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麻々原さんは絵柄がとても好きで続けて読んでる作家さんなんですが、この作品は恋愛モノとしてはちょっと物足りないかな~残念ながら(汗)。
日常のほのぼのとした人間関係を描いた作品としてはいいかなと思うのですが、恋愛としてはどっちつかずで終わってるので、モヤモヤ感が残るのが残念でした。
まぁ、多分東さんは雲井さんのことを憎からず思っているとは感じられるのですが、雲井さんに寝ぼけて他の人の名前を呟かれた経緯があるので、焦らしてるのかな~?と勝手に思いながら読んでました。
恋愛モノを期待していた読者としては、もっと東中心の恋愛モノを読みたかったです。
フレンチと言えば、濃厚というイメージ。
そして、French Letterといえばゴ◯のことだし、Frenchには◯淫の意味もあるし
いやらしげなイメージもあるのだけれど、
この作品はあっさり薄味、いやBLってことでは味はあるのか?ってな作品。
ホテルの一流フレンチで働く料理人東、
彼が行きつけにしている街の小さなフレンチレストランで、
やはり常連の雑誌編集者の雲井と出会って……
この二人、東はゲイだし雲井はバイ。
倒れたシェフの代わりに、
レストランで催されるこじんまりとした内輪の会の料理を担当するうちに
その会のメンバーでもある雲井と少しずつ距離が近づいていくのだが、
メンバーの1人のストーカー被害の話や、
シェフの引退とそれと関係しての東の転職話のエピソードが挟まって、
この二人(が多分カップルなんだと思うが)の恋愛話はあまり進展せず。
何より、雲井は迫っているのだけれど、東がクールというか淡々としていて
恋愛って温度じゃあない。
話は読み易く悪くもないけれど、無条件で面白い!という程でもないし
BLとしてはこれで終わりはないんじゃあありませんか?と言うかんじ。
続編……がある……のかな?……あるんだよね?
あるとしたら、次巻に期待!という感じです。
続巻ありの前提ならば、「萌」かなぁと思うのですが、
現段階での評価としては「中立」かなぁ。
結局どっちとくっつくんだろうか???
お話としてはシェフのお話でして
行きつけの店のシェフが倒れ、東は頼まれて料理をすることに。
その店恒例の食事会(決まった4人の)みたいなものがあって料理を提供するのですが
そこからどんな恋が始まるのかな~と思ってたんですが、恋愛系でもなく
その中の1人がバイ(雲井)でなんとなくモーションかけてくるんだけど
どこまでが本気なのかよく解らないような…
そうこうしてると、倒れたシェフの孫(和人)にも告白されて…
なのに、だからどうした?というように恋愛系での話が進まない。
なんだか雲井の方と…と思ってたら昔の男が出てきたり
うん、これからどういう関係図になるのかなと思いつつ
こんな終わり方をされたら次が気になってしまうかな。
大人同士の恋愛が好きだから私としては雲井の方とくっついて欲しいけれど…
匂い系とも違う感じで、料理とそれに関わる人間模様がハートフルでいて、
淡々としているイメージの作品。
何をメインにしているのかちょっと理解しにくいけれど、日常とその日常で出会った
人達とのふれあいや、その相手に惹かれるかも知れない、って感じの内容で、
じれったいって感じすら起きない程あっさりし過ぎている内容です。
盛り上がりも下がりも無いのですが、日常に起きる困りごとみたいな事は描かれてて
雰囲気で誰と誰がくっ付くかも知れないって雰囲気はあるけれど、それも雰囲気止まりで
最後までそんな淡泊な内容で、これだっ!が全然無いのです。
好み以前の問題で、萌えどころが探せない。
最終的には続編でも出なければ解決のしようもない内容で、これで完結なら
読者に想像してみてね?で終わる内容ではないかと思えます。
タイトルが意味不明。
帯には、大人の恋バナってあるんですが、特に恋愛が絡んでくるおはなしでもなく、いわゆるBLらしいシーンもないし、ラブラブした場面もまったくないです。
萌えみたいなものは、ほぼなかったような?
麻々原さんって、ときどきこういった、どこをどう楽しめばいいのか、まるでわからない不親切なおはなしを描きますよね。
描いている麻々原さん自身は、何が楽しかったのかな?
坊主頭?
シェフコート?
ストーカー話でメインになっていた、ぷくぷくした人っぽいような? ←まったくBLらしさはないですけど(苦笑)
BLとして、おもしろくなりそうなキャラや設定は並んでいるんですが、おもしろくなるほうには踏み込まず、上っ面で流してしまってるかんじで、これからキャラ同士が歩み寄っていくのかな、ゆるい三角関係になるのかしら、と思っているうちに読み終わってしまって、不完全燃焼。
麻々原さんの絵は好きなので、それを眺めていると、まったくおもしろくないというほど、おもしろくないわけでもないんですが、だからといって楽しめるほどの内容も萌えもなかった一冊でした。
読み終わった後、頭の中が???
次作に期待します。