綺麗な男と一つ部屋の下。ギャルソンに生まれる一瞬の独占欲と支配欲。

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表題作ラブカフェモカ

藤 真紀夫
22歳,カフェのギャルソン
伊勢谷一郎
30歳,店の常連で大学の先生

その他の収録作品

  • hickey,hickey!
  • 無敵のスマイル
  • ラブカフェモカのつくりかた
  • あとがき

あらすじ

いつも店で修羅場シーンを披露する常連客の一郎くん。
確かに綺麗な男だが、俺の視界になんて入っちゃいなかった。
しかし、ストーカーから助けた夜、お礼のようにキスをされてから、なぜか気になる。
ストーカー避けに「うち来ます?」なんて、勝手に俺の口が言ったもんだから、ホントに同居することになってしまい――。
隠れドSギャルソンと魔性の常連客のビタースイートな恋。

収録作:ラブカフェモカ/hickey,hickey!/無敵のスマイル/ラブカフェモカのつくりかた(描き下ろし)

(出版社より)

作品情報

作品名
ラブカフェモカ
著者
嶋二 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
ラブカフェモカ
発売日
ISBN
9784796403825
3.3

(83)

(10)

萌々

(30)

(28)

中立

(7)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
22
得点
261
評価数
83
平均
3.3 / 5
神率
12%

レビュー投稿数22

“姉”を好きになれないとツラい

面白かった~!

…受けクンの姉が登場するまでは(笑)

出会う人を片っぱしから魅了してしまう
魔性の小悪魔の一郎クン(受け)と、
剛毅木訥カフェ店員の藤クン(攻め)のお話。
1冊全てがこの二人のお話です。

一郎クンの魅力がハンパなくて
女子~オジサマまで幅広い守備範囲で、
出会う人を次々ノックダウンして行きます。

モテモテ一郎クンの色気が伝わってくるような
嶋二さんの繊細な絵柄がすごく素敵です。

そんな一郎クンなのに、
藤クンに関しては、思わず束縛しちゃったり
自分だけを見てほしかったりと、
乙女のような可愛い一面もあり、
ギャップ萌えキタ!!!(笑)

攻めクンとカフェの店員さんたちとの
面白やりとりもいちいちツボで、
小さな楽しみどころが沢山あります。

皆さんがおっしゃるように
カフェ店員や大学の先生などの
職業はあまり生かされていない感じでしたね。
一郎クンってそういえば大学の先生だった…と
レビューを拝見して思い出したくらいです。

ともあれ、嶋二さんは好きだし、表紙も可愛いし、
「いい本買った♪」とホクホクしていたのですが

一郎クンの姉が登場してから一変。
この姉のキャラが今一つ…です。
同棲中の部屋に押し掛け、BIGな態度で
二人がいい雰囲気になるとことごとくぶち壊します。

主人公の二人がまとまりそうになると、
どちらかの姉か妹が出てきて邪魔をし、
お話が引き延ばされるのはお約束の展開ですが、
これ、私ものすご~く苦手なんです。

このお邪魔虫キャラを好きになれなかった場合
(ほとんどの場合で好きになれません)
作品自体の評価も下がってしまうからです。

このお話の“姉”は超絶美人でありながら
常に不機嫌、表情や態度がふてぶてしく、
(嶋二さんが巧すぎるのです)かと言って
二人を振り回す程キャラが切れていなくて、
もうちょっと何か…こう…、という
残念な後味だけが残りました。

いくら後になって「付き合ってた人に振られたから、
二人を邪魔しちゃったの」としおらしく言われても
一度去ってしまった萌えは取り戻せないんです。
責任取って下さい(笑)

しかも登場期間が長くて、
お話の1/3位は姉が出ずっぱりです。
こういう展開が苦手な方にはお勧め出来ません。

主人公を振り回しながらも、
どこか憎めない、可愛い悪役を描くのって
きっとすごく難しいのでしょうね…。

ただ、前半の展開やカフェの雰囲気など
すごく好みだったのでこの評価にします。

7

カフェ・ギャルソン・ノンケ同士・・・and more

『カフェ・ギャルソン・ノンケ同士』、自分の好きな設定だったため買ってみました。
表紙の色合いも結構好きな雰囲気。
そしてなんと言っても嶋二さんの絵が大好きなのです!

ですが、キャラクターや話の展開が何とも微妙でした。
まずカフェ・ギャルソン・ノンケの設定すべてが生かされていなかったです。
話のなかで、攻めさんの職業設定は特に重要視されておらず、別に何でも良かった気がしました。多分コンビニ店員だったとしても違和感無かったと思います。
また、受けの方も同様に、「先生」設定は生かされていませんでした。むしろ攻めより酷い。
大学の先生じゃなくても作家とかフリーターとか何でも良かった気がします。
なんてもったいない!

それからノンケ同士の設定も、「この二人はノンケ同士です」って言われなかったら気がつかないくらい、ノンケ的な反応がなくてビックリでございました。
いやいや、ノンケ×ノンケならそこは醍醐味としてノンケゆえの戸惑いとか、じれったさとか入れて欲しいじゃないですか。
そんなの一切無かったです。しかも攻めの気持ちがそんなに「好き」に見えないうちになぜか受けを襲ってしまっているので、読んでいるほうからすると???でした。え、そんなに好きになってたの?みたいな。
う~ん、導入部分はいささか丁寧さが欠ける印象も。
なのでその後の展開部分が、普段なら萌えられる展開のはずなのに、あまり盛り上がれませんでした。結構Hの部分もあったのに・・・。

こういうノリは二次創作のノリだと思うんですよ。キャラ萌があればどんな荒唐無稽な内容だろうとやまなしおちなしいみなしでもご飯三倍いけるという。
まさにそれが当てはまると思いました。二次だと○○というキャラというだけで萌ー!!となるんですが、オリジナルでキャラ萌がなかったら悲惨な事になります。

攻めのSキャラも中途半端でしたし、魔性受けキャラも微妙でした。もしかして食い合わせ悪いんじゃないのかしら・・・。だって受けキャラが女王様になったら攻めのSキャラが薄れるし、かといってリバするわけでもなく。
う~ん?微妙でした。本当に絵柄はすごく好きな作家さんなんですけどね。

6

意外に嫉妬深い受け様

カフェのギャルソン攻め様といつも女性と修羅場ってる常連客の受け様とのラブ。
攻め様の働くカフェに、一郎君と言う常連客の受け様がいつもやって来ていて
毎回カフェモカを頼んでるのですが、それと同じように毎期女の子と別れ話の
修羅場を繰り広げていて、ある日女性に水をかけられた受け様に攻め様が店員として
声を掛けたことから知り合い、次に仕事終わりで出会った時に男同士で揉めてる
現場に遭遇し、危ない感じがしたので、思わず声を掛けてしまう。
そして受け様がストーカーされていて、揉めていた相手も知らない人だと言うことで
攻め様は受け様を自宅まで送り、それから店で会話もするようになり、
まだ、ストーカーに付けられていると知った攻め様は自分のアパートに誘う。

この受け様って天然でいつも男女構わず人を引き付ける魔性みたいな感じなんです。
イケメンと言うより美しい人で、相手が一方的に熱をあげるのです。
そして攻め様のアパートに居候する事になったある日、眠っていた攻め様に
受け様がキスをして、初めは動揺した攻め様なのですが、思わず受け様を乱暴に
抱いてしまうのです。
でもその後で、冷静になった攻め様は受け様にした仕打ちを後悔しちゃうのですが、
その日から受け様が店に来なくなる。
受け様を気にしながらもどうにも出来ずにいた攻め様ですが、ある日受け様をストーカー
していた男に攻め様が切りつけられるのです。

そこに受け様がやってくるのですが、攻め様は怪我をしながらもストーカーに気持ちは
解ると同情的になってしまう、それは自分と受け様の事を考えての言葉なんです。
受け様の解りにくい愛情表現、実は受け様は攻め様に一目ぼれして片思いしていたんです。
二人が相愛になるまでも何かと解りにくい二人なんですが、攻め様よりも受け様の
方が意外に独占欲が強くて、突然女王様に変身しちゃう感じのギャップがあったり
強気なようで、攻め様に関してはもろ弱いところがあったりするんです。
攻め様は強気かと思えばヘタレだったりして、年下らしい可愛さも感じました。
なかなか萌え度があって楽しめる作品でした。

5

思わぬ独占欲

軽く明るいタッチで進む本編なのに、結構執着ラブが深いおはなしw
何かにすごく萌え~♪とかいうんじゃないけれど、二人の関係が少しづつ進展していくのが見ものなのかな?
いつもの切なさ展開はありません。

カフェにいつも来る常連の一郎さんは、とっかえひっかえ女性がくっついてきては修羅場を繰り広げていく。
そんな彼にどうも気に入られているようなのは、そこで店員(ギャルソン)をやっている藤くん。
帰り道、男に絡まれている一郎を救ってしまったことで、用心の為に一緒に帰ることになり、恋人の振りをしないとまずいよね、、という流れから藤は一郎からキスをされてしまう。
その後もストーカーの心配があるかも?ということで一郎は藤の家に来ることに。
寝入ってしまった彼に藤くんついムラムラとしてしまい、目を覚ました一郎と気まずい雰囲気に!
しかし、何事もなかったようにしてもう家に戻るという一郎に逆ギレした藤くんは一郎を襲ってしまい・・・
そんなスレ違いと接近を経て、一郎が藤を好きで、無理やりやられたのも嫌じゃなかった!?
ということで、彼等は恋人になるのです。

こんな始まりの二人の関係ですが、
一郎、こんなモテモテで何故かストーカーに会いやすい体質らしいw
しかし、本人天然なのか、結構平然としている。
また、人に好意があるのかと誤解させるような態度も問題だ(笑)
その度に、藤くんは嫉妬して、日頃は年下ワンコの面倒見のよいちょっとツンデレ入った優しい人なのに、エッチの時は鬼畜スイッチが入るという人格変化が面白い。
一郎、そんなことがあっても全然反省&学習してないよね~
だけど、藤くんに好意を寄せるバイト女子に性分で優しくしているところを見て嫉妬したりもしている。
なんだー!結構藤くんの事好きじゃんかwww
まったくもって、自分のペースで藤くんふりまわされているような~

そして、あまりに一郎が無防備すぎるので、そして藤くんのアパートの隣人が一郎に惚れてストーカーになってしまったことから、二人は一郎の部屋で同居することになるのです。
せっかく甘い二人の生活が始まる日、一郎の妹がフランスから帰国して居候を決め込む。
恋人が同居と家族に伝えてある一郎だが、性別は伝えてなかったので、藤くんは恋人と思われてない?
むしろ、妹に邪魔扱いされ、冷たくされるのです。
彼女には彼女の事情があり、本当は一郎と藤くんに嫉妬していたというw

こうした何気ない日常のくりかえし(一郎はやはり懲りないねw)の中で、独占欲を覚えていくというおはなしだったのかな?という感じでした。
藤くん苦労するたびに執着が深くなって嫉妬深くなってるようなきがする。
いつか藤くんがストーカーになってしまうんじゃなかろかwww

3

うまw

嫉妬、独占欲
不意に見せたあれは+.(*`・∀・´*)゚+.はぁはぁ
思わず二度見したwww
女王様受・・・ってのもちょっと違う気がするんですが
なんだろう、受が突如みせる男らしさといいますか、男の一面といいますか
普段は、温和キャラで誰もしらないのに
不意にみせるガツガツドロドロした欲望の強い部分を
ドン!バン!と見せられるといいますか。
グリグリされて、脚にほおずりしちゃう攻とか
萌えるっちゅーねんっ!!!どーせぇっちゅーねんww
思わず叫び出したい衝動を飲み込みましたwアリガトウゴザイマス

3

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