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表題作河童の婿入り~千年の命、百年の恋~

水神西流・河童
遠野杏・高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

生まれた時から病弱な杏は、転地療養のため家族と東北へ引越してきた。そこで寂れた神社で一人暮らしをする青年・西流と出逢う。偶然、彼の正体が河童だと知った杏は、酔った西流に押し倒されて初体験! 杏は河童の神通力のおかげか元気になり、西流に友達になってほしいと頼む。最初は冷淡だった西流も健気な杏のいじらしさに絆されていくが、杏に残された時間は長くなかった!?

作品情報

作品名
河童の婿入り~千年の命、百年の恋~
著者
加納邑 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861345982
3.3

(16)

(2)

萌々

(5)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
51
評価数
16
平均
3.3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数8

西流が最後まで好きになれなかった。

ストーリーは良かったです。
健気な受けも人外も大好きなのですが、西流がエロ河童な攻めなので萎えちゃいました。身体の弱い杏が、酔った西流に無理矢理犯されたあげく「俺は女がいいからもうごめんだ」なんて言われる辺りからちょっと読む気なくしました。すみません。一応、最後まで読みましたが西流のことは結局好きになれませんでした。絶対東流の方が誠実でイケメンだし。
とはいえ、杏が健気に西流を想う様、そして死の床で美果と西流に別れを告げるシーンはボロボロ泣きました。

0

過去形なんだよ、帯が!

六芦先生たどりでこの本を購入。
そのため手元に来てから、「うわ、河童!」とかなり驚き。
今もレビュー書こうと検索しましたが、「河童」だけで十分到達できました(笑)

でもそんな河童河童しておらず、河童独特の雰囲気を強くは感じませんでした。
ネタとして洪水?が出てくるので 河童であることが効いてきますが
攻めさん、普通のちゃらんぽらん高校生 っぽく見えます。

かたや受けさん。
虚弱体質 っていうけど、今どきそんなんあり???と思います。
医者も原因分からん虚弱体質ってなにー、そんなんいやー。
科学を信じてる身としては、その設定がなかなか受け入れられませんでした。

途中、号泣。
最後は駆け足というか「うっちゃり」されたような、肩透かし感満載な
終わり方で、いやハピエンでないと嫌だろうから、いいんですが、でもやっぱり
もうちょっと丁寧に書いて頂けると嬉しかったです。
全体的によかったはずなんですが、さらりんと読んでしまって、なんだか残らないー

その中で秀逸だったのが、帯。「少しは幸せにできたかな?」
覚悟を決めているのか 受けさんのセリフで、言い回し方が過去形。
ちょっとまて、この帯はなんだ?と読みながらドキドキドキドキ。でした。
帯も大事ね と気付いた一冊でした。

1

いじらしい受けに涙が止まらない

西流が河童なのが、とても珍しかったです。
河童だけど、気が強くて遊び人で、攻めらしい攻めでした。
受けの杏が体が弱くて繊細で、西流に惹かれていくのですが、とても健気で応援したくなりました。

杏の双子のお姉さんが出てくるのですが、彼女は杏と性格が違って、すごく積極的で驚きました。
でも、杏のことをとても大切に思っているところがよかったです。

そして悲恋の予感がすると思っていたら、後半、想像通りの展開になり、泣いてしまいました。

ラストはこの作家さんらしい、ほのぼのとしたハッピーエンドです。
西流も杏も幸せになれかたら、これでよかったのだと思います。

0

ホロリときました。

攻め様は千年の寿命ある河童。
刺激ある人間世界に1人で生きており、酒と女を堪能している高校生です。
受け様は余命10歳と宣告され明日生きられるかも分からない状態で休みがちではあるものの攻め様と同じ高校の生徒です。

少しでも身体にいい所へと家族で都会から地方の山間の町に引っ越し、攻め様と出会います。
受け様は残り少ない寿命の中で、初めてのキスやエッチ、友達、家族以外との外出、初恋と失恋など攻め様と初めて尽くしの思い出を作っていきます。

攻め様は、健気な受け様のキラキラ光線にどうしても拒めず、無意識に受け様の望みを叶えてあげようと思い始めます。少しずついじらしい受け様に惹かれていく様がとてもよかったです。

受け様は死に対して不安や恐怖がを抱いているのですが、同じくらいに感謝や幸せを感じる気持ちが溢れてて悲壮感が全くなかったため油断してましたが…

やばいかも…と思った時には不意打ちで泣けました。
いじらしいくらい健気で可愛いのです。
この受け様は。

ハッピーエンドは全てが綺麗におさまり、今後2人のほのぼの恋愛をぜひのぞいて見たいと思いました。

人外でもモフモフなしの河童…可愛さはきゅうり大好きな所だけでしたが、せっかくなのでもっと河童として活躍して欲しかったです。立派な水かきもあったことだし。
もったいなかったです。




1

すみません・・・号泣です(ToT)

加納先生は好きな作家様の1人で、代表作のもふもふも勿論ですが、アラブものなども大好きです。
今回ちょっと珍しいなと思ったのは、いつもは攻様が一方的に健気受様を見初めて
結構強引に奪っちゃう感じなんですがこの作品は、、受様の方が先に攻様すきーになっちゃう
所です。(強引には奪うのですがね。)
後、攻様が下半身ゆるい人設定ですかね。でも、そこは加納先生。
そんな設定があっても受様と知り合ってからはそういう事はありません。
表紙をみて、勝手に受様が河童なのかと思っておりましたが、河童攻のお話でした。
ラストも自分が考えていたのとは反対の展開だったのですが、つい嫁やら婿とかいわれると
人外の方に引っ張られるのかと思ってしまって。
個人的には想像してない方のラストだったので楽しめました。
身体が弱くて、攻様と知り合った時はもう、長くない命だった受様。
もう、人の生き死にがかかった場面にめっさ弱いです・・・
実体験に被ってくるところがあるので感情がどうしても引っ張られてしまいます。
イチャイチャは少ない方だったかも知れませんが、イチャ大好きの私も
もうイチャなくてもいいんじゃ・・・と思ってしまった程、純粋なストーリーだったと思います。
続編があったとしたら、人間になった攻様とイチャイチャしまくる甘いお話が読めると
思います。
心配になる戸籍なんかも、攻様の双子のお兄ちゃんが神通力でどうにかしてくれそうです。

3

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