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表題作王様な猫(3) 王様な猫の陰謀と純愛

王様な猫?・シータ
動物好きの大学生・光魚(みつお)

あらすじ

光魚の傍にいるために、無理やり大学に編入したシータ。
シャープな美貌でモテまくる彼は、なんと人間に変身できる猫!!光魚をオトすためなら手段を選ばないケダモノなシータに、光魚はふり回されっぱなし。
大学で正体がバレないよう、つきっきりで世話を焼けば、女の子達の嫉妬の的。
家ではシータの一族に、横恋慕の夜這いまでかけられて、光魚は毎日がデンジャラスで…。

作品情報

作品名
王様な猫(3) 王様な猫の陰謀と純愛
著者
秋月こお 
イラスト
かすみ涼和 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
王様な猫
発売日
ISBN
9784199001390
3.5

(6)

(1)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数3

王様な猫になる日は?

光魚のそばにいるために強引に大学に編入を果たしたシータ。
人間の常識がない彼の正体を守るために奮闘する光魚だったが、なぜかシータファンの女の子たちを敵に回してしまう。
さらにはシータの同族に夜ばいまでかけられて、光魚の毎日は相変わらずハチャメチャで?!
王様な猫、第3巻。

巻を経るごとに上がる光魚の不憫度(笑)
色々あって猫姿も光魚の家族に受け入れられたシータです。
家族公認への道も……近い?(どうだろう)

ただひたすらに光魚をしたっているシータもカワイイのですが、たまに見える開き直ってちょっと俺様なところにときめきます。
なんだかんだ言いながらこの二人(一人と一匹?)結構ラブラブだよねなんて思ったり。
今後どうなるのかもまた楽しみです。

1

悲惨なのに笑っちゃう

王様な猫シリーズの3冊目です。
秋月こおさんらしいというかなんというか、ストーリーだけを追えば受けがあまりにも可哀想なんです。
人猫族に振り回されてかなり悲惨な日常生活なんですが、なぜか笑っちゃうんですよねー。
この、悲惨な運命をも笑い飛ばせちゃうような、軽みのあるストーリー運びが大好きです。

猫の習性には詳しくないんですが、秋月こおさんが、「猫特有のずるさ」を表現しようと意識されてるのが、物語の随所から見えます。
なので、人猫たちはキュートなだけじゃないです。
俺様街道をひた走ってる人猫たち、そのなかでチラッチラッと見える可愛げがタマラン。

1

光魚の受難は続きます

好きなシリーズです。懐かしくなって、読み返してのレビューです。気まぐれな猫に振り回される不憫な光魚の、モフモフたっぷりなお話の3巻です。

光魚が大好き過ぎるシータは、離れたくないと光魚の大学に編入します。彫りの深い美貌の四郎は、大学でもモテモテです。
でも四郎は、酔っ払ったり眠ったり、気が抜けると猫に戻ってしまうので、光魚は気が抜けません。そのため、寄って来る女の子から四郎をガードするような光魚の態度は、女の子たちの反感を買うばかりです。

そんな中で、四郎目当ての飲み会に参加する二人。案の定、四郎に近付けない女の子や、四郎のせいで女の子と近付けない男の子たちに恨まれて、飲み会が終了します。その後の女の子たちの嫌がれせが、読んでて怖かったです。ほんと、トバッチリを受ける光魚が可哀想で。

でも、光魚の受難はまだ続きます。光魚は、シータ達一族にモテモテなんだけど、今回は寝込みを襲われそうになるのです。シータが助けてくれたから良かったけど、そのせいでシータの考えた作戦でまたまた光魚は苦悩させられます。

光魚の毎日はデンジャラスだけど、シータを嫌いになれない光魚もいて。だんだんほだされて運命を受け入れていくようになる光魚。
まあ、あんだけシータに愛されればねぇと思うぐらいのシータの過剰な愛情に、今回もご馳走様という感じです(笑)

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