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VOID
読み終わるまであっという間で、終わったあともしばらく余韻に浸れるお話でした。全体的に綺麗にまとまっていていうことなしの満足すぎる作品です。そしてなんといっても、圧倒的画力です。座裏屋蘭丸先生の作品は全て購入していますが、見る度に惹かれる絵柄だなと圧巻させられます。そして、人物だけでなく、周りの景色や小物まで丁寧に細かく描かれていて、お話の中に入り込んだ感覚で読むことができました。
この物語は、男性専用愛玩タイプのヒューマノイド・アラタと元ヒューマノイド保護局主任・マキのお話です。ヒューマノイドのアラタには最初にみた人間を好きになり依存する「すりこみ機能」が付いていました。マキはその影響と過去のトラウマ?思い入れ?(好きな人にアラタが似ている&好きな人に騙された&好きな人が亡くなった)から、嬲るように抱いていました。しかし、一生懸命なアラタなどを見て、ちゃんとアラタをアラタとして好きになろうとします。その過程がなんとも愛おしく苦しく良かったです。そして、タイトル回収もしっかりとあり意味がわかった時は、ここでそうきたか!と感動と切なさで心いっぱいになりました。描き下ろしには2人の愛を感じられるえっちシーンもあり、最高でした。マキの男らしさとアラタの健気な見た目からのギャップで色気ばつぐんです。
今回は電子書籍で購入したのですが、紙でも購入し、修正なしのも見てみたいなと思いました。
や〜最高ですね✨
まず表紙がすごい!!
何これは油彩ですか?美術館のいちばんいいとこにある作品ですか?てくらい美しい。
中身も全編通して美しいのはもちろん、情緒や空気感が伝わってきて好き。
寒々しい風景や、生い茂る草花や。
ストーリー、構成も抜群にいい。
タイトルが出てきた場面はゾクっとした。
アラタの「すりこみ」を解除して待っている半年間、マキが庭の草花に水をあげていたんやろね。
バードハウスを作ろうとするアラタがかわいいし、鳥がやってきたラストもしみる。
極上のエロスも健在で。
座裏屋先生のこの長回しがとにかく好き。
前半とは異なり、終盤のマキのアラタへの触れ方が怖々やさしいのがたまらんかったです。
1話の扉絵がかっこいい!
映画のタイトルバックのよう。
その後の扉絵もシンプルで好き。
話を追うごとに、鳥かごの中の鳥が飛び立っていく構成なんやね。
マキの心情を表しているよう。
同時にアラタにも言えることか。
安直な解釈だけどこういうの好き。
座裏屋先生作品、PET、眠り男、リカシガ、VOIDしかまだ読んでいないけど、エロスの時、相手の名前を呼ぶとこが…すごい気持ちが込もっていて、心身ともに盛り上がりというか、いろいろ感じられてエロスですね(そのまんまw
いろいろ考えさせられる作品でした。
R18作品なので官能的なシーンは多いのですが、作画の美しさで上質な映画を観ているような気分になりました。
前半には結構ひどい場面が出てきます。
でもストーリーに重きが置かれているので、そういうシーンにもきちんと意味が込められていて、余計に切なさを助長してくれました。
容姿と記憶の一部を人間から受け継いだヒューマノイドのアラタ。
押収された「それ」の面倒を見ることになるマキが主人公です。
アラタの容姿と記憶は、精神的にマキを手酷く裏切っていた元恋人のもの。
さらにアラタには最初に見たひとを無条件に愛する「刷り込み」機能があったことから、マキは自分に向けられる愛情を信じることも受け入れることもできないまま、アラタを酷く扱うのですが、次第に元恋人と似ていないところ、同じじゃないところを無意識に探すようになるのです、が。
もう、切ないです。
これ以上ないほど深く愛していたのに、こころは別の人を求めていた元恋人のことを想い切ることもできず、アラタの気持ちも「所詮刷り込み」と線を引いて向き合うことができないジレンマ。
アラタを兄に会わせたときの失望感とか、刷り込みを解除する方法を知ったときの葛藤とか、モノローグや台詞ではなくすべて表情からしっかり伝わってくるんです。
マキの切ない顔、苦しんでいる顔。
アラタが自分には覚えのない記憶のせいで、マキの兄に会ったときに涙を流すのですが、その表情が完全に記憶に支配されているのも切なくて。
さっきから「切ない」しか言っていませんが。
とにかく切なさで息の根が止まるかと思いましたよ。
本当に素晴らしい映画です。
もう一度言います。
これは、映画です。
こころが満たされました。
神評価がちょうど400でしたので、一つ増やすのに緊張しました。笑
今更ながら読みましたが、紙の本でも欲しいので、商業で出してくれないかしら…。
でも、18禁作品にして受注生産されるところに座裏屋先生の漢気を感じて、きゅんきゅんしました〜。
そして、本作でも、きゅんしましたし、映画を一本見終わったかのような満足感…!
レンは結局どんな人だったの…?とのもやもやは若干残りましたが、アラタが可愛かったので、オールオッケーです。
素晴らしいレビューをしてくださってる方がたくさんいるので、
わたしはどうか、この二人の未来に幸多からんことを…と、ちるちるのレビューで祈らせていただくことにします。
なんだか読み終えると普通はなにかと感想をいいたくなるのですが、この作品、とても深くていろいろ複雑な思いがでてうまくいえないのです。
過去をひきずってアラタに酷くあたってしまうマキになにも知らないアラタが健気に受ける姿が印象的でした。
アラタの自分に対する想いが作られたものじゃないかと思ってしまうマキ
いろいろ紆余曲折してやっと過去を払拭したときに
二人の新しい人生がはじまるんですよね
シリアスなお話ですので終わり方も余韻があってよかったですよ
あまり、ネタバレしたくないのでとりあえずこのくらいしておきます
シリアスでエロい作品を読んでみたいときにおすすめです
〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:なし
裏表紙:なし
備考:おもくそ白抜きだけど問題なし。欲を言えば甘いに越したことはないけど。
〖紙媒体〗
未読
初めて読んだ座裏屋蘭丸さんの作品が
この「VOID」
表紙の絵画のような美しさにしばらく見惚れ、中の絵の期待を裏切らない美しく精緻な描写に1ページ毎溜息をつきながら読んでいたなぁ。
正直2話目迄は内容的には苦行でした。
愛のないセックスや道具を使って無理矢理引き出された快楽…みたいなの悲しくなるので。
なので、あれ?これ周りの盛り上がりに私ついていけないやつかも…
と思ってたら3話目から好きなの来たー!
憑き物が落ちた攻めマキさんの、受け
アラタを慈しみ溺愛するターンに入り一気に私のボルテージが高まりました。この美しい絵と「溺愛」の親和性の高さよ…
そして特筆すべきはepilogue!
マキさんの初脱ぎに思わずゴクリ…
彫刻みたいなカラダとはこの事を言うのですね。
バランスの良い逆三角形の男性らしい体型に完璧に整った筋肉。背中やお尻まで死角無しのパーフェクトボディに
ノックアウトされました。
*苦しみの後の溺愛っていう今作のようなドSシステムもいいけど、やはり私は座裏屋さんの絵なら終始溺愛を見ていたいな笑
VOIDは、私が好きなBL作品の中でもトップ5に入ります。好き過ぎるあまり、この作品を何度読み返したことか。人間とアンドロイドの本は、何冊か読んだことがありますが、この作品は別格。やはり作者様の絵の雰囲気なのでしょうか、高級感があり安っぽさが微塵も感じられません。私はとくに、この作品様の黒塗りベタが好みです。雰囲気のある、独特な描き方で個人的に好きです。私は電子書籍で購入しましたが、紙本で購入しようとするなら万単位です。数量限定なうえプレミア価格がつけられ、手に入れることも困難だと思われます。電子書籍は通常価格なので、読みたい方は、電子書籍をオススメします。
他の方が書いているよに、同じく期待してしまっていただけに普通でした。
作者さんの他の漫画は素晴らしく大好きなのですが、この作品は残念でした。
初期の漫画だから仕方ないのかもしれませんが、少し読み辛さにストレスを感じました。
世界観が全くの異世界なんだと思いますが、現実にありうるような舞台なので日本なのか海外なのか、未来・現代・過去どれなのかイマイチよくわかりません。全て統一するか創作世界にしてもらえたら世界観に入り込めた気がします。
序盤のSMプレイシーンが長すぎてだるくなります。
主人公の兄へのコンプレックス、レンの裏切りへの気持ち(+過去の死亡時のトラウマ)、アラタへの気持ち、要素が詰まり過ぎていて全部がお座なりになっています。
意味深のシーンがあっても特になんでもなかったり、意味のない伏線も多すぎです。
なんとなく人間と同等の扱いの感覚になってますが、ヒューマノイドが人間と恋愛することへの主人公の認識度がどれくらいのものかもよくわからないです。
すりこみ解除後アラタが戻ってきたけど、主人公を好きになる根拠がないように思いました。解除前の約束もありますが、もう一度好きになった理由が知りたかったです。
色々辛口書きましたが、とにかく画力はピカイチです。二人で夕日を見たシーンは、日の光が眩しいと感じるくらい描写が上手かったです。
主人公をアラタにしたら心情変化がわかりやすくなるんじゃないかと思いました。
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