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表題作 フラッター

浅田雅浩 → 羽多野渉

観月亮輔 → 近藤隆

あて馬
吉野耀 → 興津和幸
その他キャラ
早川[中嶋ヒロ]/ 女性社員[牛田裕子]

あらすじ

浅田には気になる人がいる。
名前も部署も知らないけれど、同性なのに目で追ってしまうほど綺麗な男だ。
ある日、浅田はその人―――観月と仕事をすることになる。
浅田は、仕事もできて人あたりもいい観月に好感を持つが、観月が同性愛者と知り動揺する。
しかし、何もかも完璧だと思っていた観月の人間らしい部分を知るにつれ、浅田は観月に惹かれていき…。

作品情報

作品名
フラッター
著者
天禅桃子 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
スタジオマウス
脚本
青嶋みお
原画・イラスト
天禅桃子
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フィフスアベニュー
収録時間
76 分
枚数
1 枚
ふろく
予約特典:天禅桃子先生描き下ろしペーパー
発売日
4.2

(37)

(15)

萌々

(17)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
156
評価数
37
平均
4.2 / 5
神率
40.5%

レビュー投稿数10

これ以上ないくらいぴったりなキャスティング

年下ワンコ攻めといえば羽多野さん。
年上美人受けといえば近藤さん。
というのが私の勝手な印象で、ぴったりと当てはまったキャスティングだったので原作未読で聴きました。

浅田の中に同性への恋情がなかった人生の中で初めて意識した会社の先輩。
これが恋なんて想像だにしなかった出来事で言われてびっくり、そうか恋してたんだ俺という驚きと戸惑いの中、徐々に恋愛対象としての観月を見ていって気がついたらもう引き返せないところにいたという感じを羽多野さんがとてもよく演じていました。

過去の悲しい恋に囚われ恋する想いにたいして臆病になっている観月を近藤さんが好演していました。
終盤の年下の子を手玉に取ってるようなはちきれた演技も良かったです。

近藤さんは個人的に大好きで、頭のいい仕事のできる攻めだとか、気が強いけど可愛い受けだとか、非道で狂気じみた悪人だとかびっくりするくらい様々な役柄をぴったりに演じているなと感心してしまいます。

また、当て馬的な立場の興津さんの声も悲しみを湛えた声に胸を締め付けられました。
BGMやSEも邪魔にならず聴きやすい作りになっているので何度も聞いてしまう作品の一つです。

5

大人だって泣く。

手をのばしつづけ、喪失と慰めと罪悪感に絡めとられながら一度は手にしたかと思えた…でも…。

そんな進行中の想いを抱えているからか、どこか素の自分を茶化したような言動の受け様:観月を近藤さんが素敵に演じておられます!

腐女子歴4年目、BLCDは数えるほどしか持っていない私ですが、近藤さんの吐息ひとつに逡巡を感じとることができます。

すっごい上手な方なんですねーーー!!!

私の中の観月さんはもう少し低めの声のイメージだったんですが、戸惑いを見せる攻め様:浅田をリラックスさせるべくテンポ良く話しかけるあたりから、このトーンが正解なんだなぁ…と納得しました。

観月の抱える罪悪感が生み出す色気と素の【甘えた】がミックスされた魅力が近藤さんに彩られ、対する波多野さん演じる浅田はサラリと可愛く、かつ真っ直ぐな台詞で観月に向き合おうとします。

いい大人のスーツ戦士ふたりがとまどいながらも互いに手をのばす姿が可愛い…つか愛しい!!

観月が自虐っぽく強気に振舞うくせに浅田の反応でショックうけたりする厄介な人なんですが、それすら可愛い(笑)

かけひきでない、押し引きに翻弄される浅田の表情が声にのって目に浮かびます。

出番は少なかったんですが吉野先生役の興津さん、この方の声はイメージぴったり!

エロ低め、糖度は中の上…な感じでしたが、オマケ的なラストに思わずニンマリ。

アフレコレポのペーパーと合わせるとなおニンマリ。です!

うん…受け×受け…だよね(笑)


8

生っぽい会話のやりとりに大注目!!

原作未読。

 近藤さんの桃通ラジオ『ももんがっ』のファンの方は絶対聴くべき!普段のトークでのお声にひどく近い話し方の近藤さんの観月とやはり素での話され方に近く感じる羽多野さんの浅生にいろんな意味でドキドキしました。

 会話のテンポが非常にリアルで小気味よく、それでいてこちらの予想とは少しずれたところに収まっていく裏切られた感がとても気持ちが良いです。

 ストーリーもよくあるようで実は細部に工夫がいろいろされていて新鮮。
 テンプレにならないキャラクター造形にとても好感が持て、いろんな色気を感じます。
 繰り返し聴いても苦にならない、楽しい一枚です。
 鈍感なのに、こちらが一番しんどい時に現れる男って実は最強なのではないでしょうか?
 ウブに見えてナチュラルにフレンチキスとかね…   ズルイよ…
 

 

5

カップルバランスがいい

羽多野さんの年下わんこと、近藤さんの美人上司。
この二人のキャスティングと、カップルバランスがとてもよかったと思います。

浅田は、もともと観月に憧れていたようなちょっと乙女の入った性格。
真っ直ぐな若さと、恋に対しての純真と柔軟性。
ふわっと柔らかでちょっとくぐもった羽多野さんの声は、そんな浅田の素直さにぴったり。
対する観月は、自然体な風でカムアウトしていて、身ぎれいにしてて仕事もできる。
そして、浮気はありえない。
甘やかだけど落ち着いた近藤さんの声は、浅田を恋愛対象に見ていない自然さがあって、そこから恋愛モードへの変化がなんとも言えない。

原作をより味わい深くしたこの作品。
けっこうお勧めです。

3

メインもいいが興津さんが好きだv

ノンケだけど気になる男がいる浅田。
その気になる男・観月がゲイだと知って仕事での付き合いにもドキマギしたり。
観月の方は周りにカミングアウト済みなので隠すようなところもなく、むしろ素直な反応を示す浅田にちょっかいをかけて遊んでいるような。
そうして友人のような付き合いをするうちに浅田の中の感情は膨れ上がっていくのだが、観月には想い人がいるようで。
なかなか気持ちが噛み合わない、浅田が友人にはなれないと言った時のどこか観月の諦めたような感じとかがせつなかったです。
もちろん、浅田が友人になれないのは恋愛対象として見てしまうからだったのですが。
まさかノンケにそういうふうに見られるとは少しも考えていない観月がどこか淋しくも見えるというか…。
羽多野くんの浅田はまっすぐで嘘が付けなくて。
それゆえ、観月のちょっとした言葉とかにドキマギしたりテンパったりしどおしで。
最後の最後まで主導権は観月の手にあったように思います。
そんな近ちゃん(近藤さん)の観月はどこか大人の余裕をみせるような雰囲気で、過去には男を抱いていた人のせいなのか、性格がそうなのか、どっちかっていうと浅田に対しても精神的には攻めな部分が強いような。
主導権は基本的に観月にあるし。
でも、もちろん弱い部分もあって、浅田に対して非常に甘えている部分もあって。
そのかわいげというか色気というかもステキでした。
そして、個人的に今回、メインより好きだったかもしれないのが興津さんの吉野。
繊細な感じの弱さみたいなのが漂う声でステキでした。
なんか吉野の救済が欲しくなった…。

巻末フリトは羽多野くん、近ちゃん、興津くんでサクッと。
特典フリトは羽多野くんと近ちゃん。
「フラッター」がドキドキするというような意味なのでそれに関した話題から。
胸キュン的なドキドキからはすっかりご無沙汰の2人。
羽多野くんの最近のドキドキは飛行機の搭乗券をもらって15分の間に失くしたこと。
おみやげやさん見てる間に紛失したらしい。
近ちゃんは気分よく飲んでて気付いたら冬なのに外が明るくなってたこと。
ここからちょっと健康の話題になって、自分たちより上の世代の方が元気だ。
ビジュアルに対するこだわりについては、まるっきりない2人。
羽多野くんはここ数年は基本的に店員に薦められるままに買い物してるのでお会計時になって金額にびっくりすることも多々。
唯一、こだわってるとすれば素材が音が鳴らないようなもの(仕事に邪魔にならないように)
近ちゃんは好きで指輪をいろいろ嵌めてるけど、ブランドとかショップとかに対するこだわりはなし。
休みの日の過ごし方とかの話では羽多野くんは最近見た映画の話。
エジプトのピラミッドを検証するドキュメンタリータッチの作品の話。
こういうのはなかなかデートでは見にくい。
近ちゃんはオフがあれば、がっつり遊ぶか完全に引きこもるかのタイプ。
以前、1週間のオフが出来た時はがっつり引きこもってゴミ出しにしかいかなかったらしい(苦笑)

2

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