• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ろくでなしの義兄

山像健吾 姉の婚約者 
小笠原日愛 大学生

その他の収録作品

  • ろくでなしの彼
  • あとがき

あらすじ

日愛には、もうすぐ素敵なお義兄さんができる。姉が婚約した健吾さんは、かっこよくて頭がよくてお金持ちで、なによりとても優しそうな人。両親も日愛も、健吾が家族に加わる日が待ち遠しくてならない。──そんなある日、偶然、健吾のとんでもない裏の顔を知ってしまった日愛。絶対に姉と結婚させるわけにはいかないと決意するものの、卑劣な健吾の罠にはめられた日愛は、体を差し出すよう脅迫されて…!?

作品情報

作品名
ろくでなしの義兄
著者
森本あき 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775521281
3.2

(4)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
12
評価数
4
平均
3.2 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

初めての執着

鬼畜系の攻め様が姉思いの健気な弟をレイプするような内容なのですが、
攻めになる健吾は育った環境が複雑なせいもあるのでしょうが
かなり歪んでる性格で腹黒な本心を隠して優しく誠実な仮面を付けている2面性ありで
適当に選んだ複数遊びの関係を持った相手の一人と結婚することになるのですが、
本当にタイトル通りろくでなしさんであります。

でも遊びに相手にすら本性を見せない健吾が結婚相手に決めた女性の義弟になる
予定の日愛に本性を見られてしまう事態になり、かなり強引な手で義弟の口をふさぐ。
それが気絶させてレイプする流れ。
でも日愛は姉との婚約を解消してもらうために、健吾に代わりになれと抱かれることに
口では嫌だと言いながらも身体が言うことを聞かないという展開。
結果的には初めて健吾が執着した相手の日愛を好きになるのですが、
日愛もひどいを事され、脅迫を受けながら関係を持っているのに、性格が悪くて
いいところなど無いと知りつつ絆されるように惹かれる。
それでもこの日愛くんは、意外に強情で素直に思いを告げないツワモノでした。
ろくでなしに目を付けられながら結局相愛になり、ツンデレ気味な甘さも感じる
作品になっていた気がします。

1

背徳感はどこへ消えた

タイトルとあらすじで背徳感のある仄暗さをイメージしたのですが全く違いました。
全体的に重さがなくて軽くライトなストーリー展開です。
設定が設定なのに背徳感はとても薄味。
正直モヤモヤだけが残りました。


すみません、辛口になります。


攻めは人格破綻者。
外面の仮面を被れば完璧らしいですが、本性はまともな意思疎通ができません。
考え方も話す内容もすべて自分本位で、相手の言葉を聞いてるのか聞いてないのか…。
信じられるのは自分だけ。
それ以外は石ころぐらいにしか思ってない節がある人です。

この人の行動はイマイチしっくりきません。
人嫌いなのに彼女が10人。
人嫌いのくせに彼女にプロポーズ。
理由は一応語られてたけど、人嫌い部分が大きすぎて、
後から取って付けたようなものに感じました。
受けを好きになったのも良く理解出来なかったです。

受けは真面目で大人しそうな草食系…のはず。
でも話が進むにつれキャラ変してた(;´Д`A

「自分は姉を守ってるんだ!」と犠牲者ぶりながら、
最終的に姉の婚約者を寝とってるという後味の悪さ。
嫌々抱かれてるように見えないんですよね…( ̄▽ ̄;)
攻めとギャンギャン言い合うのが楽しそう。。。

キャラクターに全く魅力を感じず。
ストーリー展開もぶつ切りの話を繋ぎ合わせただけのようでイマイチ。

うーん…趣味じゃない寄りの中立で。


※評価変更します。すみません。
ちょっと時間を置いて見返しましたが、魅力の無さを再確認するだけに終わりました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP