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前作「侯爵の花嫁」のスピンオフ作で、前作の攻め様のウェストン公爵家が半舞台。
ウェストン公爵夫人が長期療養所で受け様を見つけ、引き取った事から始まります。
受け様は喘息持ちで病弱、その上極度の人見知りで、いつも他人に怯えて暮らしてる。
そんな受け様を突然慰問にやって来た公爵夫人が理由も云わずに自宅に連れ帰る。
そこには、前作の主役二人、孤児院から引き取られた郁とアーサーが待っていて、
人見知りが激しい受け様が、何故か郁や公爵家の人間には初めから心を許せる。
そんな時に、アーサーの友人の攻め様が訪ねて来て、受け様を女性と勘違いして
その日から贈り物をされるようになるが、受け様は初めて攻め様と出会った時に
奇妙な体験をしている、何故か攻め様の周りにだけ煌めく光が見えていたのです。
最終的にこれが運命の出会いだったと思える設定なんでしょうね。
女性と勘違いされ、朴念仁と言われる攻め様にアプローチされ、困惑する受け様。
しかし、受け様の母親が実は攻め様の父親の愛人だと分かった事で、攻め様は受け様を
無理やり自宅に引き取ってくる。
それは、実の父親のせいで、受け様が長年療養所に捨て置かれていた原因が攻め様の
父親に原因があると言う責任からで、初めて本気で好きになったと思えた相手の素性に
攻め様も困惑し、父親の所業に怒りを覚える。
しかし、連れてきた受け様を女性と思っていた攻め様は受け様が男だと知り、更に驚愕
受け様に騙したのかと詰め寄る事態にもなり、ウェストン公爵夫人の遊びだと気が付き
攻め様も言い過ぎたと反省するが、受け様は郁やウェストン公爵夫人の所へ戻ろうと
抜け出すが、その途中で道に迷い、ならず者たちに襲われ、クスリを使われ危うく
襲われそうになる所を助けられる。
思い込みや擦れ違いでなかなか思いを通わせる事が出来ない二人、受け様は過去に母親に
虐げられ、いらないと、面倒だと言われた事がトラウマになっていて、自分に自信が無い。
堅物軍人とネガティブ人見知りの受け様との擦れ違いラブストーリーでエロ多め。
そして、書下ろしが2編付いていて、甘い二人の後日談を堪能できます。
でも、この受け様はかなりめんどくさい受け様だと思えるのです。
書下ろしでもそのめんどくささを遺憾なく発揮してます。