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表題作薔薇の夜明け―薔薇の名前 4

瀬名勇,芸能プロ社長,第三の存在
山上彬,16歳,封殺師

あらすじ

『第三の存在』のひとり、フィラードの魔封じによって人格を変えさせられた山上彬は、それを解くために瀬名がとった荒療治で自我を失った。瀬名は激しく後悔しながらも『第三の存在』について調べるため大英博物館へ行くことを決意する。だが、紗倉、菜津央とともに機上の人となった瀬名の前にフィラードでも法王庁でもない新たな勢力が姿を現し…?

作品情報

作品名
薔薇の夜明け―薔薇の名前 4
著者
水戸泉 
イラスト
青樹緫 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
シリーズ
薔薇の名前
発売日
ISBN
9784829652169
3.1

(7)

(0)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
21
評価数
7
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

瀬名の真意

いつもの気の強いキャンキャン吠える彬が好きなので、この巻は寂しいです。
魔封じのピアスを壊したことで、自我を失い、始終無反応で、反応を見せるのは瀬名としている時だけ。
それも、いつもの強気受け要素がないので、ただの淫乱受けととなった姿を見るのが辛かったです。

第三の存在について調べる為に、大英博物館に行くことになり、瀬名、彬、菜津央、紗
倉の4人で旅立つことに。

なんでも自分の言いなりになる彬を見て、複雑な胸中になる瀬名。
いつも彬視点だけに、瀬名視点で彬のことを思っている瀬名を見るのが新鮮です。
どれだけ瀬名が彬のことを理解して、思っているのかわかるので、彼のわかりにくい愛に疑問を感じた時には、是非この巻を読んで欲しいです。

兄さん一途な菜津央と彬に関する独占欲は人一倍な瀬名とで、しょっちゅう対立していたのには、和まされました。
貴重な世界遺産さえ、彬さえ無事ならどうでもいいという彬第一主義には、呆れるを通り越して、感心してしまいます。
いつ敵がくるかわからないというのに、瀬名は彬とロウソクプレーにロウソクの台座を使っての道具攻めをする余裕があったりも。
あまりにもマイペース過ぎて、安心出来ます。
驚きの人物の再登場に徐々に明らかになっていく謎といい、先が気になるシリーズです。

エロ:★3 道具、ロウソク責め等。このシリーズにしては、大人しめです。
総合:★4 瀬名の彬への愛がわかるのがよかったです。

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