足元がふわふわするのは、雪のせい? それとも??…?

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表題作ルーザーズ・フラッグ

家庭教師~就職浪人 淳太  
チャラい高校生~大学生 諒一

同時収録作品それから、これから

就職の決まった恋人 洋司
大学生 諒一

同時収録作品天職・適職、コイビト適性!?

お財布を拾ってくれた会社社長 佐東光矢
成績の悪い崖っぷちホスト 相羽流人・24歳

その他の収録作品

  • J’s フラッグ
  • アイム・ウォーリー・アバウト
  • 純・朴・トツ
  • カバー下表4(裏表紙):あとがき

あらすじ

何事も楽しければOKな日々を送る、いわゆるチャラ男な高校生・涼一。
そんな涼一の前に現れたのは、大学受験のために親が雇った家庭教師の純くん。
真面目で、融通のきかない堅物な純くんを、最初は疎ましく思っていたのに、たまに見せる純くんの真剣な眼差しにドキっとしてしまう涼一。
だんだん「家庭教師」と「生徒」という関係じゃ物足りなくなってしまって??!?
純朴男子×チャラ男のFirst Love★

(出版社より)

作品情報

作品名
ルーザーズ・フラッグ
著者
永野クロエ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537129830
3

(6)

(1)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
17
評価数
6
平均
3 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数4

お前に完敗!

題名の意味からすると、そんな和訳をつけたくなる。
「敗者の旗」ですから降伏の意味の白旗の意味も含め、お前に負けたよ、的な意味を含むのだとそれが如実に表現された漫画でした。
永野クロエさんは「午睡の森」で印象的なデビューをされた作家さんでしたが、今回見て思ったのは絵が非常に安定してきたことと、物語のわかりやすさ。
明瞭さが浮き出て、題名からも伝えたいことがとてもストレートに伝わる、ちょっとほのぼのしてイイ話だったな~と、その成長が見られるのではないでしょうか?

今時のチャラい感じの高校生・諒一は受験を控えている為に母親が経営する店のバイトで就職が内定した大学生・純に家庭教師を頼んだのでした。
今までの家庭教師は軽くいなすことができたのに、真面目でまっすぐな純にはそのいい加減は全く通用しない。
ちょっと辛かったつもりが、彼の見せる純粋さと優しさに少しトキメキを覚える諒一。
そして、それから真面目に勉強に取り組んで努力する子になっていきました。

こんな二人のお話は、諒一が純に惚れて、純が諒一に年上なのに翻弄される、純のほうがスれてなくて純粋で。
その逆転がただ諒一が一途で健気というだけではなくて、彼が一生懸命に好きな人の為に上昇志向で物事にあたるところが主人公としての魅力です。
また純も、年上なのに純粋な面が魅力だったりするのですが、彼もまた責任感が強く、諒一の為に内定を棒にふってしまうという健気な一面が人の良さをあらわしています。
その反面結構ヘタレで繊細で、プレッシャーから胃腸炎を起こしていたり、今度は彼が諒一に励まされて頑張れる、
そういう相互の作用がある点がとても前向きでさわやかで、読んでいて気持ちよいのです。
この二人とも、何だかかわいいカプだな♪って!
お付き合いして3ヶ月、まだキスしか進展できない彼等が、純の実家に帰った時に身内に嫉妬してやっと進展できる話も、これも諒一が優位に立っていて、年上くん頑張れ!ってなものでwwこの純のキャラクターが何だかすごくいいなーって新鮮な攻めキャラクターだったのですよ。
年上かたなし、なお話でした♪

【天職・適職、コイビト適性!?】
ホストとして適性がないんじゃないかというくらい成績の悪い主人公が、落とした財布を拾ってもらったのが縁で、お金に逼迫していたのが理由で彼の申し出に乗り一日付き合う中で、彼にとっての主人公の存在の大切さをしって、主人公が頑張るようになる、といったやはり前向きの作品。
この中で主人公が”リアルねずみ溝”にはまったという設定ですが、、、これがハムスター!(笑)
ハムスターで家計が破綻するって初めて聞きましたが、48匹ってやっぱりすごい!?

今後も期待の作家さんですね。

3

軽いんだけど軽くない

表題作シリーズ(「天職・適職、コイビト適性!?」を除く
全作品)は、人としておバカな子が攻略困難な恋を経て
まともな男になりまして…とまとめてしまえそうな物語ですが、
実は随所随所にきちんと重石が置いてあります。
その重石の存在が功を奏して軽く流れてしまいそうな話が
重石との相互作用で程良い調子の物語に化けているのですね。
受攻の設定も実はその重石の一つなのですが…そこは
細かく触れますまい。

併録単発作は是非仕事に疲れた方にお勧めしたく。
BLとしても軽快な味わいです。

3

ここのCP情報がひどい(T ^ T)

表紙の雰囲気が素敵で気になっていて、この度やっと読めたのですが。

が。

ハラハラする展開なら前以て知っておきたいので、いつもちるちるさんのCP情報だけを先に見て読んでいます。
それでこの作品、表題作と続き(それから、これから)で攻めが違う名前になってるんですよね。
表題作は淳太、続編は洋司。
これはもう確実に表題作で好きだった相手とは終わってしまって、別の人と恋をするんだって身構えるじゃないですか。

なんと。

表題作も続編も攻めは同一人物でした。
しかも名前は「純太」。
淳太と洋司は一体どこから出てきたのでしょうか。
ちなみに続編の方で出てくる攻め(純太)の従兄弟が洋介でした。
この「洋」が何らかの形で生かされちゃったみたいですね。

攻めはこの子だけじゃないんですってよ、奥さん!と身構えてしまったせいで、ストーリーをきちんと楽しむことができませんでした…。
実際はチャラ男受験生だった受けが、実直で真面目な攻めに出会って恋をして、相手のために何かしたい!と奮闘したり、攻めの実家に一緒に遊びに行って従兄弟にやきもきしつつ、ふたりの気持ちがより強くなる、というような良いお話でした。

わたしもたまに情報を入力することがありますが、絶対に間違えてはいけない!とメモを取ってから入力しています。
CP情報は本当に大事。
この情報で作品の印象が全く別物になってしまうこともありうるので、正確に入力してほしいと願わずにいられませんでした。

1

あまり好みではないかな

サイン本に、惹かれてつい購入してしまったこの作品。
初めて見る作家さんなんですが、当時幼かった私はサインという響きに惹かれて買ってしまいますw

表紙の絵は、まだ許せる範囲だったんですが、漫画を読んであーこの人の絵苦手だなと気づき、ちょっと買ったことを後悔…
内容も悪くはないんですが、良くもない…
あまりきれいにまとまっていないかなという感想。受けくんが暴走してしまってる印象が強いですね。攻めは流れでつきあっているんじゃないの!?と疑ってしまいます。

雑食でなんでもわりと好き好んで読む私ですが、珍しく好きになれなかったこの作品。

0

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