制服の下の恋心に、火をつけて。

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表題作スイート・エスコート

ジェイ ホテルグロリアニューヨーク時代の上司
露木千里 ホテルグロリアJapaのマネージャー

その他の収録作品

  • スウィート・ラヴァーズ
  • あとがき

あらすじ

「ベッドでのポイントも視察の点数に加算すると言ったら?」
 超高級ホテル・グロリア東京でマネージャーを務める千里。ニューヨーク本社から抜き打ち視察の担当として現れたのは、金髪にブルーグレイの瞳、すべての視線を集める華やかな容貌を持つ元上司で恋人・ジェイで――。
 昔以上に熱く見つめ甘く口説くジェイに流されてはいけないと思っても、千里の心には火が点いて……!! キラキラゴージャス再会ラブ!!

(出版社より)

作品情報

作品名
スイート・エスコート
著者
浅見茉莉 
イラスト
羽柴みず 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048868372
3

(4)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
12
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

前半は少し切なく、後半は甘く。

感違いが感違いを呼び、感違いによって遠回りして、感違いが溶けた時、やっと二人は結ばれたのでした・・・!というお話です。

あらすじには元恋人となっていますが、読み逃していなければNY本社時代の二人は佳き上司と部下で、恋人関係一歩手前で~だったと思います。
まさに、上司と部下の関係を越えようとした時、受が恋愛の噂の絶えない攻の誘いを最後の最後にNOという態度を示した。
一夜限りの関係のその他大勢に入るには嫌、自分だけの人にならないのなら諦める方が自分の為。
その後、攻に対し恋心を残しつつも日本へ転勤して数年、突然攻が現れて。
心ざわめかない方が可笑しいですよね、しかも話があるからと食事に誘ってくる攻。
これは攻側も未練あり!だ、け、ど。
受は前に踏み出すことが出来ない。とてもじれったいです。
攻もじれて、ついには受に無体を働きそうになってしまって・・・
二人の関係は修復不可能かと思われたものの、アクシデントに助けられハッピーエンドです。
前半はとにかく、ちょっと切なく、ちょっとじれったくの連続でした。
お互いに気持ちが向いてるのはもう分り切っているので、何を踏みとどまることがある!?
いや、疑う前にどうして言葉にしてどーんとぶつからない!?と思う事もしばしば。
けれど、このじれじれ感が恋愛の醍醐味なのでしょうねぇとも。

後半は恋人同士になった後、間もなくの話でとても甘い話が読めます。
恋人になるのに時間がっかった反動か、同棲までステップアップ。

後半何に一番驚いたって、攻が受のことを「うさぎ」と表現するところです。
そうか、攻の目には受がうさぎに見えるか、そうか。
オリエンタルビューティと表現されていたことや、イラストの影響(黒髪でクールな容姿)
で私には美しい黒猫さんに感じたのですが。
受も特に「うさぎって言うな」とも反抗してない所を見る限り容認しているのだな、そうか。
まぁ睦言に引っかかっても仕方がないですね、ハイハイとでも流せばよい所でしょうがとてもひっ掛ったのでした。

ただ甘いだけでなく、それなりにお邪魔虫も登場してひっ掻きまわしてくれるお話です。
そのお邪魔虫が良いキャラしてました。
女王様気質で性格の悪い受とそんな受にメロメロな色男の話、読んでみたいです!

0

遊びじゃないから受け入れられない

ホテルマン同士の誤解と擦れ違いを描いた作品で、最後の最後までくっ付きそうで
くっ付かないもどかしい二人が恋人同士になるまでを描き、書下ろしは甘い蜜月を
描いた作品です。

ホテルグロリアニューヨーク時代の上司と部下の関係で、受け様は密かに華やかで
仕事もデキて、恋のうわさが絶えない攻め様を密かに好きだったが、
ある日誘われ食事をし、住まいへ誘われて、この先に何が待っているか分かりつつも
好きだから先に進めない、遊びで終わらせる事が出来ない自身を自覚している受け様は
攻め様の誘いを冷たい態度で躱し、思いを残しながらもホテルグロリアニューヨークから
日本へ転勤になり、攻め様のことは忘れようとしていた。

それから数年、ホテルグロリアJapanでアシスタントマネージャーとして働く受け様は
ホテル本社から抜き打ちの視察を受ける時期にやって来た攻め様と再会する。
受け様は攻め様が本社の視察できたのだと思っていて、動揺する心を押し殺し冷静に
業務として攻め様に接するが、攻め様から何度も誘いを受けて、困惑する。

ホントに単なる勘違いから擦れ違い、大好きな攻め様が魅力的過ぎるから、自分に自信が
無い受け様は、刹那的な遊びを仕掛けられているのだと思い込んでいるのです。
そのせいで、攻め様からの誘いを苦しみながらも何度も断るが、最後には好きな気持ちを
押えられない状態でのハッピーエンド。

書下ろしは攻め様の身内で、コンシェルジュをしているルイスと恋人との痴話げんかに
巻き込まれる形で展開するお話で、攻め様の嫉妬全開の甘い雰囲気のお話です。

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