お菓子の家~un petit nid~

okashi no ie

お菓子の家~un petit nid~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神208
  • 萌×254
  • 萌30
  • 中立11
  • しゅみじゃない17

79

レビュー数
45
得点
1357
評価数
320
平均
4.3 / 5
神率
65%
著者
 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784829625385

あらすじ

大事なものはひとつでいい
リストラされた加瀬は、強面なパン屋の店主・阿木に声を掛けられ、バイトをすることに。無愛想で人との付き合い方が分からない加瀬にとって、店の温かな雰囲気は馴染みがなく、戸惑うばかりだった。けれど火事に遭って阿木と同居することになり、彼の優しい手にどうしようもなく惹かれていく。優しくされればされるほど阿木に依存してしまい、溢れそうになる感情に加瀬は……。

(出版社より)

表題作お菓子の家~un petit nid~

元ヤクザでパン屋の店主 阿木仁 38歳
リストラされ攻様に雇わるバイト 加瀬弘明 28歳

その他の収録作品

  • 甘猫

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レビュー投稿数45

強面ネコにめろめろ

数年前に購入しましたが、何度も何度も読み返したくなる作品の一つです。
かわいくて健気なだけの受けより、不器用で見た目がしっかり男の受けが好きなので、これは私の性癖ど真ん中どストライクです(笑)
見た目強面長身の男なのに、好きな男の前についてまわる様を想像してニヤニヤ。
強面ネコのかわいさにはまりつつも、とある事情で気持ちを受け止めれない攻めにはじれったさを感じつつも、日本BLあるある(事故にあう、誘拐される、庇って撃たれるなどなど)がありつつ、最後の番外編で、と~~~~~っても幸せな気持ちのまま読み終わりました。二人がイチャイチャするだけの本が欲しい…と思うほど、この二人が大好きになりました。
好きな小説を三つあげろ!って言われたら絶対あげる作品です。

1

売っていないものを手にできた幸せ

凪良先生も葛西先生も大好きなんですが
重そうな表紙になかなか手が伸びなかった作品。
思ったよりどよーんとせず、幸せ感満点で終われて、今幸せ。
もっと早く読めばよかった・・・と思います。
今気分がひたすら落ち込んでいる方には、途中辛いかも と思うので
読む時期は自分のメンタルとご相談いただいた方がよいかと思います。
積み木の恋が好きだった方は、多分こちらの作品もお好きなのではと
感じました。また、前作未読ですが、問題なく読めました。
ただ読んでた方がよかったんじゃないかなと気になっているので
近いうちに手に取ってみようと思います。

攻め受け以外の登場人物は
攻めに縁のあるシングルマザー、その息子、攻めの知り合いのヤさん、
受けの前の恋人等と 拾っちゃった黒猫です。

初めてho〇toさんで電子で購入しましたが
10枚という枚数から考えるとイラストは紙媒体と同じぐらい入ってると推測しています。カラー口絵は1枚でした。
どれも素敵ですが、私は受けによじ登って「ふー」って威嚇している
黒猫の図が一番好き(笑)
そう黒猫がアクセント的に出てくるのですが、その子がいい味出してます。
受けは、健気受けとか、華奢で可愛いといったタイプでは全くなく、
なかなか人に懐かないネコ みたいなタイプでした。


***** 以下はよりネタばれまじりの感想

育った環境が不遇で、人との付き合い方が上手くなく
DVしちゃいかねない受けということが最初の方に分かっているので
どうなるのかと思ったら、包容力満点な攻めにがっしり抱きしめられて
最後はとても幸せそう。
こういうお話は読んでるこっちも、本当に幸せに感じられます。

後日談として入っている「甘猫」は、二人が出会ってから1年後のお話で
攻め視点になっています。
ある事情により、受けから拗ねられる事態になるのですが・・・
後は読み手が喜ぶあまあまお話。
幸せそうな二人を読めてとっても嬉しかったです。

やっぱり高い評価の本には、多くの人を引き付ける何かがあるのよね
と納得の1冊でした。

1

懐くノラネコ。

スピンオフ作品だけど、個人的には本編よりも印象深い一冊。本編で主人公にひどい振る舞いをするろくでもないひねくれ暴力男として描かれる加瀬くんが主人公。

生い立ちがBL初期……というかJUNE時代の小説にでもありそうなディープなものということもあって、相当に捻れた人物なので、そうかんたんには更生しないし、幸福にもならないのですが、自らも重い過去を背負った元ヤクザである阿木と周囲の人々のふれあいの中で、ゆっくりゆっくりと変化していく様子が描かれています。

後半は、もうバカップルですか? という位にあま~い関係になるのですが、これまでがこれまでだけに素直に「ずっと幸せでいてね」という気持ちです。

やはり本編の「夜明けには優しいキスを」とセットで読むと満足度が高いですね。

1

何回読んでも名作。

読了した凪良先生の作品の中で2番目に大好きな作品なんですけど、久しぶりに手に取ったので再読。

パラッと読んで納得するつもりががっつり読んでしまった……。

最初に読んだ時よりも泣いた気がします。

この作品はスピンのハズなのに「こっちが本編だよね」と思わせられる。
受のダメっぷりを確認したいなら「夜明けには~」を読んでねと。
でも絵師さんも違うせいか同じ人物っていう気があんまりしないんですよね(・・)

受が受っぽくないし、本当に不思議な作品だな~と。

攻×攻っていうのも発売当初はそんなにメジャーじゃなかったんじゃないですかね。

180㎝近い受が可愛く見えちゃうっていうのが凪良マジック。
これが本当に可愛い。この攻じゃなかったら可愛いだけじゃ済まなかったかも知れませんが。
いくら誰にも懐かない猫(受)が自分に懐いたからと云って誰しも愛おしいと思う訳じゃないと思うんですよ。
重すぎてうっとおしくなる人もいるでしょうし。
でも凪良先生はちゃんと受にお似合いの攻を用意してくれるんですよね~。
この攻だったら受を絶対に幸せにしてくれる!って。

登場人物の厚みとかも凄いな~といつも思いますが、この割れ鍋に綴じ蓋のカプを練り込んで来る所がね。
凪良先生大好きってなってしまいます(*^^*)

番外編が載っていた小冊子の内容も確か良かったはず……。こちらも再読したいですけどどこにしまったか……。

新刊も良いですけど、たまに自分の好きな作品を再読してみるのも良い物ですね。

3

サバイバー

主人公、加瀬は幼いころ両親を事故で失って、叔父に引き取られますが
ひどい虐待をうけてやっと生き残ったのです。
好きになった人を暴力でしか愛情表現ができなくて。
愛されたことがないから、愛することができなかったんだよね。
次に好きになった人は絶対に優しくするって誓って。
孤独でどうしようもなくて、元恋人がくれた黄色いシャツを抱きしめてと
切ないです。
パン屋さんに勤めはじめて、オーナーの阿木のことを好きになって
でも距離が測れません。
元恋人要は「もう誰とも恋をしない」と思ってる人で
阿木は「今は恋人は作れない」って言ってる人で
その辺不憫だなと思いましたが。
ちゃんと、阿木に愛されてハッピーエンドでした。
よかったです。ところどころ涙を流してしまいました。名作です!!

1

夜明けのその後

偶然にも前作「夜明けには優しいキスを」を読んだのが半年ほど前。スピンオフに当たる今作をやっと読むことが出来ました。

前作では主人公を苦しめるDV男という当て馬ポジションだった加瀬が本作の主人公です。攻→受への華麗なる転身にびっくりしましたが、最後まで読むと、加瀬がどれだけ殴っても暴れても拗ねてもビクともしない阿木みたいな男に愛されて甘やかされる方が合っているんだろうなと素直に思えました。

前作も私は「萌x2」評価でしたが、こちらを読むと、前作は全体が加瀬という男の孤独や苦しみを際立たせるための長いエピローグだったように感じました。作品の優劣ではなく、前作はフィジカルな物語(DV男だし)、本作はメンタルな物語になっていると思います。

物語前半、誰かに優しくしたい、愛したい、そばに居てほしい、愛してほしい…とひとりきりで膝を抱える加瀬があまりにも切なくて胸が詰まりました。正直、自業自得だろうと思う部分はありました。けれど、自分が手離したものに強い意志で決別し、過去を悔いて、それでも優しさや幸せを素直に受け取るために少しでも変わろうとしている加瀬の様子が、なんだかとても嬉しかったです。

5

せつないお話です!加瀬弘明が幸せになります!

いや〜!!加瀬弘明が幸せになる本、読めて良かった〜!!なんて可哀想で可愛い人なんだろう...

はい。興奮してしまいました...この本は『夜明けには優しいキスを』に出てくる主人公の元カレの加瀬弘明が、その後新しい場所で新しい人に恋をするお話です。加瀬弘明贔屓の私としては、彼が幸せになってくれたので間違いなく神評価です!凪良先生、ありがとうございました!!涙
両親が事故で死んでから、親戚の家をたらい回しにされた弘明は、人を信用できず孤独に苦しんでいました。唯一の宝物は、元カレにプレゼントで貰ったシャツ。リストラされ、世界からひとりぼっちになったような思いで、シャツを抱きしめて自分を保ち続ける弘明...そのままじゃきっとおかしくなってしまうと焦る彼でしたが、たまたま通りかかったパン屋で、そこのオーナーの阿木に目をつけられて、そのままそこでバイトをすることになります。
弘明のマンションが火事で焼けた後は、阿木のところで暮らします。
そうしているうちに無骨に見えて優しい阿木のことを、弘明は好きになってしまいます。そこからは彼にベッタリです。阿木がソファに座るとその下に三角座りし、彼がトイレに行ってもその外で待つ始末。ベッドでもくっついて離れません。阿木が可愛がってしまうのも無理ないですね...。
阿木の過去も訳ありで、弟のように思っていた譲が自分のせいで死んでから自分の幸せを放棄し、その妻と子供に尽くし続けることで自分を保っていました。でも、彼の方も可愛い弘明によって変わっていくのです。
最後には、すっかり弘明の虜になっている阿木ですが、弘明は持ち前のネガティブ精神でそんなことにも気づいていないんでしょうね。一方の阿木も、今まで寂しさに飢えてたので余裕がなく、完璧に弘明を抱え込むことができないのだと思います。そうやってお互いに依存しながらこれからも生きて行って欲しいと思いました。もう少しお互いに余裕が出来て、自分が愛されていることにいつか気付いて欲しいなと願いつつ、彼らのその後を妄想しています。

3

甘い香りに包まれました

キズを抱えた主人公さんに居場所ができた時は思わずホロリ。ふんわりとあたたかな気持ちになりました。

スピンオフ『夜明けには優しいキスを』を読むとまた違う視点がみれますよ。

1

心ならずも暴力男の心情を理解してしまった

前作『夜明けには優しいキスを』
を読んだあと、加瀬のような最低な酷い男が主役のスピンオフ作品があると知っても読みたいとは思えませんでした。
あの加瀬ですよ、暴力男ですよ。
それがどう転んで更生できるのか、そして萌が見つけられるのか疑問でした。
でも、凪良さんの作品だしいつか気が向いたら読もうリストに入れてありました。

一番に思ったのは、前作での最低男は実はとても寂しがりやで大切な人に去られることに怯えどうしていいかわからなかったかわいそうな人だったんだなということ。そして、暴力を振るう人は子供の頃自身も暴力にさられれた経験、例えば虐待とかがあることが多いといいます。そんな過去の被害者でもあったんだということがわかりました。
だからといって仕方がないことでも許せるものでもありませんが。

けれど不覚にも暗い部屋で好きだった人にもらった明るい色のシャツを抱きしめて堪えている姿とか、人との接し方を知らずに大人になってしまった今になって、それではまずいと自覚して一生懸命に面白いとは思えないテレビドラマを見て勉強しようとするところではきゅんとしてしまいました。

前作の視点で見ると加瀬がどれほど非道で最低な人間なのかと思いましたが、この作品から見るとそれを悔やめたくてもやめられずに最後には好きな人を手放して自分のそばにいないことが幸せだと気づいて離れるという気持ちに至る動きがよくわかりました。
前作で、そんなに簡単に手放せるなら初めからそうすればよかったのにと思った別れのシーンが納得できました。

なかなかこちらの作品に手が出せなかった私からのアドバイスとしては、ぜひ2冊セットでお読みください。
物事の両面がよく見えて考えさせられます。

4

加瀬がせつない・・・

恋人の優しさに依存して、でもその優しさが信じられなくて暴力を振るってしまった過去を持っている加瀬。だから、次に大切な人が出来た時は失敗しないようにしたかった。だけど、どうしたらいいのかが分からない。近づきすぎたら、また依存して自分から壊してしまいそうで、遠く離れようとしても、本当は近くにいたくて。ぐるぐるしているうちに、どんどんネガティブに落ちていってしまいます。

人との距離感って本当に難しいと思います。それが大事な人なら尚更。
近くにいたい。だけど嫌われたくない・・・阿木との距離のとり方に悩んで、落ちたり浮上したりする加瀬に涙が溢れました。
加瀬が、「阿木が店とかで売っているものなら良かったのに」という言葉。加瀬の人付き合いの未熟さが伝わってきました。
そういう私も加瀬の言葉に、本当にそうだよな、って納得してしまったんですけどね。
でもきっと、店で売っている阿木じゃ駄目だったはずです。それじゃぁ加瀬は変われなかっただろうし、加瀬が欲しい阿木は、誰にでも手に入れられる安っぽいものじゃなかったはずです。
救いは、阿木が懐の深い男だったところ、でしょうね。
不安になってしまう加瀬を、いい距離感で温かく迎え入れてくれるところ、本当にかっこいいオジサンだなと思いました。
「甘猫」が阿木視点で書かれているので、阿木が加瀬にベタ惚れだということも分かって大満足です!

そして、加瀬が働くことになるパン屋「un petit nid」の空気が魅力的です。
オーナーの阿木、スタッフの知世、知世の息子で小学生の理央、そして加瀬。パンの焼ける優しい匂いに包まれながら、この四人がまるで家族のようです。
だけど、幸せ慣れしていない加瀬は思ってしまうんです。自分は邪魔なんじゃないかって。阿木と知世と理央だけでもう家族みたいなんだから、自分はいないほうがいいんじゃないかって・・・うーん、せつない。
「かまどに放りこむ」はネガティブな加瀬の本音だったと思います。
それを「放りこまなくて良かった」ってちゃんと思えたのは、加瀬が大切な人だけじゃなくて、大切な人の大事なものも含めて、今の自分がいる場所全部を受け入れられたからじゃないか、と。
「大事なものはひとつでいい」と言っている加瀬も、一番大事なものは阿木、でもその次に大事なものが、気付いたら沢山増えているんじゃないかな・・・そうであって欲しいと願います。

実は私、読み終えてアトガキを読むまで、加瀬が「夜明けには優しいキスを」のDV男だと気付いていませんでした(汗)
私が察し悪いのと、夜明け~があまり趣味じゃなく、かなり前に一度読んで手放したのも原因だとは思うのですが・・・なので、「お菓子の家」だけ読んでも大丈夫です!
加瀬の以前の恋人が気になったら、夜明け~を読む、という順にしても問題ないと思います。

5

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