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匂い系というにはあまりある世界
高橋燎央（たかはし・りょう）の描くマンガは限りなくBL的なのにBLじゃない。
舞台は第三次世界大戦終了後の世界統一政府。
政府の総統（シード）は最高責任者というよりも、もはや現人神であります。
ナチスドイツを彷彿とさせる世界。
そしてその総統を守る親衛隊・ブラックローズは
心身ともにエリートかつ美形以外は入れない！
うーむ、いかにもＢＬな設定。
序盤で反政府ゲリラがブラックローズの美青年に
「悪魔に尻を振る売春夫」「淫売！」と悪態をつく。
ますますＢＬ展開でワクワクします。
だが、このブラックローズの掟なるものがスゴイ！
姦淫を禁じ、同性愛を禁じ、美しく厳格であれ、絶対の忠誠を誓え
非常にパラドックスに満ちたものです。
同性愛が発覚したら速攻で死刑。
美しくあれ、総統だけを愛せ、しかし同性愛禁止！
BL的な世界観なのに同性愛禁止！
禁忌タブーのエロスが物凄いです。
禁止されるからますます萌える、というのは古今東西の世の常ですが
ダークで狂気めいた世界に美青年がごっそり出てくるんですよ！
チラリズムとでもいいましょうか、黒い軍服から見える白い肌のエロいこと！
01巻はまだ序章といったところで、世界観そのものが掴みにくいかもしれない。
女性はまったく出てきません。
全員、狂気にあふれた美青年です。
絵も大変美しい！
池玲文とか亜樹良のりかずみたいな繊細かつ硬派な絵が好きな人にはぜひともおススメです。
紙媒体では絶版ですが、デジタルコミックで売られています。
古本かデジタルでどうぞ。
こういう雰囲気は頗る好み♥
第三次世界大戦終了後、世界は総統（シード）のもと統一され、
大量の粛清により争いは排除されている。
独裁体制下、異端は許されず、同性愛と反逆は厳しく処罰され、多くの墓標が並ぶ。
美しく優秀な若い将校達のエリート親衛隊、「ブラック・ローズ」。
そこで副長を勤めるルイと、ある目的を持って父に送り込まれて来た義弟ルカ。
ナチスっぽい耽美な禍々しさ、美青年ばかりの登場人物。薔薇、軍服、禁忌、暴力……と
文字通りの華やかな毒のある、いかにもな設定と雰囲気。
表現やストーリーはあえてだろう、情緒と色彩の乏しい平板な印象を受ける。
この好みの世界観が、さてどのように動いていくのか？
期待しつつ次号に続きます。
こｗれｗはｗｗｗ
目次ページを開いて思わず笑ってしまった（笑）
COUNTDOWN
THE BLACK ROSE
secret in my heart
DEVIL SIDE
drink it down
おいおいｗｗｗ
これ、1巻の各章のタイトルです。最終巻までこの調子です。
作家様の潔さに感服です。
（何を言っているか分からない方すみません…
↑のタイトルをひとつずつググってみてください）
マックガーデンということで、内容は如何にもＧファンタジーな感じの中二病的世界観＋匂い系要素がたっぷりです。
血描写、暴力描写多めで、美しい顔をしたキャラの大半は思考回路がイッちゃってます。
カリスマ崇拝、軍服、同性愛行為を禁じられた美青年集団。
お好きな方にはハマるかと(๑´ڡ`๑)
ただこの作品のアイディア元になっていると思われる漫画、私も好きなんですよね……最後の2ページで先が読めてしまいました。
1巻でお腹いっぱいです。
最後にひとつ言い残すとすれば、
第1章の“カウントダウン”は、どうせなら【10】からではなく【13】からにしていただきたかったですね…！
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