雨降らしの森 ~この世界で貴方と~

amefurashi no mori kono sekai de anata to

雨降らしの森 ~この世界で貴方と~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
49
評価数
10
平均
4.9 / 5
神率
90%
著者
いもあん 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
オトメチカ出版
レーベル
発売日
価格
ISBN

あらすじ

ある大雨の日、草木の司であるコルの前に、異世界から「迷い人」がやって来た。サラリーマン風の彼、榊が元の世界に帰るまで、コルは世話役として彼と共に暮らすことに。最初は榊が、早くこの世界に慣れるようにと手助けしていたコルだが、彼の事を知っていく内にどんどん榊を意識し始める。そして、榊も…。いつかは離れ離れになる二人の切ない想い、そして恋の行方は…!?

雨降らしの森~この世界で貴方と~(1) 113ページ
雨降らしの森~この世界で貴方と~(2) 129ページ

表題作雨降らしの森 ~この世界で貴方と~

コル,異世界の青年
榊司朗,異世界に迷い込んだ『迷い人』

レビュー投稿数4

神神神!埋もれてるなんてもったいない!!!

こんな素晴らしい作品なのに評価数が6件しかないなんて!
埋もれてるだけなはず!もったいない!!!

私はレンタで一巻無料だったので読みはじめたらもーうどハマりしてしまって。
この作品に会えた事に感謝です。まさに僥倖!

なんでそんなに大ハシャギしてるかと言いますと、普段の私は
・ファンタジーは嫌い!わざわざBLで読む事ないじゃん!ちょっとお色気どころかエロを楽しみにしてるのに!
・この線画のような絵も嫌い!BLならちょっとお色っぽい所も欲しいよ!この絵でどうやってエロに辿り着くんだ!
と。会員無料でも読むの面倒くさいとまで思ってたんです。

といいますのも、私がファンタジー嫌いなのはややこしい設定を、そしてやたら長いカタカナの人名や地名や国名に混乱しながら何度も何度もファンタジーあるあるの扉に書いてある人名や国名や地名、その関係性を確認しながら読んだあげく、つまらない!あの努力を返せ!な事が5、6回ありまして。

とにかくファンタジーというと和風時代物以外は敬遠してたんです。
和風時代物は漢字だから覚えてられる!というのが理由です。ま。結局ゴメンなさいオバハンで覚えられないだけなんですが。

ただどうもこのミドリの表紙に惹かれて読んでみたら…10ページくらいからその世界観にハマってハマって。
なんて素敵で色っぽいお話なんでしょう!
もちろんこのタッチの絵なのでエロはチューのみ!
あ、一巻ではタッチで勃っちになってましたけど、それもふざけて一回のみ。

読了後「BLは癒し…」が脳内にすぐ浮かびました。

とにかく上記のような理由で尻込みしてる方はぜひともお手にとって確認して下さい!

平成も終わろうとしてる今、
3P、結腸責め、尿道責め、それらの断面図!
エロの過激さは天井知らず!
私も3Pくらい、いやいやそれこそアホっぽい集団P?まで楽しんでるエロ人なのにこんなファンタジーにドップリと浸るとは!

とにかく上記のよう、それ以外でも皆さまも理由はありましょうが、ぜひともお読みいただきたい!

4

優しい癒しのファンタジーBL

地味ながら(失礼)大好きな作家様です。
この作家様の作品に共通している事項ですが、読ませるストーリー物ファンタジー、そしておじさん受けの年下攻め(!)。
上記のワードにピンと来た方は、読んで損はありません。絵柄もほんわかしていますが、ちゃんとシリアスなシーンでは緊張感があります。
古き良き時代の少女マンガのような雰囲気があり、懐かしささえ感じます。

お話は、現代日本から突然、知らないファンタジー世界に迷い込んでしまった主人公(受)が、その世界で出逢った青年(攻)と不思議な共同生活をしていくうちに、その世界に馴染みながら自分の居場所を見つけていく…といった流れ。
ファンタジーならではの、その世界の掟や法則などがあり、これがうまくBL要素と結びついて、萌えます。
読み終えた後も余韻が残る、印象深い作品で、また読み返したくなる。
1度読んだらすぐに売ってしまう、そんなBLに飽きている方、ぜひ一度お試しを!

2

ほのぼの度満点の不思議BL

とにかくほのぼのとしています。絵柄との相乗効果で癒されます。
こってりしたBLに飽きたらたまにはこんなのもどうでしょうか。
おじさんが受けなので、それが苦手でなければお勧めいたします。

お話の内容は、ある異世界にサラリーマンの榊が迷い込んでしまい、その世界で出会った青年コルの家でお世話になるというストーリーです。

コルの世界には迷い人がやってきたら、最初に出会った人が迷い人をお世話する決まりがあり、コルも榊のお世話を進んでします。
迷い込んだリーマンだった榊は、最初の日こそぐったりしてしまいますが、次第にこの世界に馴染んでいきます。服装もこの世界の服装に合わせ、この世界の言葉を覚えようとします。

コルの家にはベッドが一つしかないのでコルは榊と一緒に寝ます。コルの世界では、榊のような短髪で首筋が見えるような髪型の人間はいません。男であってもそこはHの時以外見せてはいけない部分だからです。
それでコルはベッドの中で榊の首筋を見て変な気分になります。そうしてコルは榊のことを意識し始めます。

榊は元の世界では「雨男」で、この世界でも本当に雨を降らせてしまう力があり、榊が出かける先々で雨が降ります。元の世界では嫌がられていましたが、コルの世界では皆が「雨を降らせてくれた」と大喜びしてくれます。
やがて神の客として喜ばれることに、榊自身が居心地の良さを感じ始めます。

そして榊はこの世界の居心地の良さから、元の世界に帰る事が嫌になってきます。
意識がなくなるほど酔っ払った榊は八つ当たり的にコルにキスをしてしまいます。
神の客がみんな良いやつじゃないんだぞ、という意地悪な気持ちで。
翌朝、榊はキスをしたことを覚えていないのですが、コルは怒っていました。
そしてコルは昨日されたことのお返しとばかりに逃げる榊にキスをします。
ここの二人のやりとりにキュンってしました。

この作品は二人の暖かい交流や、ファンタジー世界の構築がきちんとできている点が見所です。
ほのぼのとした世界で暖かい気持ちになれるこの作品、私は好きです。

2

カロリー消費の激しい、やさしいファンタジー

ずいぶん昔にWeb上で拝見していた漫画でした。
ファンタジーおじさんと合わせて、大好きな作品でしたが、
商業作品として購入できるとは。

一言でいえば、やさしいファンタジーにあたるとは思いますが、
登場人物たちの心情を痛いところまで深く掘り下げたり、
世界観が詳細までしっかり構築されているので、
読んだ後、意外とカロリーを消費しますし、
満足度が非常に高いです。


あらすじ(ネタバレ)*************************
迷い人として世界に紛れ込んだ榊は、
迷い人として、また雨を降らせる力のため、
世話人のコルや周りの人々に歓待され、元の世界にない充足感を得る。
しかし、それは榊個人への好意ではなく、「迷い人」への好意であることに虚しさも感じてしまう。
コルは、虚しさに悪酔いした榊にキスをされ、世話人ならだれにでもキスをするのだろうかと、
迷い人ではなく榊個人への好意を自覚する。
コルが「世話人」のシステムを越えた、榊個人への好意を伝えて迫るも、榊は理屈をこねて納得しない。

榊は、求められるまま世界各地で降雨の力を発揮しつつ、
さらに、この世界に個人として向き合うため、世界の言葉や文化、仕組みを学んでいく。
そして、とうとう神の木の種が埋まる砂漠に召喚される。

榊が役割(神の木の種に雨を降らす)を果たして元の世界に戻ることを恐れるコルは、砂漠行きを反対する。
しかし、コルと想いを通わせた榊は、
君と出会わせてくれた君の神が必要とするならと、砂漠行きを決意する。
そして砂漠に数千年ぶりの雨が降る。
*********************************************

私が好きなのは、異世界に迷い込んだ「迷い人」と「世話人」という、
神に定められた役割・関係を越えて、
「榊」と「コル」として惹かれ合う過程を、心情を掘り下げつつ丁寧に描いているところです。

この世界では、迷い人と世話人がその役割故に好意(恋愛でなく)を持ち合うことは、
システムとして設定されています。
そのシステムを認識したうえで、互いに個人に辿り着くのです。

おじさんな榊が非常に理屈っぽくて、二度も結婚に失敗するのもわかる感じに拗らせているのですが、
コルが一つ一つ丁寧に(執拗にw)情熱と屁理屈でときほぐすのです。
そのセリフがひとつひとつ、深い。
引用したいのですが、長いのでぜひ実際によんでください。

また、榊がお客様としてではなく、この世界で役割を持って生きようと努力する姿も好きです。
それを踏まえたラストの締め方が、
世界観としてもストーリーとしても、納得のできる素晴らしい纏め方でした。

あと、いもあんさんはシンプルな絵柄ですが
ちょっとだけあるえっちぃシーンが非常にえっちぃです。
下半身は映してないし、うなじを噛んで抑えつけるくらいですが、
濃厚な空気の描き方がすばらしいです。

ちなみに、同じ世界観でほかにも作品があり、
雨降らしの森 →狂い森の町→囚人の島
の順で読むのをお勧めします。
それぞれ、異なる方向性でまとまっていますが、
各々理屈が通っていて、読了後は深い満足を得られます。

0

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