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表題作セカンド・ラブ

悠司・高校生
小田切・高校生

作品情報

作品名
セカンド・ラブ
著者
由比まき 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829652138
2

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萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

大人になった悠司くん

「恋敵は32人!?」のスピンオフと言うか、小学生だった攻め様の息子が高校生に
なって、攻め様として登場する成長篇です。
そして、前作の二人も夫婦状態で登場してるので、その後の二人様子も分かる作品。
大好きだった先生がママハハになって数年、穏やかな日常を送っているかと思われた
悠司くんは、高校入学頃から意味不明の頭痛に悩まされるようになる。
思春期の悩み多い年頃になり、子供の頃は解らなかった父と先生の関係を理解し
しかし、どこかで心に靄がかかっている。

そして、ゲイだと噂のクラスメイトから告白され、断るが、そのクラスメイトの
受け様が、男に狙われやすいタイプで、常にアブナイ目に遭いそうなことから
担任や、幼なじみで、攻め様の言えの事情も知ってる友人にしつこく言われ、
成り行きで受け様と形だけの付き合いをする事になります。
受け様がトラブルに巻き込まれない為の付き合いだったのですが、受け様から
好きだから形だけでは辛いと言われ、軽いノリで関係を結んでしまう。
二人で抱き合った時に、攻め様は受け様を抱きながらママハハでもある先生を
思い浮かべ、自分が先生を欲情込みで好きだったと知ってしまう。
しかし、それと同時に相手は父親の恋人で、叶わぬ思いだと失恋気分。
更に攻め様はそんな気持ちもあり、受け様との関係に溺れこんでいくんです。

でも、それを先生に知られ、更に受け様が相手を弄んでいるように見えると言われ
受け様に対して、半分利用していた後ろめたい気持ちがあり、受け様に遊びで良いと
言われても、謝り、別れる事に・・・

父と先生の関係と自分たちの関係に悩みながら、相手を本気で好きなる様子が
切なさと、男同士と言う関係をあらためて見つめ直し考え、成長していく姿が
描かれている作品でした。


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