もしも恋に堕ちてしまったら…楽園追放

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表題作シャングリラの鳥III

アポロ、シャングリラの試情夫、34歳
フィー、シャングリラの男娼、26歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし『Day time 10』

あらすじ

性を謳歌する楽園シャングリラに、試情夫として雇われたノンケのアポロ。
教育係であるフィーの専属を離れるが、他の男娼達の相手をすることに抵抗感を覚えてしまう。
フィーもまた、アポロに対して独占欲めいた気持ちが募っていく。
「俺の相手だけしてろよ」
そうして、犯してしまった試情夫のルールは──。


「それでもお前は客の元に行くのか?」
「じゃあ、アンタが俺を抱いてくれるの?」

ルールは、イかせないこと、挿入しないこと、そして、絶対に恋に堕ちないこと──
ノンケ試情夫×男娼のパラダイス・ロマン

作品情報

作品名
シャングリラの鳥III
著者
座裏屋蘭丸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686775
4.8

(370)

(335)

萌々

(21)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
42
得点
1787
評価数
370
平均
4.8 / 5
神率
90.5%

レビュー投稿数42

最高傑作、美しい

Ⅲ巻はアポロとフィーの心の機微を美しい情景と共にじっくりゆっくり余すことなく描かれていて圧巻でした。
Ⅰ巻序盤のファーのモノローグ、「手」は人格やその人の過去までも投影していることがある、意外なほどおしゃべりだがここにきて改めて大きな意味を持ってきたなと思いました。
ラストシーンが特に好きでした。いつも性的接触にすぐに繋げていたフィーを静止する姿にどれほど真剣なのか、思い知らされました。
Ⅳ巻の発売は2年以上先になるんですかね…とりあえずそれまで死ねないです。

2

続きが気になりすぎて・・・!

そっか、アポロは身体からではなく心からフィーに惹かれていくのか・・・。

物語が始まった当初、過去には妻を心から愛し、裏切られ、男性との関係などまったく考えてこなかったアポロがどうやってフィーとの関係に堕ちていくのかとワクワクしていましたが、その極上の身体ではなく、比護欲から変わっていくのか・・・。

フィーはフィーで、恋をしても仕事はこなすタイプだと思っていたけど、単にそういった経験がないだけで、本来は性に奔放なタイプではない様子。アポロへの想いを、そしてそれ以上にアポロからの想いを感じて、客と関係を持てなくなったフィー。

普通の性フーゾクであれば、仕事を変えてサヨナラ、もあるのかもしれないけど、シャングリラはフィーの職場であり家であり、オーナーは彼の親も同然。小鳥たちのことを調べ回っているグループもいて、この先どうなることやら。

早く幸せになってほしい気持ちと、この物語がまだまだ続いてほしい気持ちのせめぎ合いです。

6

美麗すぎる、、、

このシリーズを読むときは、体調は勿論のこと、精神も安定している最高なコンディションで読みたいので発売されてから随分と温めまくってしまいましたがやっと拝読いたしました、、、。
もう、あぁあああぁぁぁと声にならない叫びが漏れまくりました。フィーもアポロもお互いを見る目が愛おしいの何ものでもないよ!!!アポロの丁寧な丁寧な行動のおかげでフィーが自らこれは恋なのか?という初めての気持ちになる瞬間を読書は垣間見ることができるんですよね!あぁなんて甘美な時間でしょう。
タブーを犯してしまっている2人ですがもうどうなることやら、、、早く続きがよみたいです!

4

蘭丸先生いいいいい!!!

好きすぎて続編を読みたいけど読みたくないという謎の状態に陥ってしまい、発売から数ヶ月、やっと読みました。

ああ、どうしてこう、許されない愛って燃えるんでしょう。
はあ、、、。

アポロが自分の気持ちに気づくシーン
フィーが自分の気持ちに気づくシーン

それぞれ丁寧で美しく描かれていて、蘭丸先生の絵とストーリー構成には毎度惚れ惚れします。
何度でも読み返したくなる。ホントに美しい。


楽園追放になってしまうのかああああ!?!?
それでも2人が幸せならいいんじゃないのおおおお!?!?!?
と、感情が入り乱れました。

またしばらく発売から読むまでもったいなくてあたためてしまいそうですが、次巻も楽しみにしています。

4

これが神でなくしてなんなのだろう

読み終わって自分が息を潜めていたことに気がつきゆっくりと深呼吸しながら読み終えました
素晴らしすぎて窒息しそうでした

一巻でノンケなのに男娼の間男の仕事を始めたアポロと彼の専属になり教育を始めたフィー
二巻でフィーを卒業し別の男娼を相手にするも受け入れがたく思うアポロと他の男を相手にするとアポロを前に心が乱れるフィー
そして三巻アポロとフィーがどうしようもないくらい互いしか見えなくなっていく様を一冊使って贅沢に描かれていました
恋の引力に怖れながらも、ルールに戸惑いながらも、無防備にこの世でたった二人きりでいる様に互いが互いしか見えなくなっていく姿の滴る様な色気に震えました
もう引き返せない、まるで密林の様な分厚い濃密な空気に、じっと息を止めて読みました

物語を構成する全てが上質。読んでて贅沢な時間だとさえ思うお話です。
次がいつかと待つのも楽しみです。

6

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