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表題作いけないセクハラ講座

大井長生
口が上手い危機管理会社の社長
山本旭希
実家の喫茶店で仕事をしてる

あらすじ

男同士のセクハラは成立するのか――。
小さな喫茶店を営んでいる山本旭希(やまもとあさき)は、親友で、コンサルティング会社・社長の大井長生(おおいちょうせい)が請け負ってきた、妖しいセクハラ検証に、無理やりつき合わされることになってしまう。被害者から寄せられた、様々な実験を行うのだが、なぜか被害者の役は、いつも旭希に回ってきて……。
ジムで、病院で、洋服屋で、長生が毎日仕掛けてくる、きわどい刺激に、いつの間にか旭希は……!!

イラスト:卍スミコ

(出版社より)

作品情報

作品名
いけないセクハラ講座
著者
森本あき 
イラスト
卍スミコ 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812490204
2.7

(7)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

セクハラ講座の陰に愛がある

今月は森本先生の作品を連続で読んでる気がする(笑)そしてちょっと前に読んだ作品は
あまり入り込めなかったけれど、この作品は設定が面白かったですね。
学生時代からの友人同士で、転校してきたばかりで友達が出来ないのではと思ってた
受け様の初めてできた友人が攻め様、攻め様の口から生まれてきたのでは?って思う
くらい調子が良くて、詐欺師かペテン師にでもなれるくらい口がうまい。
そしてそれに相手をしてる受け様と言えば、かなり素直な純粋系&激鈍感さん。
そんな二人も10年も変わらず友人でいるのですが、攻め様は口先とアイディアで起業する
それを世の中そんなにうまくいかないのではと思いながら心配していた受け様ですが
起業して5年経った頃は立派な社長さんになって業績も右肩あがり。

そんな攻め様に、家業の喫茶店で仕事をしてる受け様は頼みごとをされるのですが・・・
これがかなりびっくりの内容で、男性専門のセクハラ講座の為の検証実験を頼まれる。
そして受け様は学生の頃から密かに攻め様が好きで、文句を言いながらも断れない。
そして始まるセクハラを訴えてる人のレポートを自ら体験してセクハラの真偽やどこから
セクハラなのか検証することになるのです。

かなりきわどい内容のセクハラレポートを実践する攻め様、それを諾々と受ける受け様。
好きな相手に触られる事が少し嬉しいと思ってしまう心もあるが、攻め様の意思での
行為でない事に次第に傷ついていく受け様。
それでも好きな相手からの頼みごとを断れない弱さが見えて切ないのです。
そして最後の検証の日に、これ以上は出来ないと受け様が逃げ出すと、攻め様は感情で
自分が好きなくせにと受け様に告げてしまう。
それを聞いた受け様は、自分の気持ちを知っていてのセクハラ検証だったと知り思いを
知りながら裏切られ遊ばれていたと怒りも通り越す程のショックを受ける。

簡単に言えば、相愛なのですが、受け様は密かに片思いでいつか諦めようとしてた。
しかし、攻め様も受け様を好きになっていたが、その気持ちを認める事が出来なくて
色んな相手のショートサイクルで付き合っては別れを繰り返していた。
一生恋人でいる事が出来ないなら友人のまま傍にいようと思った攻め様はある意味ヘタレ
そして健気に攻め様を一途に思い続けていた受け様はビックリするほど鈍感でした。
そんな二人のセクハラ講座に隠された思いを互いに知って恋人になるまでのお話です。

3

あっさりしてます。

セクハラ検証に受様が無理やりつき合わされるという興味深い設定で、思わず手に取りました。
攻様は口がうまく、世渡り上手なかんじで、受様は反対に素直で少し天然です。

二人の学生時代の話なども書かれていて、途中までは楽しめたのですが……。
最後あたりの攻様の発言に受様ではないですが「ひどいよーっ!」ってなりました。まあ受様は結局許してしまうんですけど。

ハッピーエンドではありますが、口のうまい攻様ですから、この言動は信じていいの?といちいち勘ぐってしまいました。

0

うーん

設定は中学時代からの友達で、会社を企業した社長と喫茶店の店長⁇の話です。男同士のセクハラは訴訟出来るか検証する設定で思わず購入しましたが…。途中までは楽しめましたが最後はかなりアッサリした終わり方でした。
結局、受けの好きの気持ち知ってて攻めが女取っ替え引っ替え付き合ってても、気を失うぐらいショックでも、裏切られても、結局好きだから全て許しちゃうって感じが納得いきません。
途中まで面白かったのに残念です…

1

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