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表題作陵辱の再会

亡くなった男にそっくりな部下 大槍理人 27歳
警視庁公安部のキャリア警視正 咲良敦成 31歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

警視庁に所属する美貌のエリートキャリア・咲良。
気難しく潔癖症の彼は、殉職した親友に瓜二つの後輩・大槍を可愛がるが、身代わりと知った大槍から怒りのままに犯されてしまう。
ショックのあまり距離を置く咲良だが、三年を経て再会した大槍によって、陵辱の日々が始まる!
「美味しいですよ、咲良さんの汚れたちん●」
夜通し啼かされ搾られる蜜液、強引に蕩かされる桜の蕾、容赦ない挿入…!
エリートが快楽の罠に落とされていく超濃厚エロスラブ!!

(出版社より)

作品情報

作品名
陵辱の再会
著者
水戸泉 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784862639844
3.4

(9)

(1)

萌々

(4)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
29
評価数
9
平均
3.4 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数5

どっちが病んでる?

ちょっと期待しすぎちゃったなぁ…残念。

本の後ろ書きに『超濃厚エロスラブ』って書いてありましたけど、濃厚なのかなぁ?

確かにHの回数は多いし単語もセリフも湿度及び粘度も高めではあるけど何か、もの足りない。

そして陵辱の定義にもよりましょうが…。
陵辱されている受け様の方が精神的に攻めを陵辱している側な気すらしました。
受け様の方がよっぽど病んでるー。

本の薄さが原因なのか仕事関連が甘い。

攻め様は歪んではいても、一途に受け様を護ろうとしています。

でも、その【汚れ仕事】な部分がキッチリ書かれていないので互いの心理的なやりとりが欠けている…このへんもう少し突っ込んでほしかったです。

せっかく公安にお勤めなのに!

互いにどう思っているかは早い段階で読み手にはわかるので(まわりくどい両想いw)もう少しハードな部分があると締まって楽しめたのになぁ。

これは私が仕事をキッチリする話筋が好きだからかもしれません。

…それと、犬を拾ったあたりから急にくだけた間柄になって『え?何故こんなに甘いモード?』という置き去り感が(笑)

視点をかえた形の副読本が欲しいと思ってしまいました…スミマセン。

主人公たち以外のガヤの関係性がないともったいない…八坂さんみたいな部下が好きなんですが。

しかし久々に『らめぇ…』を読んでニヤリとしてしまった←

亜樹良のりかずさんの【美しい爬虫類】な目許の挿し絵からはわんこは想像できませんでした。

期待しすぎてしまったということも含めて中立です。

2

本は薄いが中身は濃い

とても面白かったです。
初読み作家さんでしたが、あらすじにものすごく惹かれて購入。あと攻めが眼鏡だったというのも決め手でした。
あと年下敬語攻めは自分のツボのようです。

本の実物を見た感想は「薄っ!」でしたが、実際読んでみると厚さは薄いですが内容は濃いと思いました。
200ページに満たない本なのにHが五回もある(回想シーン含む)からかな。
かと言ってH以外の話が薄い訳では全くありません。
大槍が子犬を拾った~翌朝のキスの辺りの咲良とのやり取りはちょっと微笑ましかったです。

あとキスの挿絵がものすごくエロい感じで良いです。

残念だったのは出番の多いサブキャラ八坂の挿絵が無かった事です…八坂視点のシーンもあるから尚更そう思いました。
八坂以外の咲良の部下達も個性溢れる設定(だが出番はあまり無い)のでスピンオフをちょっと読みたいと思いました。
あと大槍と咲良の出会いから通して読みたかったと思いました。
素直なワンコ時代の大槍と咲良とのやり取りが見たかったです…

最後に大槍は咲良の身も心も完全に手に入れる事が出来ましたが、大槍はどこまで計算していたのでしょうか…
咲良が更に壊れてしまった感じもありますが、幸せなら良いんでしょうね。

執着攻め好きな方にはお勧めです!

2

執着の行き着く先

萌×2と少し迷いましたが、イラストが好みだったので神とさせてもらいました。
過去(回想)と現在、受け、攻め、第三者の視点が織り交ざっているので、
読むのに少し注意してくださいね。

受け視点では主に、過去のトラウマから現状の心境、
攻め視点では主に、過去の現実、受けへの執着、
第三者視点では、受けが過去に巻き込まれた事件・顛末、現在の攻めの動向
などが綴られています。

物語のかなり早い段階で、受けが攻めをどう思っているかが語られていますし
途中も「あら、いい雰囲気じゃない?」という場面もあります。
でも、攻めの求める終着点はそんなものでは済まされなかった。

途中途中、どうしてそんなにお互いを傷つけるの!と思ったりもしました。
攻めの大槍がセックス中につぶやく自虐的な独り言。
あぁ…病んでる病んでる……と思ったのですが……
確かに病んでる。けど、そこはかとなく計算も感じます。

攻めの思惑が、どこまで「計算」だったのかが分かりにくいのがなんとも不気味です。
受けの部下が過去の事件の顛末に行き着いたのは本当に偶然なのか。
じゃぁ部下が受けに真実を話したのも本当に偶然?
これがないと、攻めは「完璧に」受けを手に入れられなかったはず。
とにかく凄い執着心です。

エロは多いですが特別な事はしていません。
というか、ヤンデレだけどワンコ成分がちらちらしてるので
痛いだけのヤンデレよりは読みやすいんじゃないかと思います。

一つだけどうしても気になった事が。
あらすじにも出てますが、ちん●という言葉w
おちんちん、ちんぽと隠し無しで出てきてるんですが、じゃぁ●はなんなのwと思ってしまいました。
「こ」?

4

ワンコがヤンデレになった理由

無自覚天然で相手を苦しめる受け様とその仕打ちに可愛いワンコが捻くれて豹変し
手の付けられないヤンデレ君になってしまうエロエロストーリーです。
告げる事の出来ない思いを悟られないように親友と共に警察に身を置き、
腐った権力と共に戦う事を目指していた受け様は、親友と言う愛する人を
自分を庇った形で永遠に失ってしまう。
心の一部が壊れてしまった受け様ですが、亡き親友と入れ違いのように入って来た
新人キャリアの姿を見た時に、親友が生き返ったのかと思うくらいの衝撃を・・・
余りにも似ている外見で、一つ違うのは受け様を見つめる時の熱を感じる視線。
親友からは得る事が無かった視線、その日からワンコ攻め様は一途に受け様を
慕って懐きまくる事になります。

でも、そんな日々が長くは続かない、受け様が酒に酔い、不眠時の薬を服用して
意識が混濁している時にワンコ攻め様に騙されるように抱かれてしまう。
でも、これはやっぱり受け様の無自覚な罪です、だってキスされた時にいくら似てるから
とは言え、攻め様と親友を間違えて、更にその親友に長い間恋心を持っていた受け様は
親友が戻って来て、自分を抱いてくれると夢の中だと思ってしまった事が悲劇の始まり。
攻め様は、受け様の事が欲情込みで大好きで、それが亡くなった人と間違われ
更に、攻め様はその親友と受け様が肉体関係にあると思い込んでしまう。

そして、素面になった受け様は、攻め様に裏切られたと思いながら、攻め様を切り捨てる。
でもその切り捨ては、受け様の愛情の示し方だったのです、親友と同じ危険な目に
合わせない為に自分の側から追い出してしまう。
でも、それが攻め様に伝わる事もなく、攻め様は、可愛い素直なワンコから
何を考えているのか解らないヤンデレ状態で再び受け様の元へ帰ってくる。

屈折しながらも、受け様を想う気持ちは一途で、受け様を守る為には闇に塗れる事も
厭わない大人になってしまった攻め様。
警察組織の暗部を背景に、裏切りなのか、どれが真実なのか、二転三転しながら
結果的に攻め様は受け様の心を手に入れ、その陰に隠れた真実を受け様が知る事は
絶対に無い状況を作り上げているヤンデレ君のお話です。
出来る事なら、続編的に、受け様の年上の部下の回想録でもいいので、
受け様の過去や、亡くなった親友と受け様、受け様に北海道に飛ばされた攻め様の
ヤンデレになるまでなんかが再び読めたら最高なのにと思うえる内容でした。
上下巻みたいな形か、シリーズでじっくり読めたら良かったのにと思う感じでしたね。

6

ページ数が足りない!

 あらすじを読んですごく楽しみにしてたのですが、いちばん肝心の二人の出会いシーンがなく、再会のシーンまでない!というのにがっかりしました。
過去にこんなことがあったよ~という説明文程度です。なんでそこをカットするのよ~!すごい重要なシーンじゃないですか。そこの二人の心情をじっくり読みたかったです。

それと、もうひとつあれっ?と思ったのが、大槍が咲良を裏切ったみたいに見える事件が起こり、咲良が激怒して、もう昔の大槍ではないと感じているシーンがあり、二人はここからすれ違っていくんだろうな~と予想してたら、次のページからもうラブラブしてたとこです。落丁本で、ページがとんでるのかと思って確認してしまいました。

でも、大槍の狂気的ともいえる執着具合はすごい好みです。咲良のためなら汚れ仕事でも何でもやるし、咲良のためにならない(と大槍が思う)ものは排除します。咲良はそれに気づいてない?というか、クールで頭いいのに天然で、他人の気持ちに鈍感な人です。なのに、エッチのときは淫乱で、そこはもっと嫌悪感を出したり、抵抗して欲しかったので、残念。

 色々言いましたが、初めてレビューしてしまったくらい、気に入った作品です。だからこそ惜しい!もっとページ数を増やしてじっくりとエピソードを書いて欲しかったです。

4

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