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表題作 ノットイコール2

芦塚凉 → 鈴木達央

末続果 → 野島裕史

その他キャラ
芦塚真帆[宮川美保]/ 果の祖母[高田みほ]/ 来場者[鈴木卓朗]

あらすじ

22年前から現代に戻った凉の前に現れたのは、22年後の “ 愛する人 ” だった。
時を経て現れた凉、つまり息子を果は頑なに拒絶する。
しかし、つい先ほどまであんなにも愛し合っていた余韻を忘れられない凉は、強引に果に迫るのだった。

作品情報

作品名
≠ ノットイコール(2)
著者
池玲文 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
脚本
桑田瑞紀
原画・イラスト
池玲文
オリジナル媒体
コミック
メーカー
Atis collection
シリーズ
≠ ノットイコール
収録時間
77 分
枚数
1 枚
ふろく
メーカー予約特典:フリートークCD
発売日
JANコード
4560223561208
4.6

(55)

(36)

萌々

(17)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
252
評価数
55
平均
4.6 / 5
神率
65.5%

レビュー投稿数8

長期戦の恋は想いじゃなく、重い。

原作未読、ドラマCD 1作目、視聴済

※こちらの作品は2作目なので、聞きたい方は
是非1作目から、聞いてください!
これから聞いたら、ついていけません。

いや~、重い…。想いが重い……。
二人の今後を考えてる父親が、だいぶ重い…
確かに、血の繋がった実の親子のラブストーリーなので、ホントにこんなことになったりすると、
すごく考えたりするのが普通なのかもしれないけど、、
リアリティーがありすぎて、そこは、もっとぶっ飛んでも良かったんじゃないかなぁ。

二人、違う場所でお互いを想い、オ○ニーをしちゃうところは、ある意味ぶっ飛んじゃってますけどw

攻めの息子は1作目は高校生だったのに、
2作目では、もうサラリーマン。
受けの父親は、1作目は14歳だったのに、
2作目では、…おじさん。
(何年間、息子の事を想い続けているのだろうか…重い……)

長期戦の恋は、重かった…

0

落としどころが秀逸

1から半年以上経って出た2。

現在に戻ってきたときに、二人ともタイムスリップで出会った過去の記憶がある。
結果、ガチの近親相姦だと気付く。

さあ、ここからです。
好きだから、一度は想いが通じたのだから押し通したい息子、そうはいかない父。
しかもあれから22年間、一度もお前は会いに来なかったのに…と言う父が切ない。
野島兄の重苦しいモノローグで進行する。

息子が吐露する「生理的嫌悪感の本質って何だ」「じゃあ俺は何のために生まれて来たんだ」はこの話の核ですね。
近親相姦、同性愛、時間軸のパラドックス。

ここからが…見事な収束なんだよなあ…。
そう簡単にはくっつかないけど、止まっていた時が動き出すし、現実に時は流れる。
17歳×14歳→20歳×40歳。

父→息子が「生涯でたった一人の好きな男」という落としどころになるのが、この形しかないと思うし、これで二人の幸せがイコールなら、それでいいと思わせる流れは、やはり秀逸なのだろう。
鶏が先か卵が先かの果てに…ですが。

絡みは何をしているのかわかりづらいし、短い中で、達央さんは爪痕を残しますねw
達央さんに関しては「うん!」の一言だけですが7歳も聴けます。

しかしながら…やはり野島兄の演技力にひれ伏すしかない作品。

2

想いはうまく噛み合うか?

さて2巻です。
前回の最後で現代に戻ってきて親子として遭遇したあたりで終わっているので今回は非常に重苦しい感じの展開です。
親子だと最初からわかっていて好きになった凉。
親子だとわかっていたらこんな関係になんてならなかったという果。
それぞれにそれは間違いじゃない気もして、想いがうまく噛み合わない。
果の負担とか親子だということに関しての自分の認識の甘さとかを知った凉が「親子」であることを選び、なんとか2人の関係を保とうとしていく。
以前よりずっとぎこちなくなったような親子関係。
その中で隠しても隠しても溢れてしまうような恋愛感情。
その揺らぎをキャストがうまく演じてらしたように感じました。

凉役のたっつん(鈴木達央さん)は、今回はずっと果を好きな気持ちが溢れてるというか。
穏やかで優しくて愛しそうで。
それゆえの苛立ちだったりもどかしさだったりもあってステキでした。
一方の果役の裕史さん(野島裕史さん)は始終ストイックな感じというか。
無理に硬くなってる感じというか。
気持ちはあるのにそれを隠すためにわざとそっけない感じだったり。
でも、ボーッとしてる感じのところとかすごく自然にかわいい感じだったり。
年齢よりも結構落ち着いた印象の声でした。
個人的なことをいえばえちシーンでもう少し甘さが出たらよかったかなぁとか。
凉の方はわりとガッツいてたり感情がダダ漏れなくらい溢れてるんですけど、それに比べると果はすごく控えめというか。
大人なので声のトーンも低めなのかもしれませんが、結構硬い感じの印象。
硬くても色気があればいいんですがそれもあまり感じられなかったんですよね。
もっと言えば痛そうというか、あまり気持ちよさそうに聞こえないというか…。
もうちょっと甘めで聞いてみたかった気がします。

巻末フリトはたっつんと裕史さん。
1巻に比べてかなりヘビーな内容。
なんとか2人的にはハッピーエンド?に収まってよかった。
14歳を演じる裕史さん。
7歳を演じるたっつん。
お互いに笑いそうになったり。

4

スィ~トな凉

たっつん目当てで買った割に1でも2でも野島兄に萌転がってしまいましたw
いやたっつんも大好きなんですが。
1では野島さんの14歳の果と36歳の果との使い分けがお上手で、
声優さんのすごさを再確認したのでした。
可愛い声の果も萌えましたが今回の大人な果の声にも萌転げる!!
そして凉の7歳の声「うん(0.1秒)」も可愛いかったです(笑)

2は元の時代に戻ってからのお話なので切なさ全開です。
演技をしていた鈴木さん・野島さんも重かったと言うくらい切ない話です。
だって果は正真正銘の父親。普通に考えたら重すぎる話です。

んがっ!声がですね、なんか全体的に甘い感じがどことなく漂っているんですよね。
特にたっつん!何となく、たっつんのほうが受けみたいな!?
どことなく甘えたような雰囲気が感じられるんですよ~。
もしかして父親に甘える子供みたいなイメージも入っているのかなぁ…?
あと社会人になってからのたっつんの声が絵のイメージより若い気がしました。
あ、濡れ場の時のたっつんなかなか良かったです。
少し恍惚とした感じで「入った…」のその後に少し低い声で「ありがとう、受け入れてくれて」の声が良かったですたい!!
たっつんの声が高くて一瞬どっちが受けか攻めか分からん感じのところありましたが。

凉が果に「かわいいよ」って言うシーンがあるんですが、
かわいいよって言ってる自分がかわいいよ!!ズキュン!

最後には甘えあいっこする二人に鼻血吹きました。
原作の描き下ろしが音声化されていて嬉しかったです。
毎度のことですが音声化したものを聞くと生々しくて、
自分で自分の耳をレイプしているかのような感覚に陥りますw

ところでBGMは前回と同じですがやっぱりピアノ曲がいいですね。
それとガムラン風のBGMも不思議な雰囲気を出していて好きです。
このシンプルな音作りが私好みでした。

8

『惜しい』の一言に尽きる

原作既読です。

原作の危うさ、脆さ、儚さ、重さ。
全て好きで好きでたまらない背徳感に塗れる感覚に陥る作品。

ドラマCD第1弾を聴き、凉役の鈴木達央さんの演技に物凄い感動と感激を覚えました。
目を瞑ればすぐ目の前で凉が動いている感じがして。
父でありつつ恋心を抱いてしまう果に対しての、違和感・焦り・ときめき。
それら全部が溢れ出てて、息苦しいくらい。
そして、野島裕史さん演じる果の演技に圧巻。
期待値は上がるばかりで、
「このままの空気で進んで欲しい」
「原作2巻の巻末にあった『=』は絶対収録されていて欲しい」
そんな事を思いながら、こちらのドラマCD第2弾を聴きました。


現代に戻ってきた凉と、実際の年齢になっている果。
決して交わる事がない思い。
大きな壁として立ちはだかる「実父」「実子」としての繋がり。
凉の中ではそんなもの壁なんかじゃないのだけれど、果は強く強くそれを理由とする。
迷いと決意。
落胆と浮上。
果の中の、20数年間の思いが爆発する瞬間までの、ジリジリとした重たい思いを丁寧に野島さんが演じてくれています。

何もかももう嫌になった時、最後の心の拠り所は、「息子」ではなく「愛する男」の凉で。
そんな果を、凉は受け入れて。
野島さんの声での絶望感。
達央さんの声での力強さ。
対極にあるようで交わる瞬間のあのシーンが、物凄く印象に残っています。


ですが。
私の中で大事だと思って居る「=(イコール)」。
勿論収録されていて、本当に嬉しかったです。
けれど。

二人『だけ』の世界。
世間では決して認められない、誰も許してくれない。
そんな背徳感が、物凄く足りない…。

というのも、達央さんの声も、野島さんの声も、何だか想像以上に甘い。

個人的には、もっと野島さんには、こう、「責任から背く厭らしさ」みたいな雰囲気を醸し出して欲しかったなぁと思うのです。

達央さん演じる凉は、責任とか倫理観とかそういう概念がそもそもないイメージ(=『好きになったのだから仕方ない』みたいな。果に比べて多少楽観的)なので、多少甘さが出てもいいとは思うのですが…。
本当に自分勝手な意見では有りますが、もうそこが私の中で腑に落ちない部分でした。
それまでが良かっただけに、最後に甘さは見せないで欲しかったなぁ…と。


本当に大好きで仕方ない原作、そしてドラマCD。
個人的には、後味が悪くてもいいから、もっと物っ凄いドロドロした二人の世界観が最後の最後に聴けたら良かったのになぁ、という思いを持って、聴き終えました。

6

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