お客としてやってきた柏木が、工房に勤めていた時に自分が作ったシガレットケースを持っていたことから、ついうっかりうっとしりた様子を見せてしまう。
 そのことがきっかけで、ホステスのやっかみもあり、柏木に誤解を受け、強引に唇を奪われてしまう……という話でした。
 その後、恵は柏木のことを警戒しつつも、柏木との距離を狭めていって……という話でした。

 うまく説明できないんですけど、ぼんやりしている恵とイジワルなようで甘い柏木。
 なんだか、あったかくて、とても好きだと思いました。
 難しいことは言葉にならなくて、それでもやっぱり甘いものは甘いのだと思います。

0

もっと変態に

主人公の恵をもっと変態にして欲しかった。そしたら、もっと個人的に楽しめた。

職人さんの手てエロいんですね。(そんなこと言ったら怒られそうだから、これはBLに出てくる職人さんだけです)

柏木に俳優である兄と比べられ、兄は腹黒で弟はポヤッとしてると言われ、恵が「腹黒じゃないし、ポヤッともしてません」と反論したのが萌えでした。

革を撫でる手付きがエロいとか、じじいタラシだとか言われて恵は否定。その、無自覚な恵と柏木の突っ込みが面白い。

恵が作った革のシガレットケースを柏木が使っていて、それがきっかけで始まる恋愛だけど。
恵にしたら、柏木が自分の作品を使ってくれているという認識があるから、そっから始まる思い込みとか勘違いの好きですよね。

そういうのも嫌いじゃないけど。むしろ、理解できる。でも、恵は最初に合意ではないセックスもさせられていて……普通なら怒るところだけど、ポヤッとしてるから仕方ないね。

柏木も恵もちょっとズレてる。

柏木が恵とそうなりたいと少しからかい気味だけど伝えてるのに、恵は柏木が兄に気があると思っていて、柏木は恵が兄の方に気があると思っている。
兄の身代わりで抱くとか抱かないとか、身代わりでも良いから柏木に抱いて欲しいとか……変な駆け引きして遠回りしてる。

柏木に懐いても良いかと聞き、自分の事を鬱陶しいと言った恵に拍手したい。

1

革フェチvv

最初、この子(恵)アホの子なのかと心配しましたが
ただのブラコン革フェチでした(^^;)

革と兄の事意外は本当にどうでもいいのか
生まれながらの性格なのか、こっちまで心配してしまいそうなほど
ポワポワしてる子なんですよね。
その態度が被虐心を揺さぶるのか、
攻様に苛められてるというか、振り回されてるというか
とにかく恵にお兄さんよりも自分を見て欲しいんです!!(笑)

その兄ですが、ブラコンになるほどなんだから、
どんなに良いヤツなのかと思っていたら、えっ何この態度
すごい恵に対して俺様なんですよね。
だけどその態度も自分を愛して欲しいが為の裏返しみたいな?
まぁもうちょっと素直になりなよお兄ちゃん。
でもそんなお兄ちゃんの内面を知ってか知らずか
マネージャーの鈴木がそんなお兄ちゃんを支えてる気がvv
この2人で1本読みたいかなぁ(^^)



0

ほんわかなお話

ブラコンの(元)革職人の受けが、
攻に翻弄されながらも、攻の手助けを元に
革職人として、取り組んでいくお話。

いきなり、強姦があったりとかするんですが、
受の天然?具合のあかげか、全く軽い事故扱いです(笑)

個人的には革職人ということで、革小物が物語に出てくることが
面白かったです。
革の小物は、使っていることで、味が出てきたり、愛着が出てくるからこそ、
職人の受も、革に変態的「愛」を感じてるのかもしれません。

ほんのりしたいときに、お勧めです。

0

ぽやぽやしてる天然タラシ

数ページ読み進めるとこれは、受け様が被虐の対象で苛められるお話なのか?
虐げられて可愛そうな感じ?なんて思ってたら・・・天然炸裂のタラシ受けちゃま
兄弟揃ってタイプの違う美形なんだけど、兄は俳優で弟の受け様は革職人なんだけど
働いていた工房が潰れてしまったので独立資金を得るために母の友人のクラブで
ボーイのアルバイト中なんです。
兄が大好きでブラコンだけど、その兄は受け様には冷たい態度、これは兄が弟に対する
コンプレックスがあるからなんだけど、受け様はその天然の色気がある美貌で
幼い時からかなり可愛がられ愛されるタイプなんです。
逆にその美貌の為に女性トラブルに巻き込まれてしまう事も
そしてかなりポヤポヤの性格で押しに弱く、怒ったことがないんじゃ?ってタイプ

そんな受け様と攻め様はクラブで出会うのですが攻め様が持っていたシガーケースが
受け様作成の革製品でそれを見た受け様は感動で思わずその攻め様が持っていた
シガーケースを撫でさするなんて事を無意識でしちゃう。
攻め様はそれを自分が誘われていると誤解しちゃうくらいです。
そして受け様はその美貌でトラブルよけの為にクラブのママがゲイだと公表してて
店の女の子にしたらライバル的な感じなので攻め様を相手にしてた女に騙されて
売りをしていると思い込んでる攻め様に犯されてしまうのです。
攻め様も店の子に騙されていたことに気が付きますがその時はヤッた後・・・
出会いは最悪で受け様にとっては災難なのです。
でもそこから攻め様の受け様に対する口説きが始まる、ブラコンを利用したデートや
受け様が大好きな革製品の見学ツアーみたいなノリで受け様を手なずける。

攻め様は本気の恋愛は過去の出来事が影響してするつもりがないのですが
受け様にどんどんハマって行きます。
でも素直なタイプでは無くて、いじめっ子的な天の邪鬼さんなんですが
受け様を自分に振り向かせる為に、結構裏で頑張って暗躍するのです。

中盤くらいからは全体的にデロ甘なんです、受け様の愛されなくても愛したい的な
考え方が逆に天然で愛され上手みたいでしたね。
甘々に愛される受け様を堪能できる極甘な1冊です・

1

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