ギブズ

gives

ギブズ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神32
  • 萌×222
  • 萌21
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
21
得点
315
評価数
84
平均
3.9 / 5
神率
38.1%
著者
山中ヒコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784403663482

あらすじ

目覚めると土の中にいて、知らない男に抱きしめられていた。
男の名前は、原田。
自分は一切の記憶をなくしていた。

ヤクザだった過去と田中始という名前、組同士の抗争で殺されかけたことを知った始は、
同じ組の構成員だった原田に匿われることになる。
だが原田は「あんたはおれの恋人だった」と言って、強引に始を抱き……?

過去を語らない男と、過去を無くした男の仁侠ロマンス。

(出版社より)

表題作ギブズ

原田,28歳,川口組のヤクザ
田中始,30歳,記憶喪失の元柳瀬組若頭

その他の収録作品

  • その後
  • あとがき

レビュー投稿数21

愛ある良い極道モノ

極道BL〜(囀る好きなもので)

甘さは少ない。
が、少しある。
渋〜くちらほらある感じがいい。

元若頭の始が男気あるいい男で。
童顔で。

原田が始に惚れ抜き、命がけで助ける話ね。
始が記憶喪失で、うまくだませて、いい仲になって原田はうれしかっただろうな。
それに応える始に萌え〜。

それまではギブ&テイクでしか動かない非情だった原田が、初めて始に見返りなくかばうことができた。
それがタイトルか。

原田が始をかばって被弾して、介抱してくれる始に甘えたり、始が原田にちゅうするシーンが萌え〜!
(唯一と言ってもいいかもしれない貴重な萌え〜)

耳が真っ赤になっていた原田がかわいい。
後ろ姿で表情を見せないのが憎い。
読者に見せるのはいつものポーカーフェイスポーカーフェイスと、始を助けた時の焦った顔くらいてことね。

ラストが渋い。

「その後」も関係性がおもしろい。
原田が子どもに語ったこともいいし。
おお〜君はそんなこと考えてたんやね〜と。

スカイがいいキャラ。
エンドゲームの時の平井もよかった。

脇役がいい味出しているのは、いい作品多いし、いい作家さんだと思う。

装丁もかっこいい。

0

原田と言う男

読んだ後何度考えても原田はどうなって欲しかったのかがわからない
田中を生き残らせたら原田は田中に殺られるって、それ折り込み済みで、それが都合がいいから原田と手を組んだのだろうし、田中も殺ってしまったとしても原田を守ったと言えてしまうし…原田に都合良く進む道なんてないように思える

田中が記憶を失って生き残るなんて奇跡、計画しようがない
奇跡の様を見て行くなかで原田が田中を愛していることはわかるしスカイがいることで原田の田中への想いの根っこが見える気もするのだけれど同時に田中が親父をどう思っていたかも分かって本当に原田は何してくれちゃってんのか…謎

原田、田中に殺されたかったのかな
そんな風に思わせる場面は全くないんだけど…謎
ご飯食べさせてくれるって、結構親しいと言えると思うのでゆっくり、ずっと生きていくといいのではないかな

1

疑問は残るが今後に希望も持てるCPだった

 攻めの原田が受けの田中を裏切ってでも、組の親父のことしか頭にない彼から何かしらの特別な情が欲しかったという執着を持っているところにはすごく惹かれました。記憶を失った田中を匿う日々は、たとえ束の間であっても、原田にとっては貴重で幸せな日々だったのかな。ただ、その元凶となった原田の一連の裏切り行為には、田中が死ぬ可能性や、彼が記憶をなくさず生き延びる可能性も十分にあったわけですよね。彼が死ねば元も子もないですし、記憶を保ったまま生き延びれば原田を殺しにくるかもしれない。となると、原田がそんなリスクを背負ってまでこの裏切り行為に出る必要はあったのか?というところは正直疑問です。

 田中が記憶を失って生き延びたのは、あくまで3つの可能性の内の1つに過ぎず、原田にとってかなり運が良かったと言わざるを得ません。もし他の2つの結末を迎えていたら、一体原田はどう行動するつもりだったのか、できれば知りたかったです。とりあえずは、原田は別に心穏やかに田中と過ごせる日々を手に入れられると思っていたわけではなく、まずは自分と田中を2つの対立する組の中で今後最も安定するであろうポジションに置いた上で、田中からの情が欲しかったから(必ずしも最初は愛情でなくても良いから)大きな賭けに出たのかな、と解釈しています。ストーリーの構想は非常に面白かったですし、匿い匿われる関係性の原田×田中には萌えたのでこの評価にしました。

0

攻めは何がしたかったのか。。

王子と小鳥が良かったので別の作品も読んでみたくて購入。
表紙だけだと攻め受けどっちか分かりませんでしたが、冒頭からいきなり気になる展開!!
攻めの見せる静かで粘着な執着にキュンキュンしていましたが、読み進めるうちにまさかまさかの大ドンデン返し。
一筋縄でいかないとは思ってましたが、思ってもみない展開でした。
いくら裏切上等の世界でもそれはやり過ぎだろー!と愕然としてしまいました。
攻めは何がしたかったのかな??
ただお金と地位が欲しかったのかな??
受けの大事なものを全て奪ってまで手に入れたいものだったのかな?
一緒に手に入れることはできなかったかな。。
そう考えると悲しくなってしまいます。。
私だったらやっぱり絶対に攻めのこと許せない。
一緒に笑い合うなんてことできないだろうな。。
受けの心情を思うと心が痛いです。。
攻めはすべて自業自得!!
にしても受けは年上には全く見えず、まんまやんちゃな高校生でした。

0

全然読み取れなかった…

「500年の営み」と「王子様と灰色の日々」(非BL)で心掴まれて、安心して手を出した山中ヒコさんの3作品目ですが、こちらはどうにもこうにもハマれず。
何度読んでもストーリーがさらさらと頭を通り過ぎてってしまいます。

その一方で、引っかからなくていいところには幾つも引っかかってしまって…
中でも一番分からないのは、原田のようなキレ者タイプのヤクザ男が田中の命乞いを他人にするという行動の矛盾。
そして解釈に悩むのは、原田の裏切りの行動の理由と真意。
ジェラシーなのか。
だとしたらそれはまたそれで原田のキャラから鑑みるに理解し難い思考の流れ。
原田という男の思考回路が私には全くと言っていいくらいに解らずじまいでした。

「500年の営み」で人間の抱える「矛盾」の美しさを鮮やかに描かれていた作家様なので、こちらももしかしたら、田中を愛してしまったことで次々に炙り出される原田という血も涙もなかったはずの男が見せる矛盾や筋の通らない行動に面白味と魅力を感じれば良い作品なのかもしれませんが、ただ今作ではその矛盾や筋の通らなさが逆に引っかかってしまいました。

1

givesという意味

裏切りと贖罪、そして赦し…が、テーマになっているように思います。
…途中、組関係の相関図に「?!」ってなってページ戻しまくったりしながら読みましたw
「え?そっちなの??マジで?!」的どんでん返し。

年下攻めです。
たまに敬語じゃなくなるところが堪りません(*´艸`*)
んでもって始がポソッと欲しいもの言ったら速攻購入www
打ち出の小槌っぷりが素敵ですwww
始からキスされただけで耳まで真っ赤にして固まっちゃうとかなんですかこれ。
自分からやるときは押せ押せモードのくせにー!!!
もうどんだけ始のことが好きなのよー!

原田が組を裏切ったの…利己的な理由というよりは…感情的なもののように思えます。
始の「親父が100で、他は0」…これが影響しているんじゃないのかな…って。
まーいえば嫉妬こじらせた←

…にしては始が失ったものは大きかったですよね…。
大切な存在である親父、そして「兄貴!」と慕ってくれる弟分たち…。
少し前までは土だったところがコンクリートになっている…親父の腕時計が見つかった場所…あの場面にはゾッとしました。
「原田はそんなやつじゃない」って生き残った弟分に言い聞かせていた始が…この事実を知った時の怒りとか悔しさ、悲しさ、やるせなさを思うと…。
赦せたのはあの記憶喪失の時の生活とかが大きいのかな…。

でも描き下ろしなかったら「・・・・・・・え?」ってなったと思います。
「その後」の話には始にガン無視されまくりの原田を見て、島のお子様が「早めに謝らないとあんなことに…!!!」となっているのがなんかちょっと楽しかったwww←
友達と喧嘩した子どもに「殴ることができる人間は強い。でもそれよりも強いのは赦せる人間」って語ったところから…始は原田を許したんだなーって実感を持つことができてホッとした。
まー…以前のような関係に戻ることはまだまだ無理そうだけれど。

にしても描き下ろし!原田は犬化してたwww
始の船が港につくまで待機。
船が着いたら猛ダッシュ!!!(完全スルーされまくってたけど)
そして食卓シーンはシュールwww
それでも同じ家に入れてもらえているだけ…ね。

脇役で原田の弟分的存在のスカイが癒やしでしたw
板挟み状態の彼は大変かもしれないですがwww

この本を読んで“give”という英単語を改めて調べたら色々な意味があるんですね…。

※カバー下にまさかのキャラがっ!SHOOWAさんのパパ'S (,,・ω『+』ゞ ハケ-ン!!

3

he gives...

山中ヒコさんの作品を読むのは初めてです。
初めてにして、この衝撃...
魅せられ、引きつけられ、どう足掻いても離さない力強さで
心を持っていかれました。

原田にとって大切なものは、お金。
"give and take"のヤクザの世界、彼はいつも"take"に重きを置き
いかに"give"よりも多く自分の懐に入れられるか、
それだけを勘定に入れ動いてきた男。
それは、彼の過酷で悲惨な過去が生み出した、
涙のない怪物のようなものに起因するのだと思います。

そんな彼が損得を考えず守りたいものがあった―
それが、”田中始”という男。

田中は記憶を失い、自分が何者なのか分からない。
危険な身の上だと原田に言われ、匿われて暮らす生活の中、
失われた記憶に対する他人事のような心細さを支えるものは
作った料理を美味しいと言われること、
それから、原田に優しくされること(後には抱かれること)への
安心に似た実感だった。

自分を二度救ってくれた原田にお礼じゃないキスをしたり、
原田の好きなトマト料理を作ろうとする田中の姿を見ると
やるせない想いがします。
そして、田中からキスをされ真っ赤になったり、
埋められた田中が息をしていることを知り涙を流す原田を見ると
胸がぎゅっと苦しくなります。
黒い事実さえなければ、幸せなはずの光景。

それでも、『その後』のふたりは
最良のふたりの姿だと、わたしは思います。
『それ(殴られたら殴り返す)より強いのは、殴ってきた奴を許す奴』
胸を突く原田の言葉。
ふと、辞書で"give"を調べてみたら
そこに”捧げる”と”許す”の文字があり、
原田は愛を捧げ、田中は許したのだと、自己解釈しました。

最後に...
重い雰囲気の中でも、癒しでいてくれたスカイくんのキャラが
とても良かった。田中や原田だけではなく、読者にとっても、
なくてはならない存在だったと思います。

読後の今はまだ、色々な想いが渦巻いていますが
出合えて良かったと思う気持ちは、これからも変わらないはずです。

4

give & give

ヤクザもの。
といっても、山中さんの独特のテイストは健在。
モノクロ画面のようなアッサリさと、語られるセリフと語られない余白。
切なさと哀愁が漂うが、時にそこはかとなくおかしい。

田中始は、埋められて殺されかけたところを間一髪原田に助けられるが、
記憶を失ってしまう。
原田によると、田中は同じ組のヤクザで原田の恋人だったという。
抱かれてみてすぐに、原田は大嘘つきだと分かる。
一体何が真実なのか?自分は何ものなのか?分からないまま軟禁のように日が過ぎるが
ただ一つ分かっているのは、原田が自分にだけ向ける優しさだ。

魔法の時間。
原田が何も語らず、田中は何も分からず。
部屋には家具が増え、料理を作り、かりそめの穏やかな時間が過ぎるが、
過去が明らかになる時に、魔法は溶け互いに過酷な現実が突きつけられる。

金の亡者で、与えた以上のものは必ず取り返して生きて来た原田。
give & takeがポリシーだった、クールで計算高い原田。
そうやってひたすら上を目指して生きてくるしかなかった原田が、
自分らしくない行動をとらずにいられなかった、想い。

いつか彼が許される日はくるのだろうか?

記憶をなくす前も、記憶をなくしている時も、記憶が戻ってからも、
田中は正統派にカッコいい。
髪を下ろすと若くなって高校生みたいなところもいい。
対する原田は(こっちが攻めです)、眼鏡のクールビューティ系。

バッドエンドをも匂わせながら結末を読者に委ね、
そして番外編。
決してハッピーエンドとまではいえないけれど、ほんのり暖かく
未来に希望が持てる終わりで、心が余韻で一杯になった。

ああ、山中先生、時に絵は下手だよ〜と言いたくなるんだけれど、
この世界観は大好きです。
神に限りなく近い「萌×2」で。

8

迷いに迷った

苦手な系統が多すぎるのか
好きな系統が偏り過ぎているのか
自分で自分がうっとおしい
読み方している気がします

ヒコさん好きな作家さんですが
絵柄は苦手、ヤクザも無理
どうしようかと迷いつつ購入

ヤクザといっても、ヒコさんの絵柄につつまれていたおかげで怖さを感じずに読むことはできました

ヤクザどうしの抗争で、殺して埋める時に
息があることに気がつき救出する
救出された本人は記憶がない

助けたヤクザが原田というのですが
年寄り風味なのか若いのに貫禄なのか
絵柄からはよみとれず悶々としました

救出し保護した記憶をなくしている始のことが
好きで、土に埋める様子をみているときに
死ぬ前にやっておけばよかったと
片思いしていたようです

どことなくそそられる下りでもあり
不思議な関係で、魅力的ではあったのですが
どこを起点にしてよいのか
私のなかで整理ができなかった
作品でした

0

gives タイトルに色々と妄想がふくらみます。

シンプルでどちらかというと可愛らしい感じの絵柄なのですがそこが話を重くさせ過ぎず、また惹きこまれる何かがあったように感じます。
--(以下ネタバレを含む感想です)--

何より話の展開が凄いなぁ・・・と。
上手く説明が出来ないのですが、自分の中の起承転結の転が序盤に持って来られてる感じがあるので、初めのインパクトが半端ないです。
いきなり土から掘り出されて、誰なのか分からない名前で呼ばれ、知らない男に抱きしめられるという・・・!その知らない男はものすごく必死な顔。

ここから謎解きが始まるのですが、記憶を無くしているので、攻めの原田の行動から推測するしかないのです。
読み終わった後は、余韻でボーっとしてしまいました。
良い意味で多く語られないので、自分の中の空白で不明な分を1度読んだ時は考えてしまって、そして時間を空けてから改めて何度か読むと、その余白が面白く思えました。

終盤、何かを思い考える主人公。そして、設定は数ヶ月後?数年後?その後の二人とスカイ(原田の舎弟)の関係から、この間にこうだったのか?いやこういう展開も有り得ると色々と考えると面白いです。

攻めの原田の執着っぷりと貢ぎ根性、もとい打ち出の小槌っぷり(笑)が最高に好きです。原田は始と出会えて、自分の失くした物を持っていて羨ましい、馬鹿らしい、羨望・・・。
原田の過去を通して始に近づけたようで、でもその時のお礼を言った後の彼の一言で遠く感じて・・・もっともっと側に・・・彼の1番になりたいと思ったのでしょうか。

タイトルのgives(ギブズ)当初、与えるの複数形?かな~と思ったことがあり、
始が原田に与えたもの・・・それによって原田が選んだ道。
原田が始に与えたもの・・・原田がやったことが分かって、それを理解した上で選んだ始めの行動。そういう意味なのかなぁと思ったのですが、ネットで調べたら「give(動詞)の三人称単数現在形」・・・Σ(゜□゜)あ、全然違うみたい(笑)でもHe gives ・・・彼が与えるものだとしたら、その彼はどちら?両方?

そこでまた考察して、読んで、1コマの表情の変化から憶測して、また読んでみて。エンドレス!漫画ならではの楽しみ方も出来る、素敵な作品でした( ´ v ` )=3

5

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