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ワケあり電化製品クラッシャーな人たちのお話
桜嶋さんの作品はこの作品の前に書かれていた「タッチ！」というタイトルの電子書籍が面白くて、絵柄も好きだったのでこちらを買ってみました。
この作品のタイトルは例によってアレなんですが、中身は極普通のBLだと思います。
全然「絶頂」とか「ケツクラッシャー」とかそんな感じじゃございません。
電子書籍のタイトルって買ってもらおうと思ってこういうタイトルにしているんなら逆効果な気がするのは気のせいか。
主人公の服部が家電クラッシャーで、何もしていないのに自分の周りの電化製品を壊しまくる特異体質で、会社でもやはり電化製品が次々と壊れるのである部署に左遷されてしまいます。
その左遷先の「情報管理課資料倉庫班」に、服部と同じく電化製品を壊してしまう特異体質の上司・村瀬がいます。・・・左遷先の部屋のクーラーはもちろん壊れていました（笑）
そんな二人が初めて顔合わせをするんですが、その時、服部は村瀬の後ろに戦国武将が見えるんですね（笑）そして村瀬が急におかしくなってありえない馬鹿力で服部に襲いかかります。戦国武将が取り憑いて、村瀬の体を借りて服部を犯したのです。
どうやら戦国武将が服部を襲った理由は、その武将の知り合いに服部の顔が似ていたから、ということでした。
実は服部の体にも霊が取り憑いており、その霊は村瀬に取り憑いていた戦国武将が探していた下臣（恋人）だったのです。
それで霊同士が再会し、くっついて成仏。
そして今まで霊障によって家電を壊しまくっていた二人の体質も治ったのでした。
村瀬に急に襲われた服部ですが、普段の村瀬は温厚な人柄の良い人間で、服部はそんな彼に惹かれます。村瀬も特異体質のせいで今まで友達と呼べる人間もいなかったので、初めて共通の話をたくさん出来た服部に惹かれていきます。
幽霊のせいで酷い出会いをしてしまった二人ですが、最後にはお互いの気持ちを確かめあい、恋仲になります。
この作品は作者様自身が家電製品クラッシャーであるということをネタの元にして書かれているようです。電子書籍にしては内容も考えられていて面白かったです。
話としては悪くない
初読み作家さんです。
タイトルの『戦国的』に惹かれて読んでみました。
絵柄は綺麗な方だと思うのですが、台詞が少しごちゃごちゃしていて読みにくいと感じた時がありました。
ストーリーは同じ会社に勤める３才違いの社員同士のお話で、幽霊が登場するファンタジー物です。
詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、幽霊が登場するＢＬ作品でこういう流れはそんなに珍しくないと思います。ですが、過去を絡ませたところは面白かったかなと思います。
ただ、ページ数の短さもあってそれ程キャラに感情移入出来るところまではいかなかったのが少し残念でした。
あとタイトルを見た時にＨ度すごいのかなと思ったのですが、そこまでではないと思います。
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