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ルールは イかせないこと 挿入しないこと そして、絶対に恋に堕ちないこと──。
まずこの表紙!
連載開始時に買ったCanna56号、あまりの美しさに捨てられず今も大事に大事に暗所で保管しているのですが、まさか単行本の表紙にしてもらえるなんて…!
雑誌、単行本、アニメイト有償小冊子と全て紙質が異なるので、まじまじと見較べて発色の違いを楽しませていただきました。
素人なので、写真みたいなイラストはコーティングされた紙に印刷するのが一番綺麗かと思ってたけど、そうでもないのね。単行本のマットな紙質で見るのがズバ抜けて美しいです!勉強になりました。
さて。
待っていましたよ〜〜〜!
もうねー、連載も「リカー&シガレット」→「コヨーテⅡ」と続いた単行本作業の間はお休みされていたので2話と3話の間がすごーく長くて、さすが毎作毎作主役たちに試練を与えまくるドS先生は読者のことも焦らしてくれるぜ〜><なんて思いながら追っていたんですが、はぁ・・・今こうして1冊で読める喜び・・・1ページめくるごとに昂りが止まらずもはや「悦び」の域でございます(*´Д`*)
あ゛〜〜〜ストレスがみるみる溶けていく〜〜〜!
今回のお話は南国の娼館が舞台。
男娼だけを扱うその娼館の名は「シャングリラ」。完全会員制で身元のしっかりした人間だけを相手にしている。どんなに金を積んでもオーナーの目に適わぬ人間は客にはなれない。また、男娼達から苦情の出た客も二度と店の門をくぐることは許されない。客よりも男娼を最優先に運営される娼館。
そんな男娼達にとっての楽園「シャングリラ」には、さらに男娼に至れり尽くせりのある仕組みが存在する。
それは“試情夫”と呼ばれる男達で、男娼達の心を日々手厚くケアするためだけに揃えられている。彼等の役割は客と客との間に男娼を蝶よ花よと言葉や身体でめいっぱい愛してやること。
ただし、試情夫と男娼の間には以下のルールが課されている。
「男娼をイかせないこと」「挿入行為はしないこと」そして、「絶対に恋に堕ちないこと」
で、この“試情夫”をやらないかと誘われやってきたのが攻めの〔アポロ〕。見た目はイイ男風だが、手っ取り早く稼げる大金が必要で何やら訳ありのよう。
お相手はもちろんこの娼館の一羽の小鳥(男娼)ちゃん。名前は〔フィー〕。表紙の子。座裏屋さんお得意の可愛い褐色肌短髪青年です。
読み始めた時は、試情夫と男娼の間に課される例のルールが2人の恋路の邪魔をするのかなと思ったんですよ。
おや?そうじゃなさそうだぞ?という意外性、良かったですね。
このルールはアポロがフィーに踏み込まない言い訳に上手く使われています。
アポロもフィーも一筋縄ではいかないキャラクターっぽいな、、というのがヒシヒシと伝わってくる1巻でした。
既刊だと「VOID」のトーンが一番近いかな?
アーティスティックな感性の作家様から紡ぎ出されるキャラのセリフは時にリリカルで、表面的な意味合いとは別になんかこう残るものが多いのですが、本作もそんな側面が強いかも。
「口や目に比べて、手は嘘が下手でおしゃべりだ」と考えているフィー
一つの脳、感性、指先から生み出される芸術を愛していると言うオーナーに対して「協調という名の妥協が嫌い?」とすかさず問えるアポロ
彼らの感性(延いては作者の感性)あぁ好きだな・・・と共感しながら読みました。
絵から読み取るのが好きな漫画読みからすると、座裏屋さんってほんとどう称賛すればいいか分からないぐらいとにかく神作家様なんですよね。
キャラたちの口から出る言葉と、コマに切り取られる手、目、足、表情…etc.が無意識に伝えてくる矛盾。
それらは漫画読みとしては文字でなんて説明してほしくないんです。自分で読み取って萌えたい。
でもこれって多分、女性が描いて女性が読むってところで成り立っている女性間特有のnon-verbal communication(非言語コミュニケーション)だよなとも思っていて、男性作家さんにはまず描けないだろうし、女性作家さんでも描く側が読む側のことを信用してくれていないとなかなか実現しないんですよね。座裏屋さんの巧さは、読者を信用したうえで、それでも伝わりにくいかもってところは細やかに工夫されているところにあると思っています。
んで、今回のお話はねぇ、そんな座裏屋さんの神作家様っぷりをこれまで以上に堪能できるもんですから、とにかく萌える!!!
文字のないコマほどもうねー、ずーっと( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)←この顔でした私。
あーもう‼︎
焦れったいなぁぁぁ……!
同じ複数巻進行でも、骨太ストーリーで読ませる「コヨーテ」とはまた違って、本作は2人の内面描写にとことんフォーカスしていく感じのじっくり感。
心理面で軽やかとは言えない2人がここからどうなふうに心を解き放たせていくのか。
フィーの強張った心にアポロの実直さは少しずつ効き始めていることでしょう。
過去に起こった出来事で砂漠を転がるタンブルウィードみたいに乾いちゃってるアポロが恋愛に能動的で情熱的な元々のキャラに戻る瞬間、あぁ想像しただけで楽しみすぎます!!!!!
すごい長くなっちゃった。。2000字超えちゃった。ここまで読んでくださった方ありがとう!
座裏屋先生の絵が美しいーっ!
夕暮れの空をバックにした褐色裸体の表紙にまずは見惚れます。
南の島にある男娼館を舞台にしたお話。
ラグジュアリーなインテリア、南国植物が生い茂る庭、それに性に奔放な美しい男娼たち!
座裏屋先生の画力を最大限に活かす設定じゃないですかーーーーーっ。
まだ1巻、序章だっていうのに、すでに動悸が止まりません♪
※アニメイトは有償特典で小冊子が付きます。
表紙はコミックスと同じイラストですが、コミックスはザラつきのある紙質、小冊子はツヤツヤなコート紙で、紙質による印刷の見え方の違いが楽しめます。
シャングリラは、オーナーが道楽でやっている会員制の男娼館。
小鳥と呼ばれる男娼になるための条件は「ここでの生活を楽しめること」
小鳥は嫌な客は相手にしなくていいし、休むのも自由で、理想の楽園で気ままに性と人生を謳歌してます。
そしてシャングリラのスペシャルな制度が「試情夫」
上質な男が、客を受入れられるように小鳥の体を準備をして、仕事のあとはまるで恋人のように甘く優しく、小鳥たちの体も心もケアをする。
小鳥はその日の気分で「試情夫」を選ぶことができる。
だから小鳥は瑞々しく魅力的で、そんな小鳥に男が群がって、富が生まれる。
「試情夫」はシャングリラになくてはならない存在。
でも「試情夫」にはルールがある。
男娼をイかせないこと
挿入行為はしないこと
絶対に恋に堕ちないこと
性を楽しむには最高の環境だけど、もし恋に堕ちたら?
ロミジュリ的な切ない展開になってしまいそう…
オーナーに「試情夫」としてスカウトされたアポロが主人公。
アポロに仕事を覚えされるため、専属に選ばれた小鳥が褐色肌のフィー。
フィーはシャングリラの小鳥そのもの。
「試情夫」に当然のように愛撫され、客と小鳥の複数エッチを見かけて興味があれば混ざる。
挿れられながら、咥え、咥えられの4Pを美しく描くのは座裏屋先生ならでは♥
『リカー&シガレット』のテオは弄りたくなる褐色肌だったけど、フィーの褐色肌は艶やかに輝いていて、どんなになめらかなのか触れて確かめたくなります!
対してアポロは、男と関係するなんて想像したこともなさそうなガチのノンケ。
キスする時は目をつぶるタイプだし、フィーへのケアを始める前に電気を消す。
アポロはフィーに咥えられても、なかなか興奮しないし、フィーからのキスも拒む。
フィーにとっては物足りない「試情夫」のはずなのに、ストリートチルドレンで売春してたフィーは恋人なんていたことが無いと思うから、アポロのこの普通っぽさは新鮮でドキッとさせられるんじゃないかなぁ?
寝ぼけたアポロがフィーを後ろから抱きしめて、うなじにキスをする。
アポロの自然な愛情表現は、性に慣れたフィーだからこそ、そんな風に愛されてみたいって思うんじゃないの?
ノンケのアポロが「試情夫」をするのは、妻との離婚・怪我をさせた浮気相手への慰謝料で金が必要だから。
アポロは、シャングリラに居ることを楽しんでないし、人生に疲れてます。
でも本当は誰かを愛したい情熱的な男。
フィーの左肩には流れのような意匠のタトゥー、右手薬指の内側には羽根のタトゥーが入っていますが、それは傷を隠すためのもの。
客に容赦なく逆上するフィーは、何か重い物を抱えている気がします。
本当は情熱的なのに愛に疲れているアポロと、性を楽しみながら実は愛に飢えていそうなフィー。
アポロはフィーの寂しさを気づきはじめ、フィーもアポロのことが気になっているようですが、試情夫と小鳥としての疑似セックスをしてるだけで、二人の間に恋愛感情が芽生えるのはきっとこれから。
1巻は、物語の舞台と、キャラの人となりの説明がメインです。
でも、何かが起こりそうな期待が高まります!
恋愛御法度なシャングリラのなかで、アポロとフィーはどんな恋に堕ちるんだろう?
続きがめちゃくちゃ楽しみです。
フィーは抱く側もするし、複数エッチの構図はさすが座裏屋先生って感じだし、疑似セックスは寸止め的な萌えがありますが、今までの座裏屋作品と比べるとエロさはそれほどでは無いと思います。
でも最高にたぎるのは愛あるエッチ!
アポロとフィーが気持ちを自覚してからが本番!
それを見るのが今から楽しみすぎる~♪
あと何度でも言っちゃうけど、座裏屋先生のが画力がすごい!
南の楽園、自由気ままな男娼たち、座裏屋先生の絵のイメージにピッタリで、どのページを開いても、見惚れるなにかが描かれてます♪
まだ何も始まってない二人だから、なにげない仕草にドキッとしたり、肌の艶めきに視線がひきつけられる、それを表現できる座裏屋先生の画力ほんっと惚れ惚れします!
待ちわびていた座裏屋先生の新刊。
あぁ、美しい。あまりにも美しい。
すみません。今すぐ2巻ください…
とある島に存在する男娼だけの娼館『シャングリラ』はまさに地上の楽園。
オーナーの娯楽を追求したようなこの娼館では、男娼たちは小鳥と称されて、それはそれは大切に扱われています。
雇われる男たちは2種類。
客に性サービスを提供する“男娼”と、“試情夫”と呼ばれる男たち。
試情夫とは、男娼たちを蝶よ花よと愛で、キスや前戯を施し、肉体面・精神面ともに最上の状態にメンテナンスして客のもとへ送り出すお仕事。
ただし“試情夫”の仕事にはルールが3つ。
— 男娼をイかせないこと
— 挿入行為はしないこと
— 絶対に恋には堕ちないこと
物語は、この島に試情夫としてノンケのアポロという男がやってきたことから始まります。
身長190以上、アメフト経験のある朴訥とした雰囲気を持つストレートのアポロは、早々に男娼たちの注目の的に。
その中でアポロの教育係となったフィーは、引き締まった褐色の肉体を持つ、強気で軽快で、でも実は幼少の頃のトラウマを抱えている男娼でした。
妻の不貞によりトラブルを抱え、心にも傷を負ったアポロと、トラウマを抱えた美しき青年フィー。
ノンケ、しかも一途で真面目な恋愛観を持つアポロ。
仕事なのにキスを拒んでしまうほど“こなれていない”アポロと、奔放なフィーの間には大きな壁があります。
2人の関係は、まだ序章にしか過ぎません。
ですが、この巻ラスト、弁護士でアポロの友人でもあるダグラスからフィーへの、
『それは君が本来のアポロを知らないからだ。もともと恋愛に対して能動的な男なんだ。情熱的で愛されるより愛したい』
という言葉により、「これはものすごいことになるぞ」という予感がビンビンに漂ってきました。
可愛い小鳥たちと、スマートな試情夫たち。
彼らで構成される「シャングリラ」は夢のような空間です。
「男娼」と「試情夫」は、互いに疑似恋愛をし、恋愛のキレイな上澄みだけを味わう関係性。
満たされた心と、前戯によって極限まで欲求を高められた身体を、客に向かって解放するシステムは、非常にうまく機能しています。
今後の展開はわからないけど、個人的希望としては、この非常にうまく機能したシステムが、「感情」や「情熱」によって変化を起こしたり、崩れていく…そんな動きが見たくてたまらない。
疑似恋愛のプロたちの中に疑似恋愛が出来ない男が混じってしまったことにより、その娼館にとっての〔不純物〕が、今まで保たれていたキレイな上澄みに、本来スープや恋愛には付き物の「灰汁」や「えぐみ」を与えていくような、そんな予感がしてなりません。
本当に楽しみです!!!
座裏屋先生の素晴らしい画力を見るだけでも価値があると思いますが、設定のよさと、キャラクターのよさも絶品です。
最初から数巻連載予定での執筆ということで、世界観が丁寧に描かれているため、すべてにおいて過不足のない作品だと感じました。
もう全てにおいて最高でした!!!
先生、出版社さん、書店さん、作品に携わった全ての方に感謝したい作品です…!
娼館っていうだけでもえっちなのに、その男娼たちを美しく保つ秘訣がイケメンの試乗夫(当て馬)達に男娼を愛させること…!
試乗夫(ノンケ)のアポロと、男娼フィーのお話です。
もう目の保養すぎました!
この設定、先生は何をしてる時に思いついたのでしょう…とってもエロエロです。
上記の作品紹介でエロ度は「少なめ」となっていますが、嘘でしょう?!(⌒-⌒; )メインカプの二人の関係性的にはまだそんなに進展が無いので、二人の行為的な意味で書かれてるのだと思いますが、全体的には座裏屋先生なので安定のエロクオリティです。
そして、言うまでもなく絵もとっても美しいです!
まさにご褒美BL…。
商業BL初心者の方がこの作品を読んだら商業BLに対するハードルが上がってしまうのではないかと心配になる程w
昔の座裏屋先生作品は「エロ重視でストーリーは軽め」な作品が多かったと思うのですが、最近の作品はエロとストーリーがしっかり両立しているように思えて(偉そうにすいません笑)、商業BL界の神作家さんだなあとつくづく思います。
アポロとフィーの関係性はまだまだ距離があるので、アポロが本当に恋に落ちた時、フィーがアポロだけを想うようになった時、二人はどうなってしまうのか楽しみでなりません!(*゚∀゚)
2巻、一年後くらいに読めたらいいのですが…!
いろんな素敵なレビューがあるので、思ったことをツラツラと。
選りすぐりの男ばかりを集めた娼館を舞台としてるので、どいつもこいつもいい男だらけで眼福ーー!!
おまけに南の島ということもあり、惜しげも無く皆、裸体を晒してくれてます。
最高。
そしてアポロ素敵〜。
プールに落とされてプールサイドに上がった時のアポロときたら、まさに水も滴るいい男。
おまけにめっちゃいい身体〜。
願いはただ一つ。
旧友ダグラスが言う「本来のアポロ」とやらを見たいーーー!!!
今は傷心のあまり腑抜け状態になってるアポロの、「能動的に情熱的に愛するようになる姿」とやらを想像するだけで、もう萌え転がるんだけどー!!
想像だけでご飯三杯いけるわ。
早く見たいー!!