セックスしてくれないか? 一度だけでいいから

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表題作俺しか知らないカラダ

高橋 良平,バンドマン
石黒 悠馬,大学1年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

卒業式の日、高橋を呼び出し告白したのは、寡黙な優等生の石黒。

男同士でって、正気か…?

疑う高橋だったが、ただ「抱いてもらえるだけでいい」としか望まない石黒に興味を持った。
雑に抱かれても跳ね悦ぶ石黒のカラダは、言葉にせずとも全身で好きだと訴える。
そんな石黒を前に、他人に執着する気持ちを忘れたはずの高橋は…!?

描き下ろし7P収録!!

作品情報

作品名
俺しか知らないカラダ
著者
薄井いろは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801965294
4.1

(358)

(158)

萌々

(121)

(58)

中立

(15)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
39
得点
1463
評価数
358
平均
4.1 / 5
神率
44.1%

レビュー投稿数39

『攻め視点』が効いている!

試し読みがよかったので購入。
失速せず、最後まですっごくのめり込んで読んでしまった…
心理面がかなり濃厚に、粘度高めに描かれていて、18歳くらいのCPのお話とは思えないほどに、作品全体の雰囲気がアダルトでした。

軽くて遊び人の俺様攻め×寡黙で健気な黒髪受け。

受けの石黒が高校卒業時に同級生の高橋に告白をし、
「一度だけでいいから僕とセックスしてくれないか」
と誘い、抱いてもらうところから始まるストーリー。

面白いなーと思ったのが、こちら〔攻め視点〕中心なんですね。

(好きな男に告白して、一度だけのつもりで抱いてもらったはずなのに、何故かその彼がその後も現れて自分を抱いていく。どうして?何故彼は自分に会いに来るの?)

っていう、受け視点で悩むお話はよく見るような気がするんですが、これはそうじゃない。

最初は冷やかし半分、アナルセックスへの興味半分で誘いに乗った高橋が、自分のことを好きだと言ってきた石黒に対して、どう興味を持って、どういう気持ちで近づいていき、どう惹かれていくのか…?
この視点で読むのはすごく面白かった。

石黒は攻め視点で見ると、
「美人で貞淑で従順で、でも自分に対してだけエロい」
という、男の理想や妄想を具現化したようなタイプです。
真面目で寡黙で従順で、高橋の言葉に対して目を伏せて頰を赤らめたりする石黒の反応って、やたらとミステリアスで色っぽい。
そんな石黒を、自分の好奇心や欲望全開で弄ぶかにも見える高橋の思考は、いかにもな俺様思考です。
でもいつのまにか自分が落とされ、石黒に絆され、ハマって行ってることを自覚する…という流れが、だからこそ生きていました。

後半は受け視点あり。
う〜ん♪やっぱりこちらもいい。
攻めに恋する受け視点だと、高橋が一気に魅力的に見えてくる不思議。

エロもよかったですね〜。
特に電話エッチは、エロの中にも愛の芽生えを感じるエッチで、すごーくよかったです。
ホント、石黒くんって色っぽい。
そして、高橋は結構オヤジくさいネットリとした責め方をします。
大学でグループワーク中の石黒に、官能小説のようなメッセージを送ったり…
ホントに18歳ですか!?(ちょっと顔は老けてるけど…)
エッチでは意外と献身的で、執着強めなのもいい!
だから2人、エッチの雰囲気はよく似ていて、そちらの相性はバッチリでした。

思い叶って結ばれた2人ですが、このカップルはこれからが大切だと思いますねー。
あまりに性格も歩んできた環境も違う2人なので、友達カップルのような雰囲気はなく、会話が弾む様子は想像がつかない…笑
歩み寄りながら、どうかお幸せに♡

34

やっぱ軽薄攻×優等生受いいよね

あぁ、やっぱり好きなんだな、
チャラいイケメンプレイボーイ攻×真面目優等生受。
ヤリチンだけど愛を知らないチャラ攻が一途で心が清らかな無自覚優等生受にどんどんハマって愛を知って独占欲丸出しで最後は受けしか見えなくなるやつ。
永遠です。
無限に読みたい。

あえて他の作品あげると、ダー◯リングや同◯生、◯くしないで、などなど名作揃いですもの。

初読みの作家さんでした。絵が好みだったので他の作品も読んで見ようと思います。

良平と悠馬がこの先付き合い続けてぐだぐだもだもだ結局イチャイチャやっぱり1番好き。が読みたいです。

12

俺色に染めたい過程がよくわかるお話

すごく良かった‼︎
ヤリチンと健気受けなんですけど、ヤリチン視点って珍しい
ミイラ取りがミイラになる王道展開なんですけど、攻めが絆されていく過程や心情描写がとても繊細できゅんきゅんしました

どっちの2人も可愛い
大学生くらいの設定なのにどっちも落ち着いてて色気があって、振る舞いとかも大人で読んでてすごくしっくりきました

これからの2人も覗き見たいなと思う作品でした
初の単行本とのことですが、画もキレイでエッチもしっかり色気があって、完璧な作品でした

9

神でしかない

もう何度も読み返し見惚れる作品です。
読む前は「こういう人(良平)ニガテ…帯文句も…僕としてくれないかって何やねん…」とかキャラもストーリーも全くツボ要素無しだったのに、もう読みはじめたらドラッグのようにハマりました。
石黒はエッチな顔しかしてないし良平もほとんど表情を変えないのですが、それでも眉の微妙な変化やトーンで複雑に雄弁に語らせる作者の表現力に脱帽です。表情の一つ一つが好き過ぎて読むのに時間がかかりました。首のキスだとかの描写も素晴らしくて、些細な部分まで丁寧で濃厚なムードを作り出していて唯一無二だと思います…

良平を好き過ぎる石黒の見返りを求めない姿はいっそ清々しく、その重い愛に良平が徐々に絡めとられていきます。自分からは誘ってこないのはきっと自分とは釣り合わないと思っているのでしょう。ぶっ飛んだ告白だったけど、ちょっと羨ましく感じます。
好きになった経緯や窮屈な家族関係はアッサリ語られていましたが、特に物足りなさは無かったです。自分と違う人間に恋をするのは理解出来るし、何よりどんだけ好きかは顔に書いてあるし(笑)読んでる方も良平がめちゃくちゃカッコよく見えてきます(実際イケメン設定だけど)。

出来る事なら続きを熱望します。良平の周囲の人に出会って石黒は何処か変わるのかとか、良平の部屋に行ったりとか、こんな好きな恋人が出来て大学勉強大丈夫なのかとか。
もう本当好きです。

7

とにかくスゴい。(18禁版)

この作品は18禁版と通常版があるので気をつけてください。
18禁版は18才以上でないと買えません。

おそらく修正の度合いが違うのだと思います。
確認したわけではありませんので18禁版のレビューということでご了承くださいませ。

イケメンバンドマン×地味系優等生のお話です。

何がスゴイかというと作品の中のエロがスゴイんです!!
内容も発生回数も圧巻ですっ!
18禁版なだけにもうもう鼻血覚悟です!

薄井先生の描かれるエロは上品かつ美しいかつ眼福なのですっっ!!(興奮気味)
そして構図が神ですっっっ!!!(赤面で)

セリフまわしも素敵で二人の表情と相まって熱いっっ!!(興奮気味)

攻の高橋がとにかく素敵です。
最初は受けに対して上からの態度を取るのですが表情のニヒルさが素晴らしいです。
そして感情が受に向けられた時の静かな激しさがまたとてもイイです。
後半は本当に素敵っっ!

受の石黒は口数少なく大人しい優等生ですが高橋に対しての気持ちが特大です。
関わりかたは超のつく受け身です。
なので一世一代の告白をした事を褒め称えたいです!
とてつもなく受け身なので変わっていく高橋の感情に追いつけないところも自分の増していく気持ちに追いつけないところも愛しく思えてきます。
いつかもっと自分からイチャイチャしてほしい!と、思いつつも、いや。石黒くんはコレがいいのだと思いました。(謎感情)

エロがスゴいだけではなく二人の背景や気持ちの描かれ方も繊細で、お互いのことをとにかくよく見ている様子にキュンとします。

セリフが多い訳ではなくモノローグも多くはないのに二人の切なさや愛しさの感情が伝わってきてどんどん作品に引き込まれていきます。

薄井先生の作品は本当に素晴らしいのです。

何度も何度も読み返して反芻してしまう作品です!是非是非読んでください!






5

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